Googleが網羅性のある記事を推奨したがためにキュレーションサイトが乱立し、関係ない情報までを含めた記事が検索結果上位に並ぶ、まさにGoogleの検索が使えなくなってきています。
特に「駅名+目的」というキーワードの組み合わせで検索した時に既に使い物にならない検索結果しか出てこないように思います。
「駅名+温泉」では情報は見つからない
例えば長距離バスで地方に遊びに行こうと考えた時、「駅名+日帰り温泉」なんてキーワードで検索する人もいるのではないでしょうか?
「仙台駅 日帰り温泉」で検索をしてみるとどうなるか?
検索結果の上位3位まではいわゆる仙台の日帰り温泉をまとめて紹介しているコンテンツが出てきます。
仙台駅ではなく仙台の検索結果しか出てきません。
「仙台駅 日帰り温泉」と「仙台 日帰り温泉」では検索意図は全く違うように思いますが、どうですか?
「仙台駅 日帰り温泉」で検索する人は仙台駅から徒歩圏内の日帰り温泉を求めていると僕は考えます。でも検索結果の上位3サイトは「仙台の日帰り温泉」を説明しているものです。
最初に書いておくと仙台駅から徒歩圏内で行ける日帰り温泉は1箇所しかありません。
で検索結果1位の記事にはその仙台駅から徒歩圏内の日帰り温泉は紹介されていません。でも1位に表示されるんですね。
Googleは情報の正確性は担保していないと公言している訳ですが、検索結果の1位に肝心の情報が無いものまで表示させてしまっており、このようなことが多くなればGoogleの検索を使わないという人も増えていき、Googleにとってはメリットは何も無い状況になっています。
他にも「駅名+目的」のキーワードだと駅からの徒歩圏内の情報が得られる検索結果は本当に見つからない状況になっています。
「名古屋駅 日帰り温泉」や「秋田駅 日帰り温泉」「福島駅 日帰り温泉」もダメダメな検索結果が上位に来ています。
他にも「仙台駅 牛タン」「秋田駅 きりたんぽ」もダメダメな検索結果でした。
Googleはまだ「地名」と「地名+駅」との区別がついてない
思うにGoogleはまだ「地名+目的」と「駅前+目的」の区別がついていない状態であって、これってモバイル検索をする立場からすると不便極まりない結果しか出てこないってことです。
網羅性のある記事をGoogleは検索結果上位に表示することはよく知られていることですが、この網羅性が逆に駅前キーワードでは検索利用者には使えない結果しか出てこない状態になっています。
だから役立たないキュレーションメディアの記事が上位に来て肝心の情報はよくて4位とか5位、場合によっては2ページ目以降じゃないと見つからないこともあったりします。
パソコンで見るのならまだ次から次へと検索を絞り込んでいけば良いのですが、スマホだと本当に不便。
だからこそチャンスもある
だからこそ駅名+目的のキーワードはまだまだチャンスがあると思います。タイトルで必要な情報(この場合駅名+目的)をきちんと表示させておけばクリック率は高くなっていくと思います。
地域特化のブログが注目を集めているのですが、地域特化ブログは「駅名+目的」で攻めていけばキュレーションメディアを出し抜けるのではないでしょうか?1つの記事に情報の網羅性は駅名キーワードでは不要と思う人も多いと思うので、情報の網羅性ではなく情報の絞込が地域ブログの活路だと思いました。
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