最近、ネット上の記事を読んでいると「極上の温泉」と紹介している記事が結構あるのですが
「え?この温泉が極上の温泉?????」
なんて思うものもしばしば。
というのも循環濾過、塩素臭バリバリの温泉をそんな風に褒めて良いのかな?て思ってしまう事も。
もちろん、温泉の泉質なんて個人的な好みで良いのだし、中には広告依頼を受けて書いているものもあるだろうし(でも、ステマじゃないの?)と思いながらもモヤモヤしている事も事実です。
という事で個人的にショックを受けた、これは極上の温泉だ!と思った個人的ベスト7+1(現在は入れないところ)をご紹介します。
あくまで個人的な好みで万人受けしないところもあるので、ご了承下さい。
ただし紹介する温泉に入ってみると本当に泉質の違いってものが解ると思います。
強酸性のお湯なら、玉川温泉【秋田県】
初めて入った時のそのショックは今でも覚えている温泉があります。
それが秋田県の玉川温泉です。
源泉のphは1.05 湯船のphは高いところでph1.2となっており、傷があるものなら悲鳴をあげてしまいそうなほど染みます。
写真は玉川温泉でも「そよ風館」と呼ばれるところのもの。
玉川温泉の写真をそういえば撮ってなかった・・・
玉川温泉は木造の内湯なのですが、木造であることが雰囲気を醸し出しています。
強酸性の温泉を楽しむのならお薦めの温泉です。
ぶくぶくしゅわしゅわなら、七里田温泉 下湯 ラムネの湯【大分県】
天然の炭酸泉の温泉なら個人的には七里田温泉 ラムネの湯が一番凄いと思いました。
危険な温泉としてテレビで放送されましたが、危険ではありませんし対策も行われているので安心して下さい。
何が危険かと言うと炭酸泉で二酸化炭素の発生が多く空気を循環させないで入っていると窒息してしまう事があるため。きちんと空気の循環が行われていますよ。
ぬるめの炭酸泉でいつまでも入っていられます。
ヌルヌルのアルカリ泉なら、中山平温泉 琢秀【宮城県】
うなぎ湯 とも呼ばれる宮城県の中山平温泉のお湯は本当にヌルヌルを味わえます。
初めて入った時は、ローションでも入ってんのかよ??と思ったくらいです。
似たようなヌルヌルの温泉は他にもありますが、ヌルヌル系で初めて入ったのがここだったので、余計に覚えています。
一時期、一番広い露天風呂は東日本大震災の影響では入れませんでしたが復活しています。
日帰り入浴も出来る温泉宿です。
濃い!!!温泉なら、入之波温泉 山鳩湯【奈良県】
ここよりも比重的には濃い温泉はありますが、目でみて濃い!と思える温泉という事で選びました。
内湯と露天風呂がありますが、ともに温泉成分が湯船に付着して湯船の原型をとどめていません。
温泉に入ると表面に幕が張っている事も。
ドバドバとかけ流しにしておかないと、温泉成分が表面に固まってきて入れなくなるとか。
泉質的には、ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 というそれほど珍しいものでもありませんが、とにかく濃い温泉に入ってみたい方にお薦めです。
温泉と言えば硫黄!硫黄含有量日本一とも言われる万座温泉 聚楽【群馬県】
温泉と言えば硫黄の匂い!という人も多いのではないでしょうか?
日本で一番硫黄成分が多いと言われている温泉が群馬県の万座温泉「ホテル聚楽」です。
酸性度はph3.2と玉川温泉に比べれば低いのですが、総硫黄成分は258mg/k とかなり濃くなっています。
露天風呂からは硫黄の塊のような場所から噴気が上がっているのがわかるようになっており、硫黄の香りが漂ってきます。
硫黄臭さなら 玉湯温泉 玉子湯【福島県】
硫黄成分は万座温泉に比べれば少ないものの、硫黄泉特有の玉子の腐ったような強烈な匂いなら、福島県の高湯温泉「玉子湯」が最強でした。
温泉に入って翌日会社に行くと、臭い!と非難轟々だった温泉で、それほど硫黄の匂いが強烈な温泉です。
炭酸水素塩泉で濃さベスト3に入る 石槌山温泉 旅館京屋【愛媛県】
愛媛県の山奥にある石鎚山温泉は炭酸水素塩泉の濃さでは全国でベスト3に入る言われている温泉です。
炭酸水素塩泉は美肌の湯としても人気で特に女性におすすめです。皮膚疾患のある方も訪れて温泉治療をされる方もいます。
お湯が出ているところは成分が石にこびりついています。
ただ、かなり老朽化が進んでいる温泉で、いつ取り壊しになってもおかしくない温泉で、ホームページも各宿泊サイトからも予約は出来ません。
- 住所:〒793-0215 愛媛県西条市西之川106
- 電話番号:0897-59-0335
天然なのにバスクリン色!国見温泉石塚旅館【岩手県】
湯質的には硫黄泉ですが、お湯の色はまるでバスクリンを入れたような綺麗なグリーンの色をしている温泉です。
でも、この色で源泉かけ流しだというから驚きです。
内湯もグリーン。
今まで入った温泉の中でも、ここの温泉が一番疲れた取れた温泉で、湯治にもおすすめです。
ただし冬季は閉鎖されます。例年5月中旬くらいから11月初旬までの営業期間となります。
期間中であれば、るるぶトラベルから予約が可能です。楽天トラベルやじゃらんからだと予約は行っていません。
強アルカリ性温泉なら白馬八方温泉
日本で1位2位を争う(でも実際には2位)強アルカリ性温泉で有名なのが白馬八方温泉です。
phはなんと最大で11.3弱!
あまりにもアルカリ性が強すぎて、本当にアルカリ性かどうかよくわからない温泉です。
日帰り温泉(共同浴場)で気軽に入れるのが良いところです。
匂いで有名?入れるの?と思う温泉 西方の湯温泉 西方の湯【新潟県】
宗教施設内にある温泉です。
数年前に源泉が変わってしまい今はもう、凄い匂いのする温泉には入れません。
非常に惜しい温泉に入れなくなってしまい非常に残念です。
ここの温泉は当時、う◯こ臭のする温泉として温泉マニアに人気がありました。真っ黒なお湯に泡が浮いていて、更に臭いから入れるの???と思うような温泉でした。
また昔の源泉にしてくれる事を心から祈っています。
基本的にアブラ臭のする温泉ですが、それ以外の臭いも強い温泉でした。
温泉では湯質の違いを楽しもう
今回紹介した温泉は、本当に素晴らしい湯質、まさに極上の温泉!と言える温泉です。
紹介した以外も素晴らしい湯質の温泉はまだまだ数多くありますが、誰が入っても恐らく、その湯質の良さが解ると思いますし、違いもわかると思います。
温泉の湯質は現在は10種類に分類されています。
- 単純温泉
- 塩化物泉
- 炭酸水素塩泉
- 硫酸塩泉
- 二酸化炭素泉
- 含鉄泉
- 酸性泉
- 含よう素泉
- 硫黄泉
- 放射能泉
必ずしもこの10種類に分類出来る訳ではなく、10種類の中でいくつかが混ざりあった温泉も数多くあります。
いろんな温泉にいって、いろいろな湯質を是非堪能してください。
あ~、良い温泉に入りたい・・・
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