友人の敷田さん・岡崎さん、納見さん、そして面識はありませんが岸さんという方が共著で本を出したということで、予約して購入しました。
それが「できるところからスタートする コンテンツマーケティングの手法88」通称 できスタです。
この本はシリーズ2冊目で、前作の感想も書いています。
前作もなかなか役立つ内容だったのですが、ちょっと残念なところもあったりしたのですが、今回の「できるところからスタートする コンテンツマーケティングの手法88」はこれからコンテンツマーケティングを行おうと思っている人・法人に凄く役立つ情報が凝縮されており、ブロガーやアフィリエイターが読んでも役立つ内容になっており、自信を持っておすすめ出来る1冊となっています。
できるところからスタートする コンテンツマーケティングの手法88 (できスタ)
できスタは岡崎節があるから面白い
本のタイトルからわかるとおり88の項目でこの本は構成されています。
01~03はこれからコンテンツマーケティングを始める方向けの内容なので比較的差し障りのない内容になっています。
でも「04 効果測定を行ってPDCAに活かそう」ではいきなり岡崎節が出てきます。
KKD という僕の知らない言葉が出てきて引き込まれました。
いや、普通知らない言葉ですけど「勘・経験・度胸」を略した言葉で、データに基づかない感覚的な判断を揶揄しているフレーズです。
これ、本当にわかります。
おそらくどの業界でも上司の適当な、データに基づかない発言で右往左往されたことはあると思いますから、凄く納得できる部分です。
僕、元から岡崎さんのファンなんですよ。
岡崎さんは他にも本を出しています。感想も書いているので良ければお読みください。
続く「05 目的にあったKGI・KPIを設定しよう」はサラリーマン時代の上司に読んでもらいたい内容です。
アフィリエイター向けの内容も
「42 外注を活用したコンテンツ制作のポイント」ではコンテンツを作るために外注を活用することを説明しています。
これ、記事をライターさんに書いて欲しいアフィリエイターにも通じるところがあって、今まで外注を使ったことが無いアフィリエイターの方にもヒントになることが多数書かれています。
できスタ 納見さんの実践からのアイデアも素晴らしい
「19 ビジネスとマーケティングの関係を「見える化」する」ではBtoBのコンテンツマーケティングで活用出来るマーケティングマップなるものが出ています。
ハイレベルサイトマップとか、カスタマージャーニーマップは僕も作ったことは何度かありますが、マーケティングマップという考え方は無かったので、そうだよね、こういうのも必要だよねと目から鱗となりました。
できスタは敷田節も健在
このできスタをメインに書いている敷田さんらしい内容もいくつかありました。
「36 BtoC向けコンテンツのコンセプトメイキング」はなぜ誰も読まないコンテンツになってしまうのか明確に説明されています。
万人に向けたコンテンツなんて今はネット上にいくつも溢れ、現在のGoogleのアルゴリズムだと大手が優位になっているため、万人向けのコンテンツ(記事)なんていくら書いても上位表示なんて難しくなっているんですよね。
だからこそ、コンセプトを決めてきちんと届けたい人に向けてコンテンツを作ることを推奨しています。
できスタの岸さんの項目はライターにも役立つ内容
できスタの第3章は「SEOで効果を上げるライティング術」として書かれているのですが、岸さんが主に担当しており、ライターに是非とも読んで欲しい内容となっています。
特に「44 文章の目的を考えれば、執筆はグッと楽になる!」では記事の目的を明確にすることで執筆に悩まなくて済むことが説明されてるので、ブログで記事を書く時に手が停まってしまうブロガーにも参考になるでしょう。
また記事というのは信頼性が重要ですが、信頼性を損なうポイントが説明されているので、ライターをされている方にも非常に参考になっています。
できスタ 第4章「SEOを意識したWebサイトの制作」
この章は主にSEOに関することが書かれていて、ブロガーやアフィリエイターだとあまり関係ないことも書かれていますが、企業としてオウンドメディアを作っていくのであれば、とても重要だけど見落としがちなことが説明されています。
できスタはこんな人におすすめ
- 企業のオウンドメディア担当者やSEO担当者
- ライターをしている方、目指している方
- アフィリエイトをしている方
- ブロガーできちんとしたコンテンツマーケティングを学びたい方
となっています。
おすすめの1冊です。
できるところからスタートする コンテンツマーケティングの手法88 (できスタ)
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