春はどこに行ったんだろう?と思う札幌在住の鈴木です。
僕が今の系譜のハンドルネーム(今は本名だけど)でブログを始めたのは2014年の1月。(ハンドルネームって既に言わないとか言わない)
はてなブログでスタートしました。今はほとんど更新していないはてなブログですが、仲良くなったブロガーに「やまま」さんというブロガーさんがいまして、このたびkindle本を出したということで、早速購入して読んでみました。
ブログ本だけど、ブログ本では無い、アクセスアップとか収益化とかには正直なところ役立たないけど、非常にブログに役立つ?
内容の面白い本というか、これはエッセイだなという内容で非常に面白かったんですよ。
本来のブログってこういうものじゃない?
実は出版する3週間前にやままさんから、kindle本を出すってことは教えてもらっていました。
で発売日の数日前に予約出来るようになっていたので予約したけど、やままさんから、e-pubデータで送りますよって連絡が来たのは予約した翌日でしたww
それはさておき、昨今のブログ・アフィリエイトブームで本屋さんに行けば、ブログのアクセスアップや収益化の本はずらずらと並んでいることが多くなっていますよね。
もう、そんな本ばかり出す著者ってどうかと思うのですが、この本ははっきりいって、収益化とかPVアップとか全く書かれていません。
読んでも恐らくこの本のおかげで直接的にPVアップとか収益化につながる人はいないと思います。
でも、この本を読んで非常に強く思ったことは
ブログって本来こういうものじゃない?
ってことです。
せっかく書くブログだから収益化も出来たら良いなって考え方はもちろんあって良いと思うし、収益化のためにブログを書くのも良いと思います。
でも、ブログって悶々とした気持ちを外に向けられる手段の1つで、そういうことをただ自分の熱意だけでつらつらを書いていくものということを思い出させてくれる内容となっているんですね。
これがアラサー女性の熱量か・・・
とほとばしるパトスに一気読みしてしまう作品です。
わかりすぎるのが辛い
・毎日更新で人気者になるあの子と無名なままの私
−あの子と私、なにが違うのだ!
−必死の毎日更新
−原因は金か?
−営業なしに人気者になれると思うなよ
上記は今回の本の目次です。第3章になるところですかね。
誰かと比べて自分のブログはなぜこうも読まれないのか?
そう悩む人は多いと思います。そんな悶々とした気持ちがず~っと描かれています。
でも、これ誰のことを言ってるのかわかるだけに辛いっす。
うん、その人のことを知らなくても、気持ちが分かるだけに辛いっす。
僕も20代(後半)の頃にテキストサイトを作っていた頃、その気持ちは存分に味わいました。
このテキストサイトよりも僕の作ったテキストサイトの方が絶対に面白いのに!
と悶々とした気持ちを味わっていただけに凄く共感できるないようで、逆に辛い。
でも、こういう気持ちがあってこそ人なんだよね。
人間だもの
こんにちは、ハンマーブロスです。
この本で爆笑しながら読んだのが目次で言うとこのところ。
・丸腰で臨んだブロガーオフ会
−はてな村のハンマーブロス
−ハンマーブロスが「オフ会」を開くと言うものだから
−斧はどこへ?和やかランチタイム
−友人ネットワークのひとつとして「オフ会」を楽しむ
へ~、ハンマーブロスね~・・・・
って、これ鈴○こ○らの事じゃん!ww
やばいよ、この本、第3章から第4章、誰のことを書いているのかわかりすぎて、でも身内ネタだけにとどまって無くて、やままさんのことを知らなくても読み進められる内容になっているだけでなく、これがまた面白いんですよ。
元々、僕はやままさんのブログの読者でした。
読みやすい、引きずり込まれる文章
僕には書けない文章です。
多分書道展でハンマーブロス氏と食べたカレー
凡人の星になるのではなく自分が星になる
このkindle本を読んで気になったところはいくつかありますが、是非読んで欲しいところは
正統派のグルメ記事を書こうと、無理やりがんばらないでいいんだと気付かされました。正しい(?)食レポはグルメ雑誌や食通のレビュー記事など「その道のプロ」にお任せして、私は我流の体験記をまとめればよいのだ!感じたことをそのままで書く”Don’t think!Feel”は「食レポ道」にも通じていたのです。
本文から転載しました。
そう、これ、これなんですよ。
PVアップを目指したり収益化を目指しすぎると面白みの無い自分らしさの無い文章にどんどんとなっていきます。
勢いが消されていくんですよね。
更に、それわざわざ自分が書かないといけないものなの?的な記事が増えていくんです。
昨今のSEO事情を見ていれば、検索上位は大手企業の記事ばかりなのはご存知の方も多いと思います。
どこをクリックしても同じ内容の記事ばかりということもありますが、そんな記事をわざわざ検索順位も上がらないのに自分のブログに書く必要性があるのか?ってことですよ。
それならあなたにしか出来ない我流の表現方法で熱烈に自分の思いを書き出した方が読まれるんです。
これからブログを始めるという人、これまで1~2年ブログをしてきたけど全くPVも無いし収益化も出来ていないけど、どうしようという人にはきっと背中を押してくれて自分の方向性を考えさせてくれる1冊になっていると思います。
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