ブログの記事を書くのは好きでも、気分によっては書きたくないこともある鈴木です。
記事を更新すれば読みに来てくれる人はいるけど、更新しなければ後は検索流入を頼りにするしか無い現状の人も少なくないですよね。
そんな時におすすめしたいのが、ツール型コンテンツとリピート型コンテンツです。
ツール型コンテンツ・リピート型コンテンツとは何か説明した上で、WordPressの初心者でプログラムについてよくわからない人にでも出来る考え方について説明します。
ツール型コンテンツ・リピート型コンテンツとは
人によって定義が違いますし、明確に規定されているものでは無いので、あくまでも僕の考え方や参考にさせてもらった書籍の定義に過ぎませんが、昨年から売れている「Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]」通称「のんくら本」の中にはツール型コンテンツについてこのように書かれています。
ツール型コンテンツは、読み物ではなく、ユーザーが「使う」という観点に着目したコンテンツです。
元々は「Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]」チャプター5を執筆したa-kiさんという方の電子書籍「情報サイトでオーソリティーを目指そう!: 10年先も生き残る安定志向のサイト構築論」で「ツール型コンテンツ」について知りました。
リピート型コンテンツについては詳しく書かれていませんが、ツール型の発展的なもので、繰り返し使われるコンテンツと僕は定義しています。
中にはツール型コンテンツでありリピート型コンテンツを両方兼ねたものもあります。
例えばツール型コンテンツの例として、のんくら本の中で著者であるa-kiさんのサイトが紹介されています。
他にもSEOについて学ぼうとした人だったりしたら下記のサイトを何度も使った人も多いかと思います。これらもツール型コンテンツであり、リピート型コンテンツと言えます。
ブログなら、カエレバやトマレバ等のサイトを利用している人も多いでしょう。
ツールとして繰り返し使う人が多いサイトは、検索流入に頼らなくてもそれだけで安定したPVが得られるようになり、関連した広告やクリック課金型広告(AdSense等)を設置しておけば安定した収益が見込めます。
先に紹介しているSEOチェキ!の運営者であるロプロスさんは、運営サイト合計で年間で1億6000千万PV以上となっているそうです。
私の運営するWebサービスの2018年総ページビューは1億6930万PVでした。一昨年まで4年連続で減少していたのが、ようやく下げ止まった
— ロプロス (@ropross) January 1, 2019
仮にAdSenseでRPMが低くて100くらいだったとしてもそれだけで、あわわわわ(^o^;)
ただここまで読んでくれた人だとツール型コンテンツ・リピート型コンテンツはプログラムが出来る人にしか無理じゃないの?と思うかもしれませんが、違います(断定)
もちろんプログラムが出来る人に比べれば範囲は狭くなるかもしれませんが、アイデア次第でツール型コンテンツ・リピート型コンテンツは作ることが可能です。
今日は何の日のコンテンツを作る
1つの考え方として「今日は何の日?」というコンテンツを作ることが考えられます。
いやいや、今更「今日は何の日?」なんてコンテンツを作ったところで意味ないでしょ!と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
別に祝日とか記念日とか著名人の誕生日でなくても良いんです。
それほど大きくはないコミュニティにとっての「今日は何の日?」でも良いんです。。
例えば大学なら数千人が通っています。特定の大学においての必要な情報を毎日表示させれば、100人くらいは毎日見てくれるかもしれません。
学食の日替わりランチの情報でも良いかもしれません。
今日でなくても明日、来週の情報でも良いかもしれません。
- 懸賞好きな人へ:今日の懸賞情報
- 株でIPO情報を求めている人へ:明日のIPO
- 地域ブログなら:明日の開店情報
- 漫画好きなら:今日の新刊コミック発売情報
人っていくら事前に知ったとしても前日には忘れてしまう人が多く、忘れてしまうためにチャンスロスとなる人っています。僕ですww
でも、結局「今日は何の日」というコンテンツを毎日分作らないといけないでしょ?と思うかもしれません。
確かに作らないといけませんが、内容と工夫次第では1日で数カ月分の更新が可能です。
作り方については以前書いているので、下記記事をご覧ください。
僕の知らない世界・業界で、実は毎日の情報が求められている場合もあるでしょう。
僕も神社巡りを本格的に行うまでは、六曜とか旧暦とか九星とか毎日見ている人がいるなんて知りませんでしたから。
おみくじを実装してリピートとして使ってもらう
先に紹介している記事で「札朱」ではおみくじも実装しています。
これは少し面倒な方法でしか実装出来なかったのですが、WordPressでサイトを作れる人なら誰でも作れる仕組みです。
札朱のドメインは
sapporo-jinja.com
ですが、実はおみくじを実装しているのはサブディレクトリにWordPressをインストールして作った別のサイトです。
sapporo-jinja.com/today/
このサブディレクトリにWordPressをインストールして、記事(投稿ページ)をランダムに表示させることが出来る「Newpost Catch」というプラグインを入れて、おみくじは実装しています。
プログラムが出来る人ならもっと簡単に実装出来ると思いますが、出来ない人でもWordPressならプラグインで手間はかかっても1度作ってしまえば、後はメンテナンス無しで使ってもらえるツール型コンテンツ・リピート型コンテンツを作成可能です。
いらすとやに見るツール型・リピート型コンテンツ
今日Twitterを見ていたら、こんなTweetが流れてきました。
noteを書きました。
無料イラストサイトを作って4か月経ったので、今の現状と考えていたことをまとめています。https://t.co/OKVFeTNB6P
— お金のアイコン.com (@moneyicon_com) August 20, 2019
どんな内容だろう?と思って読んでみたのですが中々面白い内容でした。
無料のイラストストックサイトで言えば皆さんが思いつくものの1つに「いらすとや」があると思います。
いらすとやもツール型・リピート型のコンテンツサイトです。
かわいいイラストと面白い時代にあったイラストで認知度がかなり高いサイトです。
イラストが書ける人なら何かにとことん寄せて、上手く時流に乗せられれば、イラストのストックサイトを構築するという方法もあるわけです。
まあ、大変だと思いますが。
じゃあ、写真で!と思う人もいるかもしれませんが、イラストよりも更に大変ですよ(経験者談)。
ぱくたその運営者、すしぱくのTweetとか記事とか見ていると、本当に大変そうです。
診断系コンテンツもツール型
診断メーカーを使ったことがある人も多いと思います。
診断メーカーでは無いけど、節約系や格安SIMのサイトで、YES・NO式に答えていって、あなたに最適なモノと紹介しているサイトもありますよね。
YES・NO式での診断なら手間はかかりますが、ただコンテンツをつなげていくだけなので、記事さえかけて最初の設計図を書ける人ならWordPressで実装可能です。
ツール型・リピート型コンテンツはアイデア次第
ツール型・リピート型コンテンツは本当にアイデア次第です。
プログラムが出来ないから諦めるということをしなくてもアイデア次第で勝負が出来ます。
もちろんプログラムが出来れば幅は広がることは確かです。
だからチャレンジ精神がある人ならプログラムを覚えるということは是非チャレンジして欲しいと思います。
このおっさんなんて、数年前までプログラムなんてほとんど出来なかったのに・・・
本業しながらよく覚えたものだな~って思いました。
また自分で作れないけどアイデアはある!ってことなら今なら他の人にお金を出して作ってもらうということも可能です。
簡単なもの、例えばおみくじとか、ただランダムにコンテンツを表示する仕組みなら10万円も出せば作ってもらえるんじゃないですかね?
ツール型コンテンツとしては、このサイトも凄いです。
デザイナーさんとか色に関する仕事をしている人なら繰り返し見るサイトになっていて、リピート型コンテンツサイトとも言えます。
ツール型・リピート型コンテンツはSEOでも優位性がある、かもしれない
否定する人もいるし、実際にはGoogleしかわかりませんが、検索以外から一定の流入があるサイト・ブログはSEO上強くなるという人もいます。
僕もこれは肯定派です。
もちろん便利であればシェアされたり、紹介されたり、サイテーション(リンク無しの言及)も増えて、指名検索も増えてくるからSEO上有利になるという考え方もあります。
実際、先に紹介している札朱は公開以来、コンテンツはほとんど追加していないのに、PVは少ないものの、増え続けています。
ブログの毎日の更新に疲れたら、1度ツール型コンテンツ・リピート型コンテンツについて考えてみてはいかがでしょうか?
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