温泉ソムリエの鈴木です。
雪見風呂、月見風呂という言葉は露天風呂を表す言葉で昔から使われてきているけど、それなら星見風呂ってあっても良いんじゃない?と思います。
今回、星見風呂でおすすめの長野県上田市にある「あずまや高原ホテル」に宿泊してきました。
あずまや高原ホテルは標高1452メートルにある四阿山 の登山口の1つにもなっている場所にあり、温泉もあるリゾートホテル。浅間山を遠くに望む絶景露天風呂と地元の食材を美味しくいただける一軒宿です。
どんな様子だったのか写真多めに紹介します。
あずまや高原ホテルはこんな人におすすめ
あずまや高原ホテルはこんな人におすすめです。
- 空気の良いところでゆっくりと過ごしたい
- 星の観測をしたい人
- 関東から新潟・富山方面に車で向かう途中の休憩宿泊を探している人
- 雄大な山を見ながらゆっくりと温泉に入りたい人
今回、僕がここに泊まった理由は、関東(千葉)から富山県に向かう途中、休憩のために1泊しようと思い止まりました。
上信越自動車道「上田菅平IC」から降りて20分くらいで到着するからです。
あずまや高原ホテルへのアクセス
公共機関で行く場合は、JR北陸新幹線「上田駅」で下車、その後は公共交通機関が無いので宿に送迎を予約しておく必要性があります。14時30分と17時の2回、無料送迎バスを出してくれるそうです。帰りはホテルを10時15分に出発とのこと。
北陸新幹線が開通したことでアクセスはかなりよくなったと言えます。
車で行く場合は、上信越自動車道「上田菅平IC」で降りて約20分くらいで宿に到着します。
軽井沢や万座温泉、草津温泉にも近く、2泊3日くらいで軽井沢周辺を観光する場合の2日目の宿に良さそう。
国道144号線から県道号線に入るところ。冬季はあずまや高原ホテルの入り口まではいけますが、その奥にはいけないということもあり、秘湯ムードを演出してくれています。
あずまや高原ホテルの外観とロビー
本当にこの先にホテルなんてあるのかな?と少し不安になりながらもホテルに到着。
山のリゾートホテルっぽい外観。
この季節にしては雪が少ないそうです。例年ならもっと雪が降っているそうです。
ホテルの前にある庭にはこんな看板が。
標高1452メートル!看板の上、遠くに見える山は浅間山です。
遠くに浅間山を見れる絶景な場所!
駐車場から見える客室は一部で奥に客室が広がっていました。
この日は後で知ったのですが僕ら夫婦を含めて3組のみの宿泊。平日だとこんなものなのかな・・・・。
下を見ると温泉棟が見えました。この角度だと浅間山の方を露天風呂が向いていて景色が良さそう!
中に入ると風除室に大きな熊の人形。これ、夜中に見ると人に見えて異様に怖かった(笑)
中に入ると立派なロビーが目に飛び込んできます。
かなりロビーが広くゆったりとしています。
早く到着しすぎていたのでロビーで待たせてもらいました。ボードゲーム(オセロや囲碁、チェス)があり、時間まで嫁とオセロ、当然結果は僕の・・・惨敗。あれ?
お土産コーナーもあります。でも何故地方の宿のお土産コーナーには婦人服が販売されているのだろう?
ここで記帳するのですが、なんか豪華すぎて落ち着かいない(笑)
その奥も広くなっています。
切り絵が飾られており、結構これが面白い。
14時40分くらいに部屋の用意が出来たということで鍵をもらい、部屋へ向かいました(チェックインは通常15時)。
なお、館内には卓球場・カラオケルームもありました。
宿泊した部屋 ナチュラルフレンチ+ジャパニーズ
今回予約した部屋は、和洋室。
部屋の中に入ると右手に洗面台とトイレ、ユニットバスがありその奥に入ると手前に洋室のベッドルーム、奥に和室という作りになっていました。
セミダブルサイズのベッド。
ベッドの前には机とテレビ。テレビは回転台の上に乗っており、和室から見れるように簡単に回転させることが出来ます。
机の下のドアを開けると冷蔵庫。
テレビの下には金庫がありました。
和室は6畳の広さ。
窓からは綺麗な山並みが見えました。
朝はここから日の出を見ることも。
洗面台は2つあり、仲良く一緒に歯を磨くことも出来ます。
トイレは当然ウォシュレット付き
ユニットバスはバスのみ。ホテルってトイレと一緒のユニットバスが多い中、贅沢な作りだと思ってしまう程度の小市民です。
もっとも温泉宿だから、このお風呂には入らないんですけどね。ただ一緒に行った連れが突然女性の日になってしまって温泉に入れない時とかバスがあると喜ばれますよ。
お茶セットとお菓子、くるみゆべしはこの地域では定番ですね。
あずまや高原ホテルの食事
基本的に食事はホテルにあるレストランでいただきます。
広い空間でゆったりしています。でも3組だけでこの空間を使うのは少し寂しい。
夜は暗くてあまり景色がわかりませんでしたが、朝は山が見えてとても綺麗な場所です。
こういうゆったりした時間の流れを感じられる場所で取る食事は良いですよ~。少し寂しかったけどww
夕食は地元のものをたっぷりいただく
ここの良いところは地元の食材を中心に構成されていること。
豪華な訳では無いけど、安らぐことが出来る料理だと思いました。
真田六文銭と名付けられた前菜。銀杏豆腐が美味しかった!蜂の子チーズもまた美味しい。
信州サーモン 山ふぐ。山ふぐって何だ???と思っていましたが刺身こんにゃくのこと。この辺りは刺身こんにゃくも名産品ですからね。信州サーモンはこれが美味しい!
スーパーで売られているやたらと脂が多いサーモンとは違い、さっぱりしている中にきちんとした鱒の旨味があります。信州サーモンという名前はついていますが、レインボートラウトとブラウントラウトの交配種なので鱒が正解です。
養老饅頭。これはほっこりとした美味しさ。山芋を練って作ってありました。
信州米豚豆乳なべ。豚肉の臭さが全くなく美味しくいただけます。
虹鱒塩焼き。ホクホクといただきました。焼きたてで最初は熱くて食べれないのがまた嬉しい。
天麩羅は、高麗人蔘、芋茎芋、蓮根、アイスプラント とのこと。高麗人蔘は独自の苦さがあるから苦手な人は駄目かも。でも結構好き。
塩丸いかと庄内あさつきのぬた。唯一地場で無いものかな?
真田こしひかりの釜飯、むかごと百合根が入っており、これがまた美味しい!薄味だけときちんと出汁の旨さがわかります。
味噌汁とお漬物
ご飯を沢山食べたい人だと釜飯だけだと足りないかも。でもゆっくりと味わいながら食べるときちんとお腹にたまります。地元のものを美味しくいただけた夕食でした。
デザートはアイスの食べ放題!普通の業務用アイスなので特に美味しいとかありませんが、アイスを沢山食べられる幸せは味わえます。
朝食は朝日を浴びながら
朝食も同じところでいただきます。大きな窓から降り注ぐ朝日を浴びながら食べる朝食は美味しく感じますよ!
煮物や漬物、ひじき等
シラス干し
納豆
湯豆腐
海苔
刺身こんにゃく
鮭?それとも信州サーモン?でも恐らくは信州サーモンだと思います。これが非常に美味しかった!!!
果物
あとはご飯と味噌汁ですがこれは自分で好きなだけ持ってこれるスタイルでした。
珈琲か紅茶もいただけます。
昼食はお弁当
今回のプランは15時チェックイン・チェックアウトは翌日13時という22時間スティで、昼食が付くプラン。昼食と言ってもお弁当ですが、これが美味しかった!チェックイン時に2種類の中から選べるようになっています。2種類なので嫁と僕とで別々のものを注文しました。
鶏そぼろ弁当
煮物が美味しいんですよ。
信州サーモンの押し寿司、中にもサーモンが入っていてこれが非常に美味!
13時までいられるとかなりゆっくり出来ますよ。
落ち着ける内湯と絶景露天風呂
ここは男女別の内湯と内湯に併設された露天風呂があります。
男女のお風呂が隣同士、左右対称になっています。
お風呂の前にはウォーターサーバーもありました。
脱衣所は割りと広く10人くらいなら着替えられます。
そしてまずは内湯へ!
寝られる内湯
窓が大きく天井も高いので閉塞感はありません。
10人くらいは入れる大きさ
上の写真の左部分、床になっていてここで寝そべって寝ることも出来ました。これが気持ちいい!
やや消毒の臭いはするもののそれほど気になりませんでした。
絶景の露天風呂
そしてここは露天風呂が素晴らしいんです!
露天風呂は2段になっており、下の段は冬季は入れないこともあります。
上の段には「うつかるの湯」という看板
「うつかる」とは信州弁で壁にもたれかかるという意味で、壁にもたれかかってゆっくりと入って欲しいという意味合いでこういう名前にしているとか。
下の段のお湯は少しぬるめで長湯には最適な温度でした。
そして遠くには浅間山が!!!
素晴らしい景色を見ながらの露天風呂は最高!
上の湯船から滝のようにお湯が流れてきています。
循環ろ過の温泉ですが、加水はしていないということ。自家源泉を使用しているとのことです。
のんびりと浅間山を見ながら入浴。この日は3組しかいなかったので3回入りましたが、3回とも貸切状態で入ることが出来ました。
泉質は弱アルカリ性の美人の湯
ここの温泉はph8.6前後の弱アルカリ性の温泉です。アルカリ性の温泉は美人の湯と言われています。
微かに硫黄の臭いもしていました。
星空を眺める!
ホテルの前に星空鑑賞デッキというものがあります。
この看板があるところです。夜にそこから見る星空は最高でした!
遠くに浅間山が見えます。そして満天の星空!
標高1452メートルの山の上で空気も澄んでおり、電気はホテルからのもののみなので、本当に星が綺麗に見えます。
こんなに星って見れるんだ~と都会に住んでいる人ならきっと驚きます。
当然、露天風呂からも満天の星空!まさに星見風呂を味わえる露天風呂でした。
冬には星空鑑賞のために防寒着の貸出もしています。
あずまやま高原ホテルの評判・評価・口コミ
じゃらんの口コミでは総合評価は4.2点と中々良い点数です。
悪い評価をしている人は、繁忙期に行ったようでした。今回書いている通り3組だけなのでスタッフの対応もきめ細かく問題は全くありませんでしたが、繁忙期だと問題があるのかもしれませんね。でも落ち着いた場所だけに繁忙期や土日は避けて泊まれば良い宿になると思います。
しかし、じゃらんの口コミを見ると、たまに驚く人がいますね。え?それって普通じゃない?と思うことをサービスが悪いと書く人がいるので。
個人的な評価としては非常に良い宿です。温泉仲間でここにハマって一時期、通っていた人もいました。
非常に良い宿だと思います。
あずまやま高原ホテル・おすすめ?
この温泉宿をおすすめするか、おすすめしないかで聞かれればおすすめします!
泉質は自家源泉ですが循環ろ過で塩素臭も若干するので泉質にとことんこだわる人向きではありません。また繁忙期の評判はあまりよろしく無いので、繁忙期に行くのもおすすめしません。
でも、繁忙期では無い平日に行くのなら本当に快適に過ごせる景色の良い温泉宿です。食事も地元のものが味わえるので旅の楽しさも味わえます。
またカップルで行くにしても良いホテルです。
星空を見ながらプロポーズとか良いな~と思いましたし。
また泊まりに行きたいと思わせてくれるホテルでした。
またWi-Fiもあります。何故かスマホではWi-Fiをキャッチして登録しても通信が出来なかったのですがパソコンだと最大で50mbpsまで出ましたので快適に使えました。ノマドなスタイルでパソコンを使って仕事をする人にも良い宿だと思います。夜はかなり原稿を書いていたし。気晴らしに外に星空を見に行ったり、温泉に入ったり、最高です!
あずまや高原ホテルの基本情報
あずまや高原ホテルの基本情報です。
個人評価 40点/50点満点(あくまでも主観です)
- 温泉名:あずまや温泉
- 施設名:あずまや高原ホテル
- 住所:〒386-2201 長野県上田市真田町長1278-800
- 電話:0268-74-3300
- 宿泊日:2016年1月15日から1泊
- 費用:1人16000円ほど
日帰り入浴について
あずまや高原ホテルでは日帰り入浴も行っています。
- 日帰り入浴時間:11:00~16:00
- 入浴料:1000円(要確認)
- 定休日:不定休
行っていない時もあるので事前に電話確認の上訪れてください。
ゆっくりと過ごしたいのならおすすめです。
以上、【閉館】あずまや高原ホテル が素晴らしく良かった!星見風呂に感動したという宿泊レポート・宿泊体験記でした。
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