最近は再び、AdSenseで収益化を行っている鈴木です。
タイトル通りです。以上おしまい
だって、言いたいことの90%はタイトルで終わっているのだから。
それにこれから読んだ人が大勢感想を書くので、わざわざ競合が多い記事を書くことは無いって、この本に書いてある通りですから!
では以下から購入してください(残りの10%)
いや、ちょっと待て、視点を変えてズラしたキーワードで書けば良いともこの本には書いてあったな・・・ということで、この本を読んだ感想を、この本で書かれていることを無視して書いていきます。
出来の悪い生徒でしたから。
GoogleAdSenseマネタイズの教科書:著者達との出会い
この本は4名で書かれています。
- 早川 修(のんくら)さん
- a-kiさん
- 石田 健介さん
- 染谷 昌利さん
6章まであり
- 第1~3・6章:のんくらさん
- 第4章:石田さん
- 第5章:a-kiさん
が書かれています。染谷さんはなかぬ・・・ 編集や取りまとめを中心に行っていたと思います。
元々この本は2016年7月に行われたセミナー、そしてその後に開催された3人の方のワークショップが元となって書かれていて、その両方に僕は参加したことをきっかけに交流させていただいています。
セミナーの様子は下記を参考
それぞれの方は誰やねん!って思う人もいるかと思いますので、簡単に説明すると
早川修(のんくら)さん
木の上でぼ~っとしているレッサーパンダ・・・ではなく、アドセンサーと呼ばれるAdSenseからの収入がメインとなっているAdSenseの収益だけでも余裕で暮らしていけるほどAdSenseで稼いでいる方です。
a-kiさん
ギター引きながら飲んだくれてるおっちゃん・・・ではなく、情報を中心としたオーソリティーサイトについて早くから提唱している方です。
オーソリティーサイトって何だ?と思うかもしれませんが「◯◯と言えばあのサイト!」というサイトのことです。
この◯◯には、サイト・ブログを運営している人ではなく、
- 温泉と言えばあのサイト
- スマホと言えばあのサイト
- ギターと言えばあのサイト
というように情報を主体とした場合に真っ先に思い浮かべてもらえるようなサイトのことを意味しています。
オーソリティーサイトについてもっと詳しく知りたい方は下記のkindle本がおすすめです。
石田 健介さん
石田純一並みの甘い笑顔で微笑んでいる人・・・ではなく、Yahoo!Japan、Googleを経て独立して今はコンサルタントをされている方です。
Googleでは広告の運用を担当されていた、つまりAdSenseの中の人だった人です。
染谷昌利さん
筋肉・肉しか言わない人・・・ではなく、ブログ飯等の著書で有名な人なので説明は不要ですね。
あ、僕も共著していました。
Google AdSense マネタイズの教科書はどういう人向け?
この本は最近流行りのアフィリエイトやブログに関する初心者向けの本とは全く違います。
だからこれからアフィリエイトやブログを始めようかな?という人向けの解説書ではありません。
むしろ今までアフィリエイトやブログをしてきたけど、
- 儲かってない
- サイトが飛んだ
- 更新やリライトが面倒
という問題に直面している人向きと言えます。
もしくは、ブログやアフィリエイトでサラリーマンのお小遣いくらいは稼げるようになったけど、次にどういうことを考えてブログやサイトを作っていけば良いのか・・・と悩んだ時に読むのにも適しています。
- これからブログやアフィリエイトを始める人には向いてない
- 今までブログやアフィリエイトをしてきた人には向いている
だから、初心者の人だと全く意味が分からないところもありますし、調べながら読むにしてもストレスがかなりかかると思うので、全くおすすめではありません。
でも、月3万PVまでは達成出来たけど、そこから伸びていかない・月3万円くらいまでは稼げるようになったけど、伸びていかない、そういう人には本当に参考になる内容となっています。
Google AdSense マネタイズの教科書の内容と章立て
この本は6章で構成されていると書きましたが、下記のような章立てとなっています。
- CHAPTER_1 長期間アクセスが集まり続ける「テーマ」の選び方
- CHAPTER_2 アクセス数を安定させる「SEO戦略」
- CHAPTER_3 読者にも検索エンジンにも好まれる「サイト構築法」
- CHAPTER_4 稼ぎ続けるための「AdSense」の運用方法
- CHAPTER_5 「オーソリティーサイト」になって信頼と権威を積み重ねよう
- CHAPTER_6 10年先も安定して稼ぐために
CHAPTER_1 長期間アクセスが集まり続ける「テーマ」の選び方
第1章である「CHAPTER_1」ではAdSenseで収益化を狙ったサイトを作るのなら、テーマの選び方がとても重要であることが書かれています。
どういう考え方でテーマは決めるべきか、テーマを決めたとしても本当にそのテーマで良いのか?ということを考えさせられる内容です。
そしてテーマ選びをきちんと行えば、リターニングユーザーでGoogleのアルゴリズムの変動があっても、大きなPVの下落にはならないということが説明されています。
リターニングユーザーは、何度もサイトに訪れてくれる人のことです。
こう書くとRSSに登録をしてもらうことと考えるかもしれませんが異なります。
ただ第1章だけでは、リターニングユーザーの全体像はつかみにくいのですが、どういう人にリターニングユーザーになってもらえば良いのか、それは「CHAPTER_5」で詳しく説明されています。
RSS登録をしてもらったり、ブログサービスにある読者登録をしてもらう、ということとは全く違う考え方です。
ブログの場合、ファンになってもらえればRSS登録をしてくれたり読者登録をしてもらい、新しい記事を書けば見に来てくれる人は一定数いるでしょう。
でも、更新をしなければ見てくれない訳で、更新しなくても見てくれる人を増やすことが必要であると説明されています。
そんなこと可能なの?と思うかもしれませんが、先日公開した僕の新サイトも更新をしなくても定期的に見に来てくれるように設計して作っています。
リターニングユーザーについてはコホート分析を厳密に行って確かめるのがおすすめです。
コホート分析とは、簡単に言えばリターニングユーザーがどれぐらいいるのか調べる分析方法です。
Google Annalyticsにもまだベータ版ですが実装されていますので、一度見てみるのが良いでしょう。
その時にダイレクトのみでセグメントをしてみると如何にブログの場合、のんくらさんの言うリターニングユーザーが少ないか分かります。
CHAPTER_2 アクセス数を安定させる「SEO戦略」
第2章である「CHAPTER_2」でとても共感したのが
ロングテールは狙うものではなく結果的に拾われるもの
というところです。
よくブログ論を見ていると、初心者はまずはロングテールキーワードを狙え!と書かれていますが、AdSenseサイトを作る場合はこの考え方を否定するところから始まります。
ブログで初心者の場合、確かにロングテールなキーワードで最初は記事を書くことでアクセスを得られるので、挫けず続けられるようになりますが、AdSenseサイトの場合、ロングテールキーワードを狙って記事ばかり書いていると個人ではよほど記事数を多く投稿しない限り、難しいのが現実です。
それに記事ばかり投稿することに疲れてしまった人が次のステップに進むために読んで欲しいのがこの本です。
CHAPTER_3 読者にも検索エンジンにも好まれる「サイト構築法」
第3章である「CHAPTER_3」では良質なコンテンツとは何か?ということが詳しく書かれています。
中身の濃い記事をかけ!ということはよく見かけますが、そう書いてある記事でも中身の濃い記事とは何か、具体的には説明されていません。
この章では良質なコンテンツとは何か、基本的なことがきちんと説明されています。
ただ残念だと思ったのが86ページのCHECK!に書かれている
ユーザーの立場にたってコンテンツを作れば思わぬビッグワードが生まれることも
に関して、具体的な事例があればもっと良かったと思いました。
CHAPTER_4 稼ぎ続けるための「AdSense」の運用方法
第4章である「CHAPTER_4」では、元Googleの中の人であった石田さんがAdSenseのポイントについて詳しく実例を加えて説明してくれています。
AdSenseの広告の種類は増えているのですが、それぞれのメリット・デメリットがあります。そのメリット・デメリットを含めて収益化を考えたらどのようなユニットを選択すれば良いのか、詳しく解説されています。
やや難しさもありますが、AdSenseを今まで行ってきた人なら時間をかけて検証をしながら行っていけばきっとPVが変わらなくても収益は伸ばせるヒントが数多くあります。
CHAPTER_5 「オーソリティーサイト」になって信頼と権威を積み重ねよう
第5章である「CHAPTER_5」ではオーソリティーサイトについて詳しく書かれていますが、注目するのはサイトのツール化であると僕は思いますし、第1章におけるリターニングユーザーの獲得のためのポイントであると言えます。
僕の新サイトである「サポカン」で使っているアイデアは元々はa-kiさんの著書で説明されているサイトのツール化からかなりのヒントをもらっています。
サイトのツール化って何だ?と思うかもしれませんが、例えばブログに関する記事をいくつか読んだことがある人なら「SEOチェキ!」というサイトを見たこともある人、今も使っている人もいると思います。
まさしくこれはサイトのツール化として使っている事例です。
でも、こう書くとプログラムが出来る人じゃないとサイトのツール化なんて出来ないんじゃないの?と思うかもしれませんが、それは違います。
クックパッドはレシピサイトですが、レシピを知るためのツールとして使っている人もいます。
釣りが好きな人なら釣り場の情報として地域の釣りに関する情報サイトを頻繁に使っている場合もあるでしょう。その時情報を得るためのツールとして使っているのではないでしょうか?
ツールとして使ってもらうにはアイデアが必要ですが、アイデア次第でいろんなジャンルでツールとして使ってもらえるようになります。
CHAPTER_6 10年先も安定して稼ぐために
第6章である「CHAPTER_6」ではメンタル面のことを書いてあると思いきや、いろいろなヒントが隠されています。
おそらく初心者に近い人だとAdSenseサイトを作ってみて半年経過した時にもう1度読んでみると、全く違う印象を受ける章になってくると思います。
Google AdSense マネタイズの教科書は買いです!
読み終えて言えることは、この本は買いです!
ただし買ったら1度読んで、AdSenseサイトをすぐに作るのではなく、サイトのテーマと構成を決めてから2回目を読み、半分くらい出来たかな?というところで3回目を読み、半年で作り終えたのならその時にもう1度読み、それから半年経過した作りはじめてから1年後に読むと、それぞれで新しい発見が必ずあるでしょう。
ただ何度も書いていますがこれからブログやアフィリエイトを始める初心者向きではありません。
ブログで30記事なり50記事は書いたことがある人で無ければ理解出来ないところは多々あります。
でも、よくあるブログ論の「100記事書け!」「3ヶ月毎日続けろ!」ということを行った人なら読んでみると非常に参考になります。
amazonのカスタマーレビューでは星1つの評価で
「テーマ選びが大切って書いてあるけど、この本を読んでもテーマなんて決められない」というような書評が書かれそうな気がします。
それは半分正しいかもしれません。
でも、真剣に考え、考え抜いた結果、自ら出した答えじゃ無ければこの先、AdSenseサイトを続けていくことなんて出来ないと思いますし、テーマのヒントはこの本の各所に隠されているので、それに気づけるかどうかが重要です。
読み解けられるかどうか、これが一番のポイントになるかもしれません。
僕はセミナー及びワークショップに参加していたので、テーマ選びのポイントは理解したつもりでいました。
しかし、札幌に移住してきて、理解していたつもりだったことに気が付きました。
新しい場所に住むことでようやくテーマ選びのポイント・重要性を理解出来たという出来の悪い生徒です。
アフィリエイトに関してなら、どうすれば良いのか理解しているのですが、それだけではAdSenseによる収益は伸ばすことが出来ません。
正直、アフィリエイトで月10万円稼ぐサイトなら1~2ヶ月あれば今の僕なら作れます。
ただし10万円を放置状態でもずっと稼ぎ続けられるアフィリエイトサイトを作れるか?と言われると正直無理です。最低でも月に10時間くらいはメンテナスの時間がかかります。
何か大きな変更(例えばGoogleの健康アップデートや恋愛アップデートのようなアルゴリズムの変更から、薬機法等の法律の改正)があれば、更にメンテナンスの時間は必要になります。
しかしこの本にかかれている内容をきちんと理解し、実践出来るのであれば10万円は無理かもしれませんが、月に3~5万円くらいは完成後にはメンテナスはほとんど不要で安定して稼ぎ続けられるサイトは作れるでしょう。
安定したサイト運営のポイントを知りたい方なら、自信を持って言える、買って後悔の無い、2018年で一番のおすすめのサイト作り関する書籍です。
で、早速この本で書かれていることを守ってない出来の悪い生徒です。
何かと言えば、文字数多すぎ・・・
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