最近、アフィリエイトやブログに関する有料noteを買う前にきちんとマーケティングに関する本を1冊購入した方が良いんじゃないか?と思うことが多い鈴木です。
僕も有料note出していますけど、noteを出してから来た質問とか見ているとそう思うことが非常に多いんですね。
僕もいくつかnoteは購入していますが、あのnoteの基本はこのマーケティング手法だし、こっちのnoteはあのマーケティング手法が元になっているし・・・って思うことがよくあります。
基本はもう何十年も前のマーケティングの応用なことって多々あるってことです。
だからもし、noteを購入することに疲れてきているのなら、1~2冊、マーケティングの本を読んでみませんか?
でもマーケティングの本って難しそう・・・
って思うかもしれませんが、分かりやすい本をいくつか紹介します。
マーケティングの本をなぜ読むべきなのか?
その前になぜマーケティングの本を読むべきなのか?
マーケティングの基本となっていることってもう何十年もそれほど変わっていないんですよ。
よく耳にするマーケティングの言葉で
- マズローの法則=1960年代
- ランチェスター戦略=1910年代
- SWOT分析=1920年代
マズローの法則に関しては否定する論文も出ていますが、ほとんどのマーケティングの基本になっていることって40年以上も前から言われていることで、普遍的なことが多くなっています。
パソコンからスマホに移り、ネットでほとんどのものが購入出来るようになった現在でもマーケティングの基本は大きく変化していません。
それだけ普遍的で今でも使われていることなのに、なぜかアフィリエイトやブログになるとマーケティングの本を1冊も読んでない人って多い印象です。
大学でマーケティングの勉強をしていたのならともかく、大学でも勉強していない、就職してからも仕事面倒くせ~ってことで仕事に関係する勉強をするまでもなく、アフィリエイトって簡単に儲けられそう!ブログってキラキラしていそう!でもなかなか稼げない、簡単に稼げる方法って無いかな?ということでnoteに手を出す人が多いように思います。
アフィリエイトで収益を上げるためのポイントはマーケティングそのものですし、キラキラ見せることもマーケティングの応用です。
問題はそれがマーケティング・マーケティングの応用だと気づけないことです。
知っていれば、すぐに気付けるのに知らないから気付けませんし、ずっと搾取される側に居続けてしまうことにもなってしまいます。
だからこそ、マーケティングの基本を知ってより売上を伸ばして欲しいし、キラキラして欲しいんですね。
一部、ギラギラして欲しいとも・・・いうかも・・・
ということで、マーケティングの本を1冊も読んだことが無い人に向けておすすめの本を紹介していきます。
ざっくりとマーケティング用語を学ぶのにおすすめの書籍
マーケティングに関して学ぶ際、アプローチはいくつかありますが、まずはざっくりとマーケティング用語を学ぶ時に便利な書籍を読むことをおすすめします。
おすすめマーケティング書籍1 マーケティング用語図鑑
ざっくりとマーケティングについて知りたいのなら「マーケティング用語図鑑」がおすすめです。
あまり見せすぎると著作権の問題とかありますので、チラっと見せると図解で分かりやすく説明されています。
もちろんこの1冊だけでマーケティングに詳しくなれる訳ではありませんが、こういう手法や考え方があるんだ~って知ってるだけでも違ってきます。
そして気になった項目はネットで検索すれば今は多くの情報が出ているのでより深く知ることが出来ます。
つまり、この本の使い方は下記の通りです。
- 基本的なマーケティングの基礎のみを知る
- 気になったところだけネットで深く調べる
今までマーケティングについて全く学習したことが無い人におすすめする最初の1冊です。
おすすめマーケティング書籍2 この1冊ですべてわかる 新版 マーケティングの基本
上記の本だと簡単過ぎそう・・・という方におすすめなのが「この1冊ですべてわかる 新版 マーケティングの基本」です。
もう少し体系的にマーケティングを学べるようになっています。
僕が購入したのは、この前のもので新装ではありませんが、マーケティングは昔からある手法であり内容を立ち読みしましたが、ほとんど変わっていません(というか変えられません)。
kindle版で購入したので、以前は電車の中とかで何度も読み返しました。
おすすめマーケティング書籍3 マーケティングの実践教科書
「マーケティングの実践教科書」は10年以上前に出版された本ですが、マーケティングについて分かりやすくまとめられている良書です。
実践教科書と書かれている通り、読んで実際の業務に落とし込んで考えやすくなっており、実際に見やすく理解しやすいのが特徴です。
左側が説明文、右側が実際のフロー図等で非常に分かりやすいのが特色です。
マーケティングと言えば、コトラー
マーケティングの神様とも言われる、フィリップ・コトラー
マーケティングを学ぶ上でコトラーの書籍は読むことは非常に大切ですが、最初は分かりにくいかもしれないので、コトラーのマーケティングを分かりやすく解説した本から読むことをおすすめします。
おすすめマーケティング書籍4 超入門 コトラーの「マーケティング・マネジメント」
コトラーの書籍は高いんですよね。僕の場合、20年前くらいに読もうとして図書館で借りてきましたがなんか、僕に合わなくて(翻訳がどうも駄目)、忘れかけていた時に読んだのが下記の本です。
コトラーのマーケティング理論が分かりやすく説明されています。
最初に紹介している「マーケティング用語図鑑」だと簡単過ぎそう・・・と思う方はこちらから読んでみるのも良いと思います。
図解も時折入り、読みやすい内容です。
おすすめマーケティング書籍5 コトラーのマーケティング・コンセプト
こちらは以前図書館で読みましたが、コトラーと言えばこちらの本をおすすめする人も多くなっています。
コトラーのマーケティングの書籍と言えば「マーケティング・マネジメント」「マーケティング原理」ですが、それに続くのが「マーケティング・コンセプト」です。
マーケティングをストーリーで学ぶのにおすすめの書籍
マーケティングって難しそうと思う方は最初にストーリーや漫画でマーケティングを学べる書籍を読むのが良いのではないでしょうか?
実はマーケティングの考え方は難しい訳じゃないということも知ることが出来ます。
おすすめマーケティング書籍6 これ、いったいどうやったら売れるんですか?
ついつい表紙で購入してしまった1冊「これ、いったいどうやったら売れるんですか? 身近な疑問からはじめるマーケティング」は読み物としても楽しめるマーケティングの本です。
マーケティングの基礎というよりは、最近の事例でどういう意図で製品が作られたり売られたりしているのか知ることが出来ます。
小説のような感じで説明されているので、専門書が苦手という方には受け入れられやすい本だと思います。
おすすめマーケティング書籍7 ネットで「女性」に売る
厳密にはマーケティングの本ではありませんが『ネットで「女性」に売る』はマーケティングも学べる一冊です。
女性の購買心理は男性とは異なるので、男性で女性向けのマーケティングを知りたい方におすすめ出来る1冊です。
もちろん女性の方でも女性に対して自分のアプローチが間違っていないか確認することが出来る1冊となっています。
ポイントは1ページを使って説明されています。
さくっと読めるようになっているので、読み物として読んでも面白いと思います。
おすすめマーケティング書籍8 コミック版 100円のコーラを1000円で売る方法
そもそも文字の本が苦手なんだけど・・・という方におすすめなのが「コミック版 100円のコーラを1000円で売る方法」です。
kindle版が安いのでkindleで購入したので実物はありませんが、漫画で分かりやすくマーケティングを学ぶことが出来ます。
マーケティングって結局何?という基礎的な内容から考え方まで漫画で分かりやすく解説されています。
おすすめマーケティング書籍9 USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門
今でこそUSJは人気のテーマパークになっていますが、数年前まで赤字経営で経営困難になっていたのはご存知でしょうか?
それを救ったのが森岡毅氏です。
具体的にUSJをV字回復させた手法を普遍的なマーケティングの手法を絡めて説明してくれています。
読み物的に読めるので、電子書籍で購入して空き時間に読んでみても良いですよ。
おすすめマーケティング書籍10 ドリルを売るには穴を売れ
出版部数6万部を超えてなお売れているマーケティング的思考を学べる本です。
読み物感覚で読み進めることが出来ます。
ネット上だとアフィリエイターがかなり絶賛している本で、アフィリエイトのためにマーケティングを学ぼうとしているのであれば1番最初に読んでも良いかもしれません。
ビジネスフレームワークとしてマーケティングを学ぶ
マーケティングとビジネスフレームワークは少し異なりますが、仕事ですぐにマーケティングのポイントをおさえて実践したい場合にビジネスフレームワークは非常に役立ちます。
資料を作る際にも便利です。
おすすめマーケティング書籍11 ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70
正確なタイトルは「ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70」と長く、かなり最近発売された本です。
なお、マーケティングの本とビジネスフレームワークは少し異なりますが、ビジネスフレームワークもマーケティングの応用であったりマーケティングそのものだったりするので紹介しています。
amazonのマーケティングで現在1位(2018年12月22日18時現在)の本ですね。
僕ってamazonでマーケティング・セールスで1位の本ってついつい買っちゃうことが多くて本が増える一方なのですが、この本は初心者から上級者までおすすめの本です。
実際にどう活用するのか、どう落とし込むのか解説されていて即実践に使えます。
やや大きめの本で、図解があり、落とし込み方・使い方まで説明されているのが素晴らしいポイントです。
おすすめマーケティング書籍12 ビジネスフレームワーク
上記で紹介しているビジネスフレームワーク図鑑はおすすめなのですが、価格が2000円(税別)と少しお高めです。
もっとシンプルで良いからビジネスフレームワークの基礎を知りたいという方にはこちらがおすすめです。
新書版サイズで持ち運びにも便利な大きさです。
構成としては上記写真のように左側に説明文、右側に図解となっていて理解しやすい構成になっています。
おすすめマーケティング書籍13 ビジネスモデル2.0図鑑
ビジネスフレームワークとは少し異なりますが、話題のスタートアップ企業から大企業までのビジネスモデルを紹介しているのが「ビジネスモデル2.0図鑑」です。
話題となった「ZOZOSUIT」や「Amazon Go」のビジネスがどういう仕組で展開され、どういうマネタイズポイントになっているか知ることが出来ます。
ビジネスモデルを知ることで、どういう観点でマーケティングが行われているか知ることが出来ます。
少しだけ難しいけど読んで欲しいマーケティング関連の書籍
いくつかマーケティングの書籍を紹介しましたが、比較的初心者向けの書籍となっています。ここから先はちょっと難しいですが是非読んで欲しいマーケティングに関する書籍を紹介します。
おすすめマーケティング書籍14 FREE(フリー)<無料>からお金を生み出す新戦略
2000年代になって注目されたマーケティング手法「フリーミアム」について詳しく知ることが出来る良書です。
第1話を無料で提供し、第2話以降を有料で購入してもらうというビジネスモデルは有名ですが、本当のフリーミアムはもっと奥が深くなっています。
サービス自体は無料、でもその裏でどう収益化を考えているか知ることでマーケティングの凄さがわかります。
当初はハードカバーのみでしたが、今は新書で出ていて安く購入することが出来ます。
おすすめマーケティング書籍15 シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略
シェアビジネス・シェアリングエコノミーは今となっては普通のことですが、基本的なシェアビジネスを知るのなら読んでおきたい1冊です。
シェア(共有)することのマーケティングを学ぶ時には必読とも言えます。
文字がほとんどで図解もありませんが、参考になります。当初はハードカバーのみでしたが今は新書で出ており、購入しやすくなっています。
おすすめマーケティング書籍16 USERS 顧客主義の終焉と企業の命運を左右する7つの戦略
「USERS 顧客主義の終焉と企業の命運を左右する7つの戦略」はユーザー・ファーストとなる企業の考え方について書かれた書籍です。
文章量が多く、翻訳で嫌いな文体の人もいるかもしれませんが、個人的には非常に面白く読めましたし、参考になるところは多かったです。
ユーザー・ファーストとは何か、お客さんは神様と教わってきた人にこそ読んで欲しい1冊となっています。
Webマーケティングの本も合わせて読んでみよう
Webマーケティングもマーケティングの応用で出来ていますが、手っ取り早くウェブでのマーケティングを学びたいということであればWebマーケティングの本を読むのも良いでしょう。
おすすめマーケティング書籍17 沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲
「沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲」は漫画調で非常に読みやすいWebマーケティングの入門書的な書籍です。
500ページ近くもあり、分厚さに読めるかな?と思うかもしれませんが文章量そのものは一般的な書籍と同じくらいです。
登場人物がセリフを述べていく形式で、ギャグ的要素が多いので読み進めやすくなっているのが特徴です。
でも漫画調で読み勧めても要点は得られないんじゃ・・・という人も安心して下さい。
各章ごとに大切なウェブマーケティングに関することはまとめられています。
おすすめマーケティング書籍18 新版 お客をつかむ ウェブ心理学
ウェブマーケティングの本ではありませんが、購買心理を知る上で知っておきたい心理学はマーケティングに非常に役立ちます。
マーケティングは購買心理学を元に考えられているものが非常に多いので、その基本となる心理学を知ることでマーケティングってこういうことから行っているんだ・・・というのが見えてくると思います。
ザイオンス効果なんて、最近はブロガーが一生懸命取り組んでいることですよ。
なんでブロガーがYouTubeに流れているんだろう?と思った人も、これが理由の1つか!?と思うはずです。
マーケティングを知っていればいろいろ分かる
本当にマーケティングの基礎を知っている人と知らない人だと気付ける気付け無いでかなり大きな差が出ます。
先日、こんなことをつぶやきました。
例えば格安SIMって以前よりもアフィリエイトで収益化しにくくなって来ているけどその理由は何か?
「MMD総研」の記事を読むと理由が見えてきます。
16%という数値とキャズム理論を知っていれば訴求方法の変化をしないと無理って分かるんです。— 鈴木利典@サポカン&北海道PRESS (@suzukidesu_com) 2018年12月21日
MMD総研の記事とは下記の記事です。
Y!mobileと合わせると格安SIMメインシェアは16.1%となったと書かれています。
ここで16%という意味をキャズム理論として知っていると、今後はキャズムを超えられない人達にどう訴求するか?ということが想像出来ます。
キャズム理論は主にハイテク機器に対してのマーケティング理論ですが、大雑把に言えば普及率に16%のキャズム(谷)があって、その谷を乗り越えると商品は普及するという考え方です。
以前から格安SIMに関しては別の会社が行った調査では20%に達したと言われていましたが、中には僕みたいに1人で30回線とか持っている人間もいるので実際にはようやく16%近くまで来たと考えた方が良いと思います。
で、もし今後格安SIMのアフィリエイトをしていこうと思えば、キャズムを超えてもらうための訴求方法をしないと難しくなってくるので、今までみたいに
安さとか速さとか格安SIMを使っていないのは情弱という煽り
だけでは売れなくなるんですね。
キャズム理論で考えれば格安SIMの訴求で必要になってくるのは安心感・安定感です。
もっとも格安SIMがキャズムを超えられず5G(4G=LTEで5Gは次の世代のスマホ・携帯電話の通信規格)移行の波にさらされ、超えられない可能性もありますけど。
ということを考えられるようになって、格安SIMのアフィリエイトから撤退すべきかどうか考えられるようになります。
続けるのであれば、どう訴求方法を変更するかとか。
知らないと、キャズムでいうところのレイトマジョリティやラガードな人が同じ手法でアフィリエイトを初めて売れない!となっていくんです。
僕が以前、格安SIMで稼げたのは、見事にイノベーターやアーリーアダプターに対する訴求方法と僕の訴求方法がマッチしたからだと考えています。
マーケティングを知っているとある程度は先読み出来ます。
無駄な投資や無駄なnoteを買わなくて済むかもしれません。
1冊で良いので、本屋にいって(書店の存在を応援しているので)、自分の目で見て、読みやすいと思うもので構わないのでマーケティングの本を購入して読んでくださいね。
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