混浴の温泉でタオル巻禁止にしているところはなぜしているのか?

温泉ソムリエの鈴木です。

この記事を読みました。

>>日本一深い自噴温泉岩風呂「白猿の湯」に入る 紅葉真っ盛りの鉛温泉 藤三旅館 宿泊記

藤三旅館は僕も宿泊したことがある温泉ですが、たしかに混浴時間帯、女性でもタオル巻き禁止にしています。同じく花巻温泉郷の大沢温泉にも混浴がありますが、こちらもタオル巻き禁止となっています。

同じ花巻市の温泉ですが、正直花巻市の保健所が変態なだけだと思うんですよね。

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写真は花巻温泉郷の大沢温泉です。この温泉、旅館の敷地から丸見えで普通の女性ならタオル巻き無しで入ることは出来ない温泉です。

でもなぜタオル巻きを禁止にしているのでしょうか?

タオル巻き禁止派の主張

混浴の温泉でタオル巻き禁止を主張する人がいます。なお僕はタオル巻きは「どうでも良い派」です。出来れば可にしておいて欲しいかな?と思っています。理由は嫁と一緒に温泉に行った時にタオル巻き禁止だと一緒に入れないから。

でもタオル巻き禁止を主張する人の言い分は

  • タオル巻きで温泉に入られると情緒が無くなる
  • お湯が汚くなる
  • タオル巻きで来るから汚いところを洗わずに入るから衛生的では無い

概ねこの3つのことを主張しています。でもね、わかっているんですよ、みんな。単に裸が見たいことに対してそれっぽい理由を無理やりつけていることを。

タオル巻きだと情緒が無くなる

タオル巻きだと情緒が無くなると主張する人、情緒って裸でいることですか?

温泉に求める情緒は人それぞれだと思いますが、普通はその風景や雰囲気であって別に人はそこに含まれないのでは?むしろ丸裸で入られた方が僕も男ですから気になって情緒が感じられません。

それよりはタオル巻きで入ってもらった方が気にならない分、温泉そのものを楽しめます。

それに日本人は温泉でのタオル巻きという姿に慣れています。理由は今でも最大のメディアと言えばテレビです。テレビで温泉特集は頻繁に行われ、タオル巻き姿で温泉に入る風景はよく見られており、タオル巻きで温泉に入る姿は刷り込まれている訳です。

それにタオル巻きだと情緒が無くなると言っている人の多くは温泉マニアです。マニアって自分の好きなことにいわゆる「にわか」が侵食してくることを嫌うんですよね。でも温泉宿にしてみれば泊まってくれる人がありがたい訳で、そこにマニアであることを求めていません。むしろ口うるさいマニアを敬遠したいんじゃないのかな?と思うくらい。特にワニ(混浴で女性の裸を見るために何時間でも潜むおかしい輩)である温泉マニアは邪魔なだけです。

お湯が汚くなる

タオルに洗剤が残っていたり、タオルの繊維がお湯に散らばってお湯が汚くなるからタオル巻きは禁止すべきだという主張があります。

これ一理あるように思いますが、宿が指定したものだけにすれば解決します。

岐阜県に「新平湯温泉 奥飛騨ガーデンホテル焼岳」という温泉ホテルがあります。ここは混浴の温泉です。でタオル巻き禁止ですが湯浴み着を着用することが義務付けられています。

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上記の右側のマネキンがつけているものは男性用の湯浴み着です。女性用は胸から腿までのものになっています。

この湯浴み着の素材は普通のタオル生地ではなくサラっとした感じの布地でタオルのようにほつれて繊維が毛羽立つこともなくお湯も汚くなるものでもありません。

この温泉ホテルは湯浴み着を着用にしてくれているので家族やカップルでも気兼ねなく入れるが良いところ。

タオル巻きで来るから汚いところを洗わずに入るから衛生的では無い

これが一番正論っぽく感じますが、そもそも男性でもお尻や前をきちんと入浴前に洗って入る人ってどれだけいますか?洗わずに入る人だって結構います。

もちろん洗って入るべきですが、それなら混浴の前に身体を洗ってからご入浴下さいって指示をして混浴に入る時にも女性用のブースでも作っておいてそこで洗ってから入ってもらうようにすれば解決しますよね。解決方法はある訳です。

股間をきちんと洗ってから入るように指示しても洗わない人は洗わないし、指示しなくても洗う人は洗います。タオル巻きがあるからしないとかするとか、そんなの関係なくて個人のマナーと意識の問題ではないでしょうか?

それに混浴でタオル巻無しで女性があそこやお尻を念入りに洗っている姿を想像してください。本当に変態に見えませんか?

実際に混浴で変態な女性にあったことってありますか?僕はあります。凄く綺麗な人でしたが目の前で見せられると物凄く怖いですよ。

あそこがツルンツルンで見せつけてくるんですよ。そんなの怖いだけですって。

逆に隠してくださいって思いますから。それに男性はモロよりもチラリズムの方が好きですよね。

循環ろ過の温泉ならタオル巻き禁止は分かる

混浴で循環ろ過の温泉は少ないのですが、循環ろ過の温泉でタオル巻きを禁止にしているのはそれは致し方ないです。

理由は循環ろ過装置にタオルの繊維が溜まって細菌の繁殖の温床になってしまい衛生上問題があるからです。

でも源泉かけ流しであればお湯と一緒にタオルの繊維は流れていくので別に細菌の繁殖の温床になることはありません。

別の言い方をすれば源泉かけ流しなら別にタオル巻きを禁止にしなくても問題無い訳です。

源泉かけ流しでもタオル巻きを禁止にすべき場合

ただし源泉かけ流しでもタオル巻きを禁止にせざるを得ない場合も考えられます。

源泉かけ流しは湧き出した温泉をそのまま浴槽に入れることではありません。日本源泉かけ流し温泉協会が「源泉かけ流し」と定義しているものは下記の条件になっています。

湧き出したままの成分を損なわない源泉が、新鮮な状態のままで浴槽を満たしていること

[加温と加水について]

当協会の加温と加水に対する見解は以下の通りです。

  • 基本はあくまでも“源泉100%”だが、入浴に適した温度にするため、泉質を損なわない範囲での最低限の加水・加温は認める
  • 湯量不足を補うための水増し加水は認めない

日本源泉かけ流し温泉協会 | 源泉かけ流しとはより

僕も源泉かけ流しというものは上記の認識でいました。100度近い温度の温泉なら加水してでもヌルくした方が温泉の鮮度が保たれることもあるので加水は別に構わないと思いますし、いくら良い成分の温泉でも冷たいのであれば加温した方が良いと思います。ただし湯量の不足のために加水することは違うよねと。

ただし適した温度は分かるのですが泉質を損なわない加水はどの程度のものなのかの指針があった方が良いのではないかと思う訳です。監修をされている松田忠徳先生にはこの点も追記していって欲しいと思います。

前置きが長くなりましたが、源泉かけ流しでも湯量が少ない場合が考えられます。その場合は泉質を損なわないようにするため加水をせずに少ない源泉で対応しようと考える温泉施設が出てきても不思議ではありません。実際にそういう宿はあります。

その場合、源泉が少ないため源泉が注ぎ込む量が少なくなるためお湯の入れ替わりが頻繁ではなくなる可能性はあります。その状態でタオル巻きで入られるとタオルの繊維が浴槽内に沈殿したり浮遊している時間が長くなり衛生的にはよく無くなる可能性もあります。

その場合はタオル巻きを禁止にしなければいけない可能性も出てくる訳です。この場合の対応はタオル巻きは禁止にして繊維が出ない布地の湯浴み着による対応をしなければならないのですが、源泉量が少ないため浴槽も大きくは出来ないため大量の入浴者を受け入れることが出来ません。つまり収入を増やすことが難しくなります。収入が無いのに専用の湯浴み着を用意させるというのも酷な話です。

もちろん入浴料を高めにして対応させるということも考えられますが、善意で出来るだけ安い価格で入浴してもらいたいと考えればタオル巻き禁止に出るのも致し方ないのかなとは思います。

でもそういう宿はのんびりとひっそりとしていることが多いのでそれはそれで良いのかな?と。でも花巻市、お前はダメだ。

鉛温泉の「白猿の湯」の湧出量は測定出来ていないということですが「上の湯」を除いて250L/分以上の湧出量があり、衛生的に循環出来るだけの湯量があると思います。

大沢温泉は個別の湧出量はわかりませんが合計では700L/分の湧出量があります。

花巻市の保健所の担当者はおかしい

だからぶっちゃけて言えば花巻市の保健所の担当者はおかしいんですよ。岩手県の他の市町村ではタオル巻きOKの混浴もありますし、お隣秋田県でタオル巻き禁止の混浴を僕は知りません。

なぜそこまでしてタオル巻き禁止にこだわるのか?それよりはタオル巻きOKにしてもっと観光客を誘致した方が良いんじゃなの?

特に外国人観光客が多くなっているのだから、外国人の多くは水着で温泉には入るものという感覚だし全裸で温泉に入るなんておかしいと思っている人もいます。

花巻市が本当に観光客をもっと呼びたいのならタオル巻き禁止なんて行わない方が良いんですよ。それだけで女性が選択候補に入れなくなることの方が多いのだから。

だから僕は結婚後に花巻市の近くを通ることがあっても花巻市の温泉には行かない訳で。その手前の雫石や八幡平の辺りに泊まってしまう訳で。

花巻市は観光財源を確保するためにはもっと柔軟にすべき

花巻市って世界遺産である平泉と県庁所在地である盛岡、そして人気の観光地である遠野のちょうど中心にある街です。つまりは岩手観光の拠点に物凄く良いポジションにある訳です。おまけに空港もあるので観光の拠点になるべき街です。

でも、観光資源をあまりに大切にしてないからリピーターが増えないと思うんですよね。だって人気の宿が混浴でも女性には非常に入りづらい訳でリピートしようとは思わないでしょうから。

今、地方の観光地は外国人観光客を呼ぶ努力をするか日本人向けならリピーターを増やす施策をするか、どちらかしか無い訳で。

その両方を無視している花巻市って今は財政が上手く行っていても先は長く無いように思います。

花巻市の宿が悪いのではなく花巻市の運営が悪いと言わざるをえない状況だと思います。

いくら分かりやすい財政状況を発表していても意味無いですよ。

とは言っても僕もこれは嫌だ!と思うものがあります。

派手なタオルや水着は嫌だ

僕が温泉に求める1番は景色や情緒なんですよ。だからタオル巻きは別にどうでも良いのですがあまりにもカラフルなタオルは景色や情緒を損なわせるのは確か。キャラクター付きのタオルとか複数の色を使っている派手なタオルとか。そういうのはいくらタオル巻き可の温泉でもやめて欲しいと思います。

白とか黒とかグリーンとか、派手ではないものなら全く気にならないのですが以前、某夢の国のキャラクターが大きく描かれたタオルで入ってきている人がいた時は違うタオルにして欲しいな~とは思いました。

また水着可の温泉にしても同じでカラフルすぎる水着はやはりやめて欲しいとは思います。

カラフル過ぎる水着やタオルだとやっぱり景色に合わないですし、情緒を損なわせますから。だから派手では無いタオル、派手では無い水着なら僕は別に良いと思っています。

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