イオンへはよく買物に行く鈴木です。
イオン(ジャスコ)をよく利用するけど、少し調べてみるとイオン株式会社とイオンリテール株式会社があって、更にもう少し調べるとイオンモール株式会社があって、イオンフィナンシャルサービス株式会社があってと、イオンという店舗は実はいろいろな会社が絡み合っていることがわかります。
イオンを利用する上で知っていると少し役立つかもしれない、イオングループの会社、イオン株式会社とイオンリテール株式会社の違いについて説明します。
イオン株式会社とイオンリテール株式会社の違い
元々はジャスコ株式会社だったイオンですが、2001年にイオン株式会社に社名変更しました。
その後、イオン株式会社は純粋持株会社になり、イオン株式会社に所属していた社員は基本的に「イオンリテール株式会社」の社員となりました。
これによって、本州及び四国のイオンという店舗を運営しているのはイオンリテール株式会社となりました。
なお、株式について
- イオン株式会社=東証一部に上場している
- イオンリテール株式会社=株式は上場していない、株主は100%イオン株式会社
となっています。
イオンを使う立場からすれば、別にイオン株式会社であろうとイオンリテール株式会社であろうと、関係ないのですが、イオンの株を持っていると言う人がいた場合、イオンを運営しているイオンリテール株式会社の株ではなく、イオン株式会社を指すのが一般的です。
イオンとイオンモールの違い
イオンと言えばいろいろなお店が入っているイオンモールの方が楽しい!という人も多いですよね。
でも、イオンモールを運営しているのは必ずしもイオンリテール株式会社ではありません。
むしろイオンリテール株式会社が運営しているイオンモールは少なく、イオンモール株式会社が運営していることが多くなっています。
イオンモール株式会社は不動産業がメインの会社です。
株式は東証一部上場を行っています。
ただし約55%の株をイオン株式会社が持っているのでイオンの子会社という立場になっています。
なおイオンタウンという名称のところもありますが、イオンタウンは
- イオンリテール株式会社が運営(無くなったかも)
- イオンモール株式会社が運営
- イオンタウン株式会社が運営
- 地域のイオングループ会社が運営
の4パターンがあります。
地域のイオングループ会社とは、例えば北海道ならイオン北海道株式会社のことです。
北海道にあるイオンタウンやイオンモールはイオン北海道が運営しているところがあります。
地域でも違うイオンを運営している会社
イオンを実際に運営しているのは、イオンリテール株式会社としましたが、地域によっては異なります。
- 北海道=イオン北海道が運営
- 九州=イオン九州が運営
- 沖縄=イオン琉球が運営
- 東北=イオン東北が運営
となっています。
なお
- イオン北海道=東証一部・札証一部に上場(イオン株式会社が約80%を保有)
- イオン九州=東証JQに上場(イオン株式会社が約63%を保有)
- イオン琉球=非上場(イオン株式会社の保有率は不明)
- イオン東北=非上場(イオン株式会社の保有率は不明)
となっており、イオン北海道やイオン九州だとイオンの株を持っているという意味が異なってくることがあります。
イオンとイオントップバリュ株式会社
イオンで販売されているトップバリュを開発しているのは「イオントップバリュ株式会社」という会社です。
株式は上場されておらず、株主は下記のようになっています。
- イオン株式会社=約89%の株を保有
- 丸紅株式会社=約11%の株を保有
イオンの子会社となっています。
イオンとイオンカード・イオン銀行の違い
イオンに行けばあるイオン銀行のATMやクレジットカードである「イオンカード」はイオンフィナンシャルサービス株式会社の子会社が運営しています。
イオンフィナンシャルサービス株式会社は東証一部上場ですが、イオン株式会社が約45%の株を保有しています。
- イオンカード=イオン銀行が発行(運用はイオンクレジットサービス)
- イオン銀行=イオンフィナンシャルサービス配下のAFSコーポレーション株式会社の1子会社である株式会社イオン銀行が運営
となっています。
イオンとイオンディライトの違い
イオンやイオンモールに行くと清掃作業をしている人も大勢いますが、清掃作業をしているのはイオンリテールやイオンモールではなく、イオンディライトという会社です。
イオンやイオンモールの設備管理を行っている会社です。
東証一部に上場しています。
イオン株式会社が約29%、イオンリテール株式会社が約23%の株を保有しています。
イオンリテールが株を保有しているのが少し珍しいところです。
イオングループについて
イオングループには約300社の企業で構成されている大きな会社です。
代表的な企業は先にあげてきたイオンリテール・イオンモール・イオンフィナンシャルサービス等がありますが、あの企業もイオングループだったの?と驚くものもあります。
例えばバス用品等を扱う「THE BODY SHOP」は株式会社イオンフォレストというイオングループの会社が運営しています。
以前はよく見かけたローラアシュレイも2018年9月まではイオングループが運営していました。
イオングループだった企業がイオングループを脱退して別のグループになっていたりすることもあります。
ただスーパーマーケットに関しては今後、統廃合が進められていきます。
例えば北海道には、イオン北海道株式会社とマックスバリュ北海道株式会社がありました。
イオンやまいばすけっとはイオン北海道が、マックスバリュやザ・ビッグはマックスバリュ北海道が運営していますが、2020年3月1日にイオン北海道に吸収合併されました。
イオングループのスーパーマーケットが増えすぎたことによる弊害も指摘されており、今後は統廃合が進むようです。
以上、イオン株式会社とイオンリテール株式会社の違いについてでした。
コメント
先日、孫のクリスマスプレゼンに、任天堂スイッチのソフトを買いました。
(ポケットモンスター、ブリリアントダイヤモンド)
ところが、私の息子(孫の父親)も同じものを買ったことがわかりました。
昨日、返品、他ソフトとの交換にイオンモール松本に行ったのですが、返品交換を断られてしまいました。
開封していないのですが、交換不可との返事でした。
購入後一日経っただけですが、返品・交換できないことが、納得できません。
購入時、売り場(決済カウンター)直接行ったのですが、現品を渡されるとき、
返品・交換ができないことを聞いていません。
返品交換に、対応してほしくてメールしました。
成瀬 芳夫さん
まずこのサイト(ブログ)は何かご存知ですか?
イオンの公式なのか、個人が書いているものなのか簡単にわかるように書いています。
だからイオンへのクレームはイオンで直接行ってください。