最近の流行りのスタートアップビジネスってなんかよく分からないことが多い鈴木です。
もうそれだけ年をとってついていけないな~と実感しています。
いやいやそんなんじゃいけない!と思い気になっていた本「ビジネスモデル2.0図鑑」を購入してどんなビジネスモデル何だろう?と読んでみたら、これが非常に分かりやすく、面白かったんですよ。
話題になっているビジネスモデルは定説から逆説を生み出し起点と組み合わせるというのがこの書籍では説明されていて、いろいろなものに応用出来るな~と思ったので興味のある方は是非読んでください。
別にいっきに読まなくてもよくて、序章だけはしっかりと頭に入れて後は気になった会社・ビジネスモデルだけを見ていけばOK!
図鑑なので気になったところだけを読めるのがこの本の良いところです。
100ものビジネスモデルが紹介されています。
ビジネスモデル2.0とは何か?逆説の構造
この本を読む上で最初に定義付けられているのが逆説の構造です。
ビジネスモデル2.0図鑑 近藤哲郎 著 より
定説を捉えた上で逆説を生み出し、起点へと組み合わせることがビジネスモデル2.0の基本となっていることが最初に説明されています。
本書の中では「俺のフレンチ」を例に出して「フレンチ=座って食べる高価な料理」というものを逆説的に捉えて「立って食べる手頃な料理」にしたことでヒットを生み出した事例が説明されています。
ただし、すべてにおいて逆説的に捉えれば良いものでは無いということは知っておいた方が良いだろうなと思います。
例えば東京ディズニーランドは年々入場料が高くなってきていますが、では安い価格にして人を呼ぶと考えても失敗することは素人目に考えてもわかりますよね。
きちんと逆説的に捉えた上でなぜ成功パターンとなったのか本書で紹介されているいろいろなパターンを知ることで分かってくると思います。
ただし本書で紹介されているものでも、最近の状況から考えてみると失敗している事業もあるので、なぜ失敗に至ったのか、その理由を自分で考えることでよりマーケティング感覚が養われるでしょう。
ビジネスモデル2.0図鑑は見開きで興味のあるものから読める
ビジネスモデル2.0図鑑の良い点は見開きで1つずつ紹介されている点です。
序章以外は上記の写真の通り見開きで右側に図解、左側に説明文となっていているので、興味のあるところから読み勧められます。
章立ては下記のようになっていてビジネス別に分けられてはいます。
- 第1章 モノ 新たな「コアバリュー」を提供する
- 第2章 カネ 新たな「お金の流れ」をつくる
- 第3章 情報 新たな「テクノロジー」を使う
- 第4章 ヒト 新たな「ステークホルダー」を巻き込む
章に分けられて、なぜこのサービスはモノなんだろう?このサービスはなんでヒトなんだろう?と考えてみるのも良いですよ。
ビジネスモデル2.0図鑑の発想はいろいろなものに応用出来る
最新のスタートアップ企業のビジネスモデルを知る、大企業のビジネスモデルを知る、そういうことでマーケット感覚は身につきます。
例えば100のうちの067では「Google Home」が紹介されています。
起点は「音声アシスト」で今までの定説は「決まった答えを返すもの」だったものを逆説として「その人に応じた答え」を返すものと定義しています。
そして説明の中でGoogleにとって2つの大きな目的があったことが説明されていますが、それは読んで確認してください。
Googleって本当に怖いねって思う人もいるでしょう。
でもそれが今日のマーケティングの1つなのも確かなので、マーケティングのヒントを得られるようになります。
いろいろなビジネスモデルを知ることで得られる知識はいろいろなものに応用出来ます。
是非面白いし役立つので読んで(見て)ください。
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