他人の添削・校正は得意だけど自分の書いたものの添削・校正は苦手な鈴木です。
ブログ記事にせよ、ライターとして書く記事にせよ公開・送付する前に自分で間違えが無いか確認する人は多いと思いますが、自分の文章だとどうしても自分自身が見慣れているため正確に添削や校正って難しいです。
ところで、添削・校閲・校正という言葉を使っていますが、それぞれの言葉の意味は理解しているでしょうか?
添削・校閲・校正の違いと自分の書いた記事の添削・校閲・校正方法について説明していきます。
添削・校正・校閲の違い
- 添削:書かれた文章に書き加えたり削ったりして改めて直すこと
- 校正:書かれた文章に間違い(主に誤字脱字)が無いか確認して修正すること
- 校閲:書かれた文章の不備や間違いを調べて、校正したり検討したりすること
僕も本を出すまではあまり意識せずにこれらの言葉を使っていましたが、割と意味そのものが異なるんですよね。
添削(てんさく)は文章そのものを直す
誤字脱字の修正から余分な文章の削除・追加までトータルで修正することを意味します。
自分では気づかないけど、同じことを書いている記事というのは多数あります。
添削のプロに頼むと同じようなことを書いているとうまくまとめて修正してくれたりもします。
なお基本的には添削は自分ではなく他人に行ってもらうことです。言葉の発生が教育から始まったからです。
添削は、教師が学習者(児童・生徒・学生など)の答案や作文、レポートなどを点検する際に行われる学習指導の1つである。添削されたものは学習者が復習などに活用したり、文章や作品をよりよいものにするために参考にしたりする。
校正は添削の中に含まれる
校正は誤字脱字等を中心に、文章構成の不備等を修正してもらうことです。
添削は記事全体を見るのに対して、校正は文章単体の修正をすることが多いです。
校閲は事実確認も含む
校閲は校正・添削を含む場合もありますが、主に事実関係の確認となります。
歴史に関することを書くライター・小説家の校閲担当者なら時代的背景が正しいか、歴史的に正しいかまで調べることもあります。
つまり校閲を行う人は、特定ジャンルに関してある程度の基礎知識があり、更に踏み込んで調べられる人でなければ難しくなるので、添削・校正よりも難しい仕事と言えます。
自分が書いた記事の添削・校正・校閲
自分の書いた文章、ブログ記事でもライターとして納品する記事でも添削・校正はある程度行えますが、校閲に関してはまず無理です。
校閲は自分ではすぐに出来ない
先に書いた通り校閲は書かれている内容が正しいのかどうかを検証することなので、自分の書いたものが正しいのかどうか、判断出来るのか?という問題があるからです。
そもそも自分で調べながら書くので、自分の中では正しいことになっているため、自分で校閲をする意味がそもそもありません。
自分で校閲するのなら、最初から自分で徹底して調べて書けば良いという話になってしまうんですよね。
だから自分で校閲をすぐに行うということはほぼ出来ないことですが、ブログで特定テーマで行っているのであれば、半年後・1年後には特定テーマについて更に詳しくなっているので、半年・1年後に見直してみると校閲は可能になることもあります。
僕自身、結構昔の記事を読み直すと間違っていることを書いていたことに気が付きます。
添削・校正は一晩以上寝かしてから行う
自分で書いた記事でも、添削や校正は可能ですが、最低でも一晩は寝かしてから添削・校正は行うようにして下さい。
というのも記事を書き終えたばかりだと中々自分では間違いを発見出来ないものです。
僕も書き終えた後に一応自分で校正を行うようにしているのですが、一晩経ってから見直すと、誤字脱字をほぼ100%の割合で見つけますww
というのも記事を書き終わったばかりだと冷静に自分の文章って見れないものなんですよ。
でも一晩、出来れば3日くらい空けてから見直すと自分が書いた内容を忘れていることもあって、冷静に客観的に見直すことが出来ます。
だから自分で校正・添削する場合は、最低でも一晩、出来れば3日後に行うのがおすすめです。
余裕があれば1度、プロに見てもらうのもおすすめ
自分の文章が実際にどうなのか?
プロの方に1度見てもらうと目から鱗になる時があります。
僕自身は出版の時に原稿を書いて出版社に送って修正原稿が送られてきて見直した時に、プロはこうやって直すんだ・・・ということに気が付きました。
でも、普通の人がプロに見てもらうことは難しい・・・と思うかもしれませんがそうでもないんですよ。
ココナラというサイトでプロ認定を受けた校正・添削の方にお願いをすれば、かなり正確な校正・添削を受けられます。
校正補助ツールで校正を行う
僕が使っているのが校正補助ツールによる校正です。
文賢というツールを使って真剣に書く文章は校正補助をしています。
文章表現も広がり、修正した方が良いところも教えてくれるのでかなり便利です。
詳しくは下記記事をご覧ください。
以上、添削・校閲・校正の違いと校正の方法についてでした。
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