温泉ソムリエの鈴木です。
よく豪華な温泉旅館を例える言葉で「何もしない贅沢」という言葉が使われますよね。
このサイトでも使っていますが、このサイトで使っている「何もしない贅沢」という言葉には2つの意味があります。
上げ膳据え膳、布団も敷いてもらえる、何もしなくても良いという事
1つ目は上げ膳据え膳で、布団も敷いてもらえて、更にお風呂掃除もしないのにお風呂にも入れてしまうという事で、普段なら自分でしなければいけない事をしなくても済むという事です。
何もしないでいられるという意味で使う「何もしない贅沢」です。
これは普段食事の支度をして風呂掃除をして布団も敷いている方であれば、何もしないで良いという状態は本当に贅沢に感じられるのでは無いでしょうか?
つまり普段の生活でしなければいけない事をしなくても良い贅沢です。
食事の支度とか布団を敷くとか何気に面倒なことを一切しないで良いって実は贅沢なことなんですけど、普段奥さんに任せきりの旦那さんは考えてみると良いですよ。
だからたまには温泉旅行で感謝の気持ちを伝えることが大切です。
何もする事が無いという事
もう1つの「何もしない贅沢」という意味は、「何もする事が無い」状態です。
携帯の電波も届かない事もある、テレビも地方のため民放は2局か3局、もしくは衛星放送しか入らない、そもそもテレビも無い、温泉に入って食事をする事しかやる事が無い状態こそが、忙しい日々の生活から離れられる贅沢な時間という意味で使っています。
「現代人は忙しい」なんてよく言われていますが、それは自分から作り出している忙しさのようにも思いませんか?
例えば帰宅後も仕事に追われている人もいますが、それは本当に望んだ事でしょうか?
もちろん嫌々しているのかもしれませんが、たまには無理やりにでも出来ない状況にしてしまう事も良いのではないでしょうか?
普段SNSをしていたり、ネットを使って情報収集を行っている方はデジタル中毒となっている場合もあります。
そういう方にはデジタルデトックスを無理矢理にでも行う事で、何もしない贅沢を味わえるのではないでしょうか?
普段、仕事や恋愛、仲間との付き合いに忙しい女性であればたまには自分に何もしない時間を持たせる事で自分へのご褒美になるのではないでしょうか?
何もしない時間というものは、普段の生活では意識している・意識していないに関わらず本当に作る事が難しい事です。
だからこそ、無理矢理にでもそういう時間を作る事で得られるものは本当の贅沢だと思います。
2人で過ごす何もしない時間
普段から夫婦の会話はありますか?
テレビを見たり食事をしたり、何かしながらの会話はあるかもしれませんが会話だけを純粋に行う時間を取っている夫婦というのは非常に少ないと思います。
しかし、何もする事が無い温泉旅館に行けば必然的に夫婦の会話が生まれてきます。
何もしない時間は夫婦で会話をする時間を作ってくれます。久しぶりに夫婦で会話を純粋に楽しむ事って実は結構な贅沢な時間だと思いませんか?
実際に私も普段から奥さんと会話だけをする時間なんてものはほとんどありませんでした。
何かしながらはよく話していますが何かしながらで無ければ話せていない事に何もしない贅沢を味わう温泉旅行に行く事で気付く事が出来ました。
それから奥さんと2人で会話だけをする時間を作る事の大切さを知る事が出来ました。
夫婦なんて何も話さなくても良いものだ。お互いに解り合っているのだから!という人がいますがそれは自分よがりな考え方ではないでしょうか?
特に男性に多いのですが、女性がお話し好きだという事を忘れていませんか?やはり好きな人とは会話を楽しみたいと考えている女性は多いものです。
そういう事を理解していないから熟年離婚なんてものもある訳です。
夫婦2人で何かをしながらではなく、会話だけをした事が無いのなら、いざ自宅で会話をしようと思っても出来ない場合もあります。
そういう時こそ何もしない贅沢を味わえる温泉旅館で夫婦2人で過ごすのが良いのです。何も出来ないのだからきっと会話だけを純粋に楽しめるようになりますよ。
久しぶりに夫婦2人で温泉旅行にいって何もしない贅沢を味わってみませんか?
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