自称、初心者に優しい鈴木です。
ブログやホームページを作る場合、サイト設計・カテゴリー設計が必要と言われてもどうも今ひとつ分からないという人もいるようです。
こんなことを呟いたら割と「いいね」をいただきました。
WordPressでブログするけどカテゴリーとタグに悩んだら一旦はカテゴリー未設定で記事を書いて、記事が30、50となってきたら見直してからカテゴリー設定しても良いんじゃないかな。
ただその場合、パーマリンク設定は投稿名にしておくこと。 pic.twitter.com/1tnNw6eIkP
— 鈴木利典@サポカン&北海道PRESS (@suzukidesu_com) 2018年12月18日
WordPressでブログやホームページを作りたいけど、サイト設計・カテゴリー設計ってどうやって行うのか分からない場合、一旦はサイト設計やカテゴリー設計をせずに開始して、記事を書くことに慣れることに専念した方が良い場合もあります。
でも、後でサイト設計・カテゴリー設計をするのであれば先に行っておいた方が良い設定があるので、説明します。
サイト設計・カテゴリー設計せずにWordPressで記事を書く場合の初期設定
WordPressでサイト設計・カテゴリー設計(タグ設計)せずにWordPressで記事を書く場合の初期設定は2つです。
パーマリンク設定は投稿名で
パーマリンクとは、URLの後半部分のことです。
例えば、この記事であれば
「suzukidesu.com/no-site-design/」の「no-site-design」の部分です。
どこからどこまでがパーマリンクかという話はありますが、トップレベルドメイン(.comとか.or.jp等)から後と考えるのが一般的です。
WordPressでパーマリンクの設定は下記の図のところから行います。
「設定」から「パーマリンク設定」をクリックします。
上記がパーマリンク設定の共通設定項目です。
ここで投稿名を選びます。
投稿名で登録する理由は、SEO的な問題です。ここでは省略します。
カテゴリー設計がしっかりしている場合は、カスタム構造で
「/%category%/%postname%/」
とした方が良いとされていますが、最近のURLを見ない・スマホ傾向を考えるとそれほど気にしなくても良いと個人的には思っています。
カテゴリーにはnoindex設定を行う
カテゴリー設計・タグ設計をしていない場合、カテゴリーをGoogleの検索結果に登録されないようにするため、カテゴリーページ及びタグページはnoindexにしておきます。
noindexとは、Google等の検索エンジンに検索結果に出すための前段階として検索結果に登録しないでね、と伝えることです。
WordPressでカテゴリーページをnoindexにする方法はいくつかあり、またテーマによってはテーマの機能で出来るものもあります。
ただ初心者だと分かりにくいので一番簡単なのは、「All in One SEO Pack」というプラグインを入れて、設定することでしょう。
上記の項目の一番上の「カテゴリーにnoindexを使用」一番下の「タグをnoindxにする」にチェックを入れて「設定を更新」をクリックすればOKです。
なお1人でWordPressで運営している場合は、「日付別にアーカイブにnoindexを使用」「投稿者アーカイブにnoindexを適用」にもチェックを入れておくことを推奨します。
理由は同じコンテンツが2つ出来上がることがあり重複コンテンツとみなされる場合もあるからです(今のGoogleはそれくらいは区別をつけてくれると思いますがリスクを減らすという意味合いで行っておいた方が良いでしょう。
記事がたまってきたら記事の棚卸をしよう
記事が30、40、50とたまってきたら、記事の棚卸をしてみましょう。
この記事とこの記事は同じ区分だな~とか、この記事とこの記事は同じ区分だけどもう少し分類したい・・・なんてことが見えてくると思います。
例えば、30個記事があって内10記事が旅行、うち10記事が書評、うち10記事が食べたものだった場合
- 旅行記
- 読書
- グルメ
という区分が生まれてきますよね。
この時に旅行記は更に都道府県別に区分出来たり、観光スポットと宿泊したホテルに区分出来たりするでしょう。
書評でも、小説・技術書・漫画という区分が出来るかもしれません。
グルメなら和洋中という区分になるかもしれませんし、価格別の区分になるかもしれません。
この時に細かくなり過ぎないようにすることも大切です。
その時に縦軸と横軸で考えてみてください。
詳しくは下記の記事に書いてあります。
棚卸をしたら、カテゴリー名とタグ名を考えます。
カテゴリー名とタグ名はどんな記事が入っているかわかりやすい名称にします。出来れば、そのまま検索されそうなキーワードにすることが理想的です。
旅行記で都道府県別に分けるのなら東京旅行・宮城旅行・愛知旅行とかになるかもしれません。
タグであればホテル・美術館・遊園地・展望スポット となるかもしれません。
この時、旅行記で都道府県別にカテゴリーを決めた場合、現在は3都県しか訪問していなくても将来的に全国に行くかもしれないのであれば全部の都道府県を登録してしまっても良いでしょう。
タグも同様でグルメで和洋中と決めたけど、後でスイーツやアジアンも入れるかもと思ったらスイーツ・アジアンというカテゴリーも登録してしまいましょう。
WordPressにカテゴリーとタグを登録する
カテゴリーとタグが決まったら、カテゴリーとタグを登録していきます。
名前はカテゴリー名を入力します。
スラッグは、出来ればアルファベットで入力します。
旅行で都道府県別で東京旅行であれば、「tokyo」だけでも良いですし「tokyo-travel」でも良いでしょう。ただし長くなりすぎないようにしてください。
親カテゴリーですが、旅行に関してなら「旅行」という親カテゴリーに対して「東京」とか「宮城」とか「北海道」という子カテゴリーを作っても構いません。
むしろその方が分かりやすくなりますよね。
続いてタグについても入力して登録していきます。
スラッグはカテゴリー同様、出来るだけアルファベットで登録してください。
記事にカテゴリーとタグを登録していく
続いて書いた記事に対してカテゴリーとタグを登録していきます。
1つ1つ記事を開いて再編集していると手間なので投稿一覧の画面から行っていきます。
記事一覧で記事のタイトル辺りにマウスのカーソルを合わせると「クリック編集」という項目が出るので、「クリック編集」をクリックします。
するとカテゴリーとタグが登録できる画面が出るので、上記の図の通りカテゴリーとタグを登録します。
タグで2つ以上登録する場合は、カンマで区切ってください。
例えば「展望台」と「夜景」の2つを登録したいのなら「展望台,夜景」と入力します。
そして登録を押せばカテゴリーとタグが設定されます。
全部の記事に登録が終わったら、「All in One SEO Pack」で「カテゴリーにnoindexを使用」「タグをnoindxにする」のチェックを外して登録・更新します。
これで完成です。
追記
全部の記事に登録が終わったら、「All in One SEO Pack」で「カテゴリーにnoindexを使用」「タグをnoindxにする」のチェックを外して登録・更新します。
余分なことを書くと混乱させると思って省きましたが、上記の引用部分でチェックを外して、noindexからindex(Googleにインデックスさせる)に変更しています。
どうも勘違いされているようだったので、追記しました。
noindexのままではありません。
カテゴリーを設定していない段階でインデックスさせても意味が無いからnoindexにしてあるだけであり、カテゴリーを設定したらindexさせないのは勿体無いです。
フロー情報で特定のクエリならカテゴリーページがインデックスされることもあります。
「格安SIM 速度 東京」で検索してください。
検索結果1位か2位の記事がカテゴリーページになっているのがわかります(2018年12月24日現在)。
カテゴリーやタグは結構悩むもの
カテゴリーやタグは結構悩むものですし、僕も最初は失敗しています。
初めてブログやサイトを作ろうとする人が間違いの無いカテゴリー設計・タグ設計なんて無理だと思います。
よほど勘の良い人か、かなり悩んだ人、分類に関する学問をされた方でなければ無理だと思います。
それに悩むよりもまずは文章を書くことになれたり、文章を書く習慣を身に着けた後にカテゴリーやタグを決めても大丈夫です。
いくつか記事を書いてから分類をすれば何となくカテゴリーやタグというものが分かってくるので、それから行っても大丈夫ですよ。
以上です。
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