最近は、以前のように検索順位がなかなか上がらないな~と感じている鈴木です。
実際にそう感じている方も多いのではないでしょうか?
以前はきちんとコンテンツを作っていればそれなりに上がったのですが、今は本当に上がりにくく感じています。
それはE-A-Tとサイテーションということに関係していると僕は考えます。
E-A-Tとは何か、サイテーションとは何か説明した上で、今後のSEOについてどうすれば良いか僕自身の考え方を紹介します。
(この記事は、noteで販売しているものの一部抜粋となります)
品川プリンスホテルとキーワードで検索した結果
「品川プリンスホテル」に泊まったから、品川プリンスホテルの記事を書いても「品川プリンスホテル」という単体キーワードでは個人ブログや個人サイトで上位表示(10位以内)に入るのは至難の業です。
よくて検索結果の5ページ目に入れば凄いと言えます。
「品川プリンスホテル」で検索してみると広告を除いた順位は下記の通りです(2018年12月17日現在)。
なお検索結果1ページ目はPCで見た場合、7件のみとなっています。
- 1位:公式サイト
- 2位:楽天トラベル
- 3位:じゃらん
- 4位:Wikipedia
- 5位:トリップアドバイザー
- 6位:Booking.com
- 7位:一休
この順位、なぜこういう順位なのか考えたことありますか?
1位の公式サイトは最近の傾向でそうなるのは分かると思います。
- でもなぜ公式サイトを1位にするのか?
- Wikipediaを4位にするのか?
- そしてこの2つのサイト以外の順位はなぜか?
真剣に考えたことがありますか?
下記の記事を見てください。トラベルボイスと言うサイトで旅行業関係者向けのサイトです。
PC及びスマホでの閲覧者数が掲載されていますが、じゃらんと楽天の2強であることがわかります。そしてトリップアドバイザーが次に来ています。
つまりこれ「品川プリンス」と検索した人の多くは宿泊を考えている人が多いので宿泊予約サイトの人気順、もしくは利用者順でほぼ順位が決まっています。
これはクエリの種類のうち「トランザクショナル クエリ」「ナビゲーショナル クエリ」ではここ最近、顕著な傾向です。
利用者が多いサイトは必然的にサイテーションも増えてきます。
- じゃらんで予約したらやすかった
- 楽天スーパーセールで半額だったから楽天トラベルで予約した
なんて書いてあるTweetやブログは見かけたこともありますよね。
それでリンクが無くても、「じゃらん」とか「楽天スーパーセール 楽天トラベル」と言ったキーワードで検索する人がまた増えます。
これが、E-A-Tとサイテーションの正体です。
SEOで大切と言われる、E-A-Tとは
E-A-Tとは、 Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trustworthiness(信頼性)の略です。
今後のウェブサイトのGoogleの順位決定要因で重要な指標になっていくとされています。
その極端な事例が2017年12月に行われた通称「健康アップデート」です。Welq問題に端を発していい加減な医療情報を駆逐しようと、専門家が書いているのか、権威がある人が書いているのか、信頼性はあるのか?ということに重点を置いた検索結果にした結果、医療系・サプリ系のアフィリエイトサイトを運営していたアフィリエイターが阿鼻叫喚し、廃業したアフィリエイターまでいました。
つまり医療であれば医師が書いていることなら専門性も高いし権威性も高いし、信頼性も高いと思いますよね。
それを悪用して医師で無い人が医師と偽ってサプリメントのアフィリエイトをしていたことで最近話題になっていました。
E-A-Tを一般のブログに当てはめていきます。
Expertise(専門性)は雑記ブログよりも何かテーマに特化したブログを長く運営している人の方が専門性は高いですよね。
温泉が好きな人が温泉をテーマにしてブログ記事を100記事書いたものと、500記事書いたものでは500記事ある方が専門性がより高いように思いませんか?
だから雑記ブログよりも今後はより専門的なテーマに特化したブログの方が有利になっていきます。
実際に有名であった雑記ブログもPVが落ちているところが多いようです。
Authoritativeness(権威性)は今度は記事数ではなく、温泉なら温泉に100カ所入った人よりも温泉に500カ所入った人の方が権威性が高いと思いますよね。
Trustworthiness(信頼性)は、専門性・権威性を経て、この情報ならこの人に聞け!と言われるくらいになることです。
なお、 Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trustworthiness(信頼性)はどれも似たように感じると思いますが、明確に分けるのは難しく3つとも大切な指標でありブログの場合は一朝一夕で出来るものではなく長くそして多く、情報を発信していくことで認められるものです。
SEOで大切と言われる、サイテーションとは
今のSEOにおいてサイテーションは非常に重要であり、この対策に必死に取り組んでいる人も数多くいますし、サイテーションの効果を得るためにいろいろな手法を展開するブロガー・アフィリエイターも多くなってきています。
サイテーションを簡単に言えば「リンク無き言及」です。
例えば僕が新しく作った「サポカン」というサイトがありますが、誰かがブログやTwitter、Facebook、Instagram等で
「サポカンってサイト、札幌の情報が分かりやすくて良いよね」
とリンクは無いけど、書いてくれた場合、それがサイテーションとなります。
SNSで話題になれば、何だろう?と思って検索する人も増えてくるので、サイト名で検索する人が増えてきます。
だから、サイテーションは関係なく、結果的に検索する人が増えたから順位が上昇したという人もいます。
でも、これは卵が先か鶏が先かの理論になってしまい、結局はGoogleのアルゴリズムのブラックボックスの中のことであり、一般人はわかりません。
品川プリンスホテルで検索結果上位表示が難しい理由
話を戻して、品川プリンスホテルと検索した時の結果についてもう1度考えてみましょう。
- 1位:公式サイト
- 2位:楽天トラベル
- 3位:じゃらん
- 4位:Wikipedia
- 5位:トリップアドバイザー
- 6位:Booking.com
- 7位:一休
1位が公式サイトになる理由はいろいろ考えられますが、E-A-Tから考えれば品川プリンスホテルの公式サイトなのだから、もっとも品川プリンスホテルに関する専門性・権威性・信頼性は高いと言えますよね。
1位になるサイトは、もっとも専門性・権威性・信頼性が高いサイトがなりやすい傾向にある訳です。
4位のWikipediaは、間違った情報も多いですが、何か調べる時に「◯◯ Wiki」と検索する人もいて、多くの人が使っていることで権威性・信頼性が高いサイトと判断されたと考えれば納得出来るのではないでしょうか?
そして他のサイトの順位はよく利用されるサイト=信頼性が高い、専門性が高いと判断された結果だと考えられるのではないでしょうか?
例えば「品川プリンスホテル 鈴木です」なんて検索する人が1日数千人・数万人いて、僕が品川プリンスホテルの記事を書いていたら、「品川プリンスホテル」で検索した時に多分1ページ目に表示されるようになると思いますが、現実的にはありえないですよね。
検索結果はつまらなくなってきている、でもそれには理由がある
僕の目から見て、E-A-Tの影響で今の検索結果は金太郎飴のような状態で面白みが全くありません。
でも、そうなってしまった理由は「いい加減な情報=悪」はとりあえず無くそうとGoogleが考えた結果、E-A-Tの比率をアルゴリズムで高めた結果だと考えます。
先日、Twitterで流れてきた記事で面白いことが書かれていました。
アフィリエイターじゃなくても、@tottori_koji さんが書いたこの PDF にはとても重要なことが書いてある。🤡https://t.co/anVISKlbAn
— Kenichi Suzuki💫鈴木謙一 (@suzukik) 2018年12月17日
SEO業界で有名な鈴木謙一さんがつぶやいていたものです。
リンク先のPDFを読んで、全くそのとおりだな~と思った訳です。
(*リンク先のサイトについて保証するものではありません)
面白い・役立つよりも安全性にGoogleが舵を切った結果、面白みのない、ワクワクもしない金太郎飴のような検索結果が増えてきたと考えます。
今後のSEOはどうすれば良いか?
そんなの僕が教えて欲しいですよ(おい)
でも、闇雲に記事を書く時代は終わっていて、E-A-Tを高める、サイト名で検索される機会を増やすということが大切になってきていることはわかりますよね。
E-A-Tを高めるためにはどうすれば良いのか?
1つのテーマに絞るというのも1つの回答でしょう。
何か資格をとって、権威性を持つ(持っているように見せかける)というのも1つの手でしょう。
SNSやオールドメディアを活用してサイト名で検索されるようにしかけるのも1つの手だと思います。
ただし、サイト・ブログのコンテンツに何かしらの有益性があったり、他のサイトには無い差別化出来るものがあって、初めて成り立つものであって、コンテンツはいい加減だけど、見せかけの専門性や権威性だけでは意味が無いことはわかりますよね。
何より、ブランド化をして指名で来てもらうようにすることが大切だと思います。
もう少し、詳しくいろいろ書いたnoteは下記になりますので、よければ購入してください。
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