札幌に移住した札幌シティガイドの鈴木です。
すいません、とりあえず名乗って見たかったので。
札幌商工会議所が行っている「札幌シティガイド検定」を受けて合格しました!
札幌市民でも「札幌シティ検定」については知らない人もいるマイナーなご当地検定試験の1つです。
札幌シティ検定と試験の傾向と対策について説明していきます。
札幌シティガイド検定とは?
〜さっぽろの魅力再発見、伝えて広がる明日の札幌〜
観光都市札幌の『顔』となる人材育成を目指します自分が住んでいる街には、誰だって愛着があり、誇りがあります。その気持ち、もっと多くの人に伝えたくありませんか?
札幌シティガイド検定は、札幌のことを多くの方々に学んでいただき、観光で訪れた人々や、未来を担う子供達にその魅力を伝えていただくための検定です。
札幌の歴史や文化、自然環境や観光名所などを総合的に学ぶことで、札幌の魅力を自信を持って案内できる人材育成を目指します。
札幌シティガイド検定の公式サイトには上記のように書かれています。
観光都市札幌としての人材育成を目指して行っている検定ということで、会場で見た感じや聞こえてくる声から、ホテルに勤めている方、飲食店を経営されている方、タクシーの運転手をされている方、そんな感じの人が受験に来ている感じでした。
何も資格が無い人よりは
「札幌シティガイドです!( ・ิω・ิ)キリッ」
と言えた方が箔付けにもなりますから、そういう目的で受験する人や観光に関連した会社が受験することを推奨しているようです。
僕の場合、せっかく札幌に移住してきたのだからという理由と札幌の観光情報サイト「サポカン」を運営しているので箔付けのために受験しました。
札幌商工会議所が行っているので民間資格にはなりますが、商工会そのものが市との繋がりが非常に深いので、半民間資格と言った方が良いかもしれません。
もちろん、この資格があるから就職が有利とかメリットが大きいとかそういうものは無いと言えます。
札幌シティガイド検定の試験範囲と合格率
札幌シティガイド検定は例年9月か10月に行われます。
2018年は10月28日でした。以前は春にも行われていたようです。
そして合格発表は11月26日でした。
受験料は4320円です。
試験範囲は公式テキストの範囲
出題範囲は公式テキストの中からとなっています。
公式テキストは札幌商工会議所でも購入出来ますが、札幌市内であれば大きな書店だと扱っている場合もあります。
出願時に一緒に購入する人が多いようです。出願時に同時購入すると送られてきます。ギリギリの出願だとテキストで勉強する時間が少なくなるので早めの出願が良いでしょう。
僕は出願時に一緒に申し込みました。
なお公式テキストの価格は2376円でしたが、毎年変更されます。
受験対策セミナーもあり
試験日の約1ヶ月前には受験対策セミナーもあります。
2018年度の受験対策セミナーの価格は8640円でした。1回90分で4タームあり6時間です。
今年はじめて受験するので、とりあえず受けてみました。
札幌シティガイド検定の合格率
年によって変わりますが概ね50~60%くらいのようです。
2018年度は受験者189名、合格者105名で合格率は55.6%となっています。
それほど難しい試験ではありませんが、おそらく落ちている人は勉強不足だったんじゃないのかな?と思っています。
札幌シティガイド検定の傾向と対策、必要な勉強時間
傾向は毎年多少変わるようですが、過去問も商工会議所で販売されており(1部220円)、傾向は過去問を2冊くらい読めば概ねつかめます。
- 問題形式はすべて4択形式で50問
- 基本的に正誤判定
- 試験時間は90分間
- 1問2点で70点以上で合格
4択なので勘で答えても24~26点くらいは取れる計算です。
どんな問題が出されるかと言えば、例えばこれは2017年の試験問題です。
以下の記述について、【 】にあてはまる人名で、正しいものはどれか?
イシカリ役所の荒井金助は、琴似辺りで開墾や稲作に挑戦していた【 】を入植させて、荒井村を作った。
ア.早山清太郎 イ.阿部屋村山家 ウ.飛騨屋久兵衛 エ.吉田茂八
答えはアの早山清太郎 です。
こういった歴史的な問題が2~3割を締めます。
面白い問題だと
北海道大学獣医学部を舞台にしたマンガ「動物のお医者さん」の作者について正しい人名はどれか?
ア.いがらし ゆみこ イ.佐々木倫子 ウ.山岸凉子 エ.大和和紀
これはすぐに分かる人も多いと思いますが、答えはイ.の佐々木倫子先生ですね。
北海道の伝統的な保存料理「トバ」は何を乾燥させたものか?
ア.サケ イ.スケトウダラ ウ.ニシン エ.ホッケ
答えはア.のサケです。
以下の意味にあたる北海道方言について、正しいものはどれか?
体が疲れた、つらい
ア.あずましい イ.おっかない ウ.こわい エ.ゆるくない
答えはウ.のこわい です。
次の4つのまつりについて、最も早い時期に開催されるものはどれか?
ア.札幌まつり イ.さっぽろライラックまつり ウ.花フェスタ エ.YOSAKOIソーランまつり
答えはイ.のさっぽろライラックまつりです。
公式テキストは
- 歴史
- 自然
- 政治・経済
- 生活文化
- 文化財・施設
の5章から成り立っているので、それぞれの章から10問前後が出ることになります。
文章を写すのが面倒で長めの問題は書いていませんが、問題文が長くもっと難しいものも出題されます。
傾向としては、札幌の開拓に尽力した人の名前は必ず出るので覚えておくことと、札幌のまつりの順番もよく出される傾向にあります。
方言問題も1問は出ます。
僕みたいに札幌に移住してきた人にはちょっと不利な部分もありますが、受験対策セミナーに出ると「ここは出る可能性が高いところです」と教えてくれて7~8割はセミナーで教えてくれたところが出るようになっているので、セミナーに出れば何が出るか概ね理解出来ます。
勉強時間は公式テキストをしっかりと読むのに概ね20時間くらいです。
なので、最初は1回軽く公式テキストを読んでおいて、受験対策セミナーに出て、出ると言われたところをきちんとマーキングしておいて、そこを中心にしっかりと暗記するようにしておけば、概ね合格出来ると思います。
勉強時間にして
- 公式テキストを最初に一通り読むのに20時間
- セミナー6時間(休憩時間を入れて7時間)
- セミナーの復習で概ね10時間
合計で40時間もあれば札幌市でずっと生活してきた人なら合格出来ると思います。
僕ですか?勉強時間は全部で10時間くらいです(^_^;)
セミナーに出て、試験に出ると言われたところを4時間くらい勉強していっただけなので。
ただし、サポカンを作る時に超マイナーな観光スポットまで周って記事に書いていたので、かなり知っていることが多くなっていたことは付け加えさせてもらいます。
サポカンみたいなサイトを作っていなければ、当然10時間だと道外出身者だと難しと思います。
サポカンを作っていたのが良い勉強になっていました。数百時間かけていますからね。
札幌シティガイド検定 詳細
- 受験料:4320円
- 受験対策セミナー:8640円
- 公式テキスト:2376円
- 試験日:10月後半くらい
- 出願期間:9月上旬くらいから10月中旬くらいまで
- 試験形式:4択・90分間
- 合格発表:11月後半
- 合格すると検定合格証書と合格証がもらえます。
詳しくは公式サイトで確認してください。
そして
「札幌シティガイドです!( ・ิω・ิ)キリッ」
と名乗りましょう(名乗りたくない)。
以上、札幌シティガイド検定についてでした。
コメント