震災・災害時に見るネットテレビ・AbemaTVのインフラ化と格安SIMより大手キャリアが比較して安心

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北海道胆振東部地震時のJR札幌駅 生活

SoftBank回線もそれなりには契約している鈴木です。

そういえばこのブログでは北海道胆振東部地震のことを書いてなかったのですが、先日ある人と飲んだ時に、北海道胆振東部地震の話になって、AbemaTVが地震の時にはインフラになって助かったという話をして思い出したのでネットテレビの重要性について、北海道胆振東部地震を経験した立場から説明していきます。

ClickAbemaTV

停電したら震災情報はスマホかラジオのみ

北海道胆振東部地震は北海道全域で停電となった「ブラックアウト」が発生しました。

停電が早く復旧したところでも10時間以上停電が続き震災情報をテレビで見ようとしてもテレビが見られないという事態になりました。

情報を自宅で得ようとしてもスマホを使うかラジオ(電池式)しか無い状況になっていた訳です。

しかしラジオだとビジュアル的にどういう状況なのか分からない欠点があります。

スマホにワンセグ機能がついていてテレビが見られれば良いのですが、日本においてシェア4割以上(一時は6割超えていたけど減ったんですね)となっているのはiPhoneでワンセグ機能はついていません。

幸い僕の家にはワンセグ付きのスマホもタブレットもあるので、ワンセグで震災後は情報を得ることが出来ましたが、実はワンセグ付きのスマホもタブレットもあることも忘れていて、テレビ見られないと呟いたら友人からFacebookのメッセンジャーを通じて、

「AbemaTVなら見られるよ、地震の特集してるよ」

と教えてもらって最初はAbemaTVで情報収集していました。

でももし僕がワンセグ付きのスマホもタブレットも持っていなかったら、そのままAbemaTVを見続けていた訳です。

  • iPhoneしか無い場合=ワンセグは標準では見られない
  • ワンセグ対応のスマホやタブレットが無い場合=テレビから情報は得られない

だからネットテレビは震災・災害時にすごく重宝するものになっています。

AbemaTVは特集で北海道胆振東部地震を放送

震災当時、AbemaTVは特集を組んで北海道胆振東部地震について放送しました。

スマホでAbemaTVを見て情報を得た方は非常に多いと思います。

Twitter等のSNSでも情報は得られますが、公式な情報ではないデマも広がり信用して良い情報かどうかの選択も難しくなっていました。

やっぱりテレビからの情報って震災の時はとても役立つんですよ。

スマホならバッテリーが保つ限りネット環境があればAbemaTV等のネットテレビが放送をしてくれれば情報を得られる訳です。

問題はパケットの消費とバッテリーの消耗です。

バッテリーに関して言えば普段からモバイルバッテリーを用意しておけば対応が出来ます。

特にソーラーチャージャー機能がついているモバイルバッテリーならより安心です。

残る問題は、パケットです。

大手キャリアとのサブブランドは震災時安心して使える

北海道胆振東部地震の時、大手キャリアとサブブランドはパケット無制限を打ち出しました。

  • docomo
  • au
  • SoftBank
  • UQモバイル(チャージ無償)
  • Y!mobile(チャージ無償)
  • BIGLOBEモバイル(チャージ無償 BIGLOBEはauと同じKDDI)

他の格安スマホ・格安SIMにおいては、nuroモバイルが10GBを無料付与しましたが、これが最大値のようで、DTI SIMは5GB、IIJやNifMoは2GBのパケット無料付与でしたが、パケット無償提供を行っていない格安SIMも多数あります。

こういう時に大手キャリアや大手キャリアのサブブランドを使っていると本当に安心が出来ます。

よくネットでは格安SIMにしない人は情弱という人もいますが、震災時対応を考えるのなら、やはり大手キャリアかせめてサブブランドにしておいた方が良いことが分かります。

パケット制限がなくなるので、安心して動画のように大量にパケットを消費するコンテンツも見ることが出来ます。

また携帯電話は、インターネットに繋げるためにはPOI(相互接続点)という設備を一旦通ります。

POIを通らないと通信が出来ないのですが、大手キャリア及びサブブランドと一部のMVNOは関東と関西の2カ所にこの施設を持っていますが、ほとんどのMVNOは関東のみ、もしくは関西のみとなっています。

地震で物理的にPOIが破壊されたり電力の供給が長時間遮断された場合、インターネットにすら繋がらなくなります。

関東のみにPOIを持っているMVNOだと、関東で大規模な震災が起こって物理的にPOIが破壊された時に通信が出来なくなる訳です。

しかし関西にもPOIを持っているのであれば、関西に繋げてくれるので通信が出来る可能性が高くなります。

(そもそも関東や関西で大規模な震災が起きてPOIが物理的に破壊されるようなことが起きたらPOIが2拠点でも1拠点に集中してしまいパンクする可能があるので完全につながるかどうかは分かりませんし、中継施設が破壊されて届かない可能性もあるので、通信出来る可能性が高いという表現にとどめています)

あくまでも可能性の話ですが、POIが2カ所あるというのは大規模震災時でも1カ所のPOIしか無い格安SIMの多くの会社に比べれば通信出来る可能性が高い訳です。

だから「安いから格安SIMにしよう!」という震災時の対応を説明せずに煽るだけの人って、どうも僕は苦手です。

格安SIM30社以上を使い、3年以上いろいろな格安SIMを使って僕が出した答えは

  • メイン回線としてdocomoのスマホ
  • サブ回線としてUQ mobile

という2つの回線を持っているのが震災時に一番安心出来るパターンだなということです。

場合によってはY!mobileでも良いのですが、先日のSoftBankの大規模通信障害を見てしまうとちょっと勧められないですよね。

実際に北海道胆振東部地震の時に一番通信が不安定になったのはSoftBankでしたから。

もちろん震災時に通信出来るかどうかは、震源地に近いところに基地局があればどこのキャリアでも通信が出来なくなったり不安定になるので、運的要素もあります。

WiMAXが使えなくなった北海道胆振東部地震

実は僕、WiMAXも8回線契約しているんですよ。

でも北海道胆振東部地震の時、WiMAX回線はしばらく全滅しました(厳密にはWiMAXもWiMAX2+も)。

圏外になって使えない状態になったのです。

東日本大震災の時はWiMAXが使えた!ということを聞いたので大容量のパケットが使えるWiMAXは震災の時に便利だろうと思ったのですが、おそらく地域全体で停電になってしまったら使えなくなるのかな?と。

SoftBankが大規模な障害を起こした時の対応としてWiMAXを勧めている人もいましたが、災害時にWiMAXが使えるかどうかと言えば、その時にならないと分かりません。

(その理屈ならデータSIM契約した方が圧倒的にオトクなんですけどね)

ただWiMAXよりはSoftBankの方がまだ通信エリアを考えれば安心だと言えます。

あくまでもWiMAXは日常で大容量のデータ通信が必要な人向けなものであって災害時用のものではありませんから。

もちろん、契約しておくことで通信の可能性の幅が広がるので無いよりはあった方が良いかもしれませんが、電波の種類的には携帯電話と比べれば弱くなっています。

先日、札幌で最も高い建造物であるJRタワーの展望室T38でWiMAXが使えるか試したのですが、展望室の北側・東側・北西側では圏外となり使えず、南側・南西側では使えるということを確認しました。

また札幌の地下街でも一部WiMAXは通信が出来ません。

高所及び地下街、ビルの奥だとWiMAXは通じないことが多くなっていますが、それは電波の特性上、そういうものです。

震災時に地下に閉じ込められた場合、WiMAXしか無ければそもそも通信が出来ないこともあるので、例えば普段の通話がLINEやSkype、050Plus等でWiMAX経由で使っているということであれば、危険なので僕はやめておいた方が良いとは思っています。

そういうことを知っていて使う分には個人の自由ですが、むやみにiPodでもWiMAXで通話出来るからとかSIMなんて無くてもWiMAX契約しておけば通話が出来るとか、詳しく無い人に向けて情報を発信するのはどうかと思います。

本当に災害時に一番安全性が高いのは、音声通話が出来る大手キャリアか大手キャリアのサブブランドです。

この記事を書いていた日、ソニーのiPhoneというパワーワードがTwitterで流行りました。

元ネタは下記の記事です。

こういう全くスマホやWi-Fiについて詳しく無い層ってそれなりにいるんですよね。

そういう層だからこそ、安心して使える大手キャリアのままで良いと思います。情弱!とか言ってそういう層を格安SIMにすると余計に携帯電話売り場の人は苦労するので、やめてあげましょうよ。

そういう層への対応を含めた料金も加味して大手キャリアがあるのですから。

そういう層を減らせれば携帯電話料金ももう少し安く出来るんでしょうけどね・・・

北海道胆振東部地震、停電が復旧しても見れなかったテレビ

理由はわかりませんが、北海道胆振東部地震の時停電から復旧してもテレビアンテナのアンテナ感度が上がらずテレビが見れない事態が続いていました。

地震や台風等の災害時、アンテナがズレて見れなくなるということはありますが、僕の家はマンションでアンテナがズレて見れなくなるということは無いはずでした。

実際にアンテナがズレてなくてもテレビが見れない!という声はネットでいくつか発見することが出来たので、別の問題だったようです。

札幌の一部地域ではJ:COMを利用して地上波を見ているところもあるので、その関係かもしれません。

台風であればアンテナが吹き飛ぶということもありテレビが見れなくなる可能性もあるので、災害時にはテレビが見れなくなる可能性も考慮に入れておく必要性があると思いました。

ネットテレビは震災時対応を考えるべき時代へ

インターネットを使ったテレビというのは今はかなり増えています。

政府系・国営放送でも今はあります。

でも、これらの政府系・国営放送のインターネットテレビが北海道胆振東部地震の時にどういう対応を行っていたのか分かりませんが、Twitterで北海道胆振東部地震があった時に全く話題に上がっていませんでした。

AbemaTVはそこそこ話題になっていたのに。

もちろん僕の観測範囲の話なので違う観測範囲なら話題になっていたのかもしれませんが。

しかし政府もスマホの価格を下げろとか、余分な施策を行う前に自然災害大国である日本の現状を考えて、スマホにアプリを入れてもらえれば自然災害時にネットがつながれば震災情報が見れるようにしますということをしても良いんじゃないですかね?

サイバーエージェントに過去に勝手に喧嘩を売っていた僕ですが、AbemaTVの存在価値って既にインフラ化しているとも言えて、この事業に関しては勝手に応援しています。

ネットテレビの価値は災害時にどれだけ現状を正しく報道出来るかに今後はあって、インフラとしても使える大事なものではないでしょうか?

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鈴木です。

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