2014年1月25日に初級ウェブ解析士の試験を受けて合格しました。
いやいや、落ちなくて良かったです。落ちる気はしていませんでしたが。
実際に初級ウェブ解析士の試験を受けて合格した立場から合格に必要な時間と合格率についてまとめてみました。
また受けようかどうか悩んでいる人も多いと思うので、実際のところについて説明します。
初級ウェブ解析士の試験を受けようとしている方の参考になれば幸いです。
初級ウェブ解析士の試験結果
問題は全部で65問。点数は93点でした。
レーダーチャートを見ると、8つのブロックで構成されているのが解りますが、これは2013年度の初級ウェブ解析士のテキストが8章から成り立っているので、章単位で判定している事になると思います。
65問なので、1章あたり8問前後となっているのかな。100点のところは、全問正解だったとして、90%のところは1問間違い、80%のところは2問間違えたのかと考えられます。
という事は、4問間違えたのかと。
65問中61問の正解であれば、合格という事は間違いないようです。
*今は60問となっています。
合格基準が明確なら、もっと対策も出来るのにな~っと。
ただし、今は(2014年度以降)テキストの持ち込みが可能になって簡単になったと思いきや、合格率は落ちているそうです。以前は上級試験であった範囲もウェブの一般化に伴い初級試験の範囲に含まれてきており難易度が高くなってきているという事と、テキスト持ち込み可になり油断して勉強して来ない人もいるのでしょう。
また筆記試験の後2週間以内にGoogle Analyticsの認定講座を受けるか、レポートの提出が加わっていて、更に難易度は上がっています。
またウェブ解析士の試験は試験問題ももらえないし、どの問題を間違えたのかも教えてもらえないので、どこを補強すれば良いのか解らないのが難点です。
間違えたと言っても単純なケアレスミスなのか、それとも根本的な間違いなのかが明確では無いので、振り返りが出来ないのが不便です。
初級ウェブ解析士の試験の制限時間は1時間
65問なので、1問あたり1分かけられない計算です。
*今は60問となっています。
計算問題などは時間がかかるため、すぐに答えられる問題は30秒以内で答えていけるようにしないと、時間が足りなくなります。
試験はウェブを使って行われました(場所によっては紙の試験のようです)。
受験票が渡され、そこにログインIDとパスワードが書かれており(一人一人異なる)、ログインすると自分の名前が出てきます。その中にあるスタートボタンを押すと試験スタートです。スタートボタンを押すと同時に、画面に残り時間が表示されるので、時間配分も行いやすいです。
人によって、ボタンを押すタイミングが当然異なるので、人によって時間も若干異なってきます。
初級ウェブ解析士の試験問題は4択で、正解は1つのみ
試験問題は4択で正解は1つのみ。
時間になると試験は強制的に終了され、その場で採点・その場で合否が解ります。
試験問題は、簡単なものから、ひっかけ問題までいろいろありますが、テキストをしっかりと読み込んでいけば、まず合格出来るかと思います。
合格に必要な勉強時間
僕が試験勉強に費やした時間は実質40時間くらいです。テキストを1通り読むのに、大体10時間くらい。約200ページなので、20ページ1時間くらいです。
なお、ながら勉強の40時間と集中しての40時間では全く異なります。
今回の40時間は本当に集中して勉強した時間が40時間となってます。
テキストは、3回通り、読みました。
残りの10時間は、模擬試験を手に入れたので模擬試験をして、間違えた箇所を重点的に復習しなおしました。
ただ、実際に仕事でアクセス解析の仕事をしているため、基礎知識があったためで、何も無い人だといろいろ調べながら進めると思うので50時間~60時間は必要かもしれません。いや、もう少し今はかかるかな?100時間は見ておいた方が良いかもしれません。
65問中40問以上は、ほぼテキストや模擬試験の問題の通り出て来ています。
追記
なお、現在はもう少し試験そのものが難しくなっているようなので、もう少し勉強時間を増やさないと合格は難しいようです。合格率も落ちているようです。
ある程度予備知識がある人でも50時間から60時間、全くない人なら120時間から150時間は見ておいた方が無難なように思います。1日2時間勉強するとして60日で120時間、土日に少し多めにするとして150時間として2ヶ月は勉強しないと予備知識が無い人は無理だと思います。
合格率は以前公開されていた数字だと79.2%でしたが今はもっと下がっているそうです。というのもウェブ業界に興味がある人が合格率が高いから簡単だと思って受ける傾向が増えているのかな?と思います。
ネットが普及して当たり前になってきた資格だからこそ一般化してきているため、いろいろな人が受ける分、合格率も低下していくと思います。
ウェブ解析士の実際
ウェブ解析士について、某巨大掲示板では、あまり良い評判を聞きません。
確かに、ある種の資格商法で、ネズミ講のような性質を持っていると思うのですが、ウェブ解析を体系的に学ぶには良いものである事は間違いありません。
何故、ネズミ講のような仕組と思うかは、ウェブ解析士マスターに合格しないと、正式には初級ウェブ解析士や上級ウェブ解析士の講座を開けないと言う事と試験の費用が物凄く高額である事からの邪推です。
2014年の1月に受けた時はテキスト代込みで1万円ほどでしたが、今調べてみたら2万円以上(税抜き)になってる!!!と思ったら認定料込みになっていたんですね。
おまけに初級でもレポートの提出まで必要になっている・・・。
ただしウェブ解析士協会の方に何人か知り合いがいますが、資格商法として儲けよう!と考えている人はおらず、本当にまともな団体です。
(完全に資格商法だろ!と言えるのは全日本SE○協会かな・・・)
ただ年々難しくなっている背景には、簡単に取れる資格だと思われたくないということもあるでしょう。
詳しくは下記を参照して下さい。
ウェブ解析士について
ウェブ解析士も少しずつ難しくなってきており、今から受けるとするとそれなりに難しい資格になっていると言えます。
もちろん、ウェブ解析士なんて資格がなくてもウェブコンサルタントにも成れますし、ウェブ関係の仕事は可能です。
でも箔付けでとっておいても良い資格だと思いますし、体系的にウェブ解析を学ぶという事では有効です。
でも、今これを書いた2014年1月の事を思い出すとなんか妙に懐かしく感じます。
またウェブ解析士協会が以前よりもウェブ解析士の資格を取得した人を仕事が得られるようにバックアップを強化しているので、以前よりもウェブ解析士の資格を持っていると食えるようになっているようになっていると思います。
ウェブ解析士初級のテキストは最高に役立つ
今までいろいろなアクセス解析・ウェブマーケティングの本を読みましたが、これからアクセス解析・ウェブマーケティングを学ぼうと考えている人にとって、もっとも優れた教本になっています。
確かに他の本と比べれば高いのですがそれだけの価値がある本になっています。
出来るだけ新しい版を購入するようにしてください。
試験を受ける受けない関係なく、これからアクセス解析・ウェブマーケティングを学ぼうと考えている人は最初に是非読んで下さい。
最近、上級はもう良いかな~って思うようになってきてしまった(^_^;)
受けるのなら一気に受けた方が良いですね。時間をおくとどうしても受ける気が減ってきてしまいます。
以上、初級ウェブ解析士の資格についてでした。
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