湯の花という言葉に恋い焦がれる、温泉ソムリエの鈴木です。
購入してからずっと使ってなかった別府明礬温泉 みょうばん湯の里 薬用「湯の花」という薬用入浴剤を発掘したので、お風呂に入れて使って(浸かって)みました。
これがサプライズな泉質になっていて、まさに温泉!と感じられる入浴剤でした。
実際に使った感想、お湯に入れた時の様子を詳しく説明します。
別府明礬温泉 みょうばん湯の里 薬用「湯の花」について
別府明礬温泉 みょうばん湯の里 薬用「湯の花」は大分県別府市の別府明礬温泉の「湯の花」を使って作られている薬用入浴剤です。
薬用とついている通り「医薬部外品」として販売されているので、一定の効果・効能に有効な成分が含まれていると言っても大丈夫な入浴剤です。
またこの入浴剤を作る技術は国の重要無形民俗文化財に指定されています。
この湯の花の主成分はハロトリカイトという鉱物です。化学的には鉄とアルミニウムの硫酸塩で、水に解けると酸性を示します。
つまり温泉の泉質で言えば酸性泉と言える入浴剤です。
効果・効能は
あせも・いんきん・うちみ・肩のこり・くじき・神経痛・しっしん・しもやけ・痔・ただれ・たむし・冷え性・水虫・腰痛・リウマチ・かいせん(ダニが寄生して起こる皮膚の病気)
となっています。
入浴剤は袋に入っていて、袋のままお風呂に入れて使うようになっています。
お風呂に入れた後は軽く揉むと早く入浴剤が解けだしてきます。
強く揉むと破れることがあるので注意してくださいね。
もちろん、そう簡単にはやぶれません。
袋の中の入浴剤はすべて解ける訳ではなく若干残ります。
開封して見てみると砂のような小石のようなものが入っています。
みょうばん湯の里 薬用「湯の花」をお風呂に入れた様子
お風呂にはそのまま入れるだけでOKです。
追い焚き機能のあるお風呂の場合は、追い焚き機能と停止してから入るようにと説明書にかかれています。
またその日の内にお湯を流し、浴槽は水洗いするようにも記されています。
少し温泉成分が強いので普通に使う分には問題ありませんが、そのまま放置するとバスタブを痛める可能性があるので注意してください。
お風呂に入れて袋を軽く揉み、お湯を混ぜると薄いグリーンのお湯の色に変化します。
匂いはほとんどしませんが、敏感な人だと泥臭いというか鉄くさい匂いがするかもしれません。
pHを計測したところ、驚異のpH4.8!!
弱酸性と言っても良い数値の酸性泉となっています。
大分別府の明礬温泉のpHは2~4くらいのところが多いのですが、その特徴がきちんと出ている入浴剤と言えます。
pHが5を切るということはそれなりにきつい入浴剤とも言え、バスタブを痛めたりすることもあれば、肌が痒くなることがある人もいます。
どんな入浴剤でも身体に合う合わないがあるので、使ってみて皮膚を中心に変調が出たらすぐに洗い流して、医師に相談して下さい。
もちろん、お湯の量によってはもっとpH値が大きくなったり小さくなったりします。
別府明礬温泉 みょうばん湯の里 薬用「湯の花」を使った感想
酸性泉を愛してやまない立場からすると、肌の油分が綺麗さっぱりと落とされ、スベスベというよりは、滑りが非常に悪くなる、そんな感じの入浴剤で、まさに酸性泉の温泉に入っている!という気分にさせてくれます。
これは入浴剤というよりは、まさに温泉の素!!
ただしpHがお湯の量にもよりますが4~5くらいになるので、肌の弱い人だと刺激を感じることもあるでしょう。
僕の奥さんは肌が弱いのですが、少しヒリヒリして、肌が少し赤くなりました。
敏感肌の方や傷がある方、酸性泉が苦手な方にはおすすめ出来ない入浴剤となっています。
また主成分が鉄とアルミニウムの硫酸塩なので金属アレルギーの人にもキツいかもしれません、
しかし、酸性泉が好き!という方ならきっと満足の行く入浴剤になっていると思います。
僕はかなり好きな入浴剤です!
酸性泉で有名な温泉と言えば、秋田の玉川温泉、群馬の草津温泉や万座温泉等があります。
これらの温泉が好きな人で肌に何も異常が出なかった、むしろ大丈夫だったという方なら問題ないと思います。
なお香りは鉄というか土というか、そんな感じの匂いがするのですが、わずかなのでそれほど気にならないと思います。
amazonや楽天で購入出来ます。
お得な大容量パックも出ています。
稀にドラッグストアでも販売しているところがありますが、あまり見かけません。
温泉としては酸性で強い成分なので、肌が不安な方はお試しパックの2つ入りを購入するのがおすすめです。
でもなぜか東急ハンズでは販売されていることが多いので、東急ハンズが近くにある方は東急ハンズで購入されるのが良いかもしれません(無い店舗もあります)。
以上、別府明礬温泉 みょうばん湯の里 薬用「湯の花」についてでした。
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