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【札幌のブラックアウト】北海道胆振東部地震の時の様子と用意しておいた良かったもの・注意点を解説

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北海道胆振東部地震の時の札幌駅の様子北海道・札幌の生活

2017年10月から札幌に住んでいる鈴木です。

札幌に引っ越したのが2017年の10月でまさか1年もしない内にこんな規模の地震(北海道胆振東部地震)に遭遇するとは予想もしていませんでした。

でも、僕の住んでいるエリアは本当に被害がほとんど無く、生鮮食品が購入し辛い以外は至って問題はありません。

自宅で仕事をしているので公共交通機関の停止も特に問題になることも無く

事前に備えをしっかりとしていたことも良かったと思いました。

今回の地震の流れ、食品が流通しだすまでの流れ、そして事前に備えていて良かったものを紹介しておきます。

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北海道地震で起こったブラックアウトについて

北海道胆振東部地震で有名になった言葉「ブラックアウト」

簡単に説明すると大手電力会社が管轄するすべての地域で停電が起こることです。

北海道胆振東部地震では、北海道全域が停電しました。

九州なら九州全域、沖縄なら沖縄全域、関東な関東全域で停電が発生するとブラックアウトと言います。

ただ北海道に比べると本州はブラックアウトが発生しにくい状況にはなっています。

理由は他の地域と隣接しているため、緊急時は隣接する大手電力会社から電力を供給してもらえるからです。

北海道はすぐに他の電力会社から電力を供給してもらうことが出来ないため、ブラックアウトになりやすいという欠点があります。

北海道がブラックアウトになった細かい理由は経済産業省が説明しているので、そちらの記事をご覧下さい。

北海道地震 札幌市中央区での流れと食品の流通の復活の流れ

2018年9月6日 深夜3時過ぎ

普通に寝ていましたが、ETWS(緊急地震速報)のアラーム音と揺れがほぼ同時に来て目が覚めます。

揺れが収まるまでベッドの上で待機、時間はそれほど長く無かったと思います。

今まで経験した震度で一番大きかったのは震度4でしたが、体感的には震度4よりも大きく揺れたように感じました。

揺れが収まり灯りをつけてリビングへ移動してテレビをつけて地震の速報を見ます。

同時にスマホでTwitterを見て情報収集

2018年9月6日 3時半頃 北海道全域での停電

そして15分くらい経過した時、停電・ブラックアウトです。

そうなるとスマホくらいでしか情報収集出来ないのでスマホで情報収集するも深夜でどうしようも無いので5時くらいに再び寝ます。

2018年9月6日 8時くらいの札幌大通公園の様子

そして8時くらいに起きてスマホで情報収集

でもテレビが無いってきついですね。

ここでabemaTVで地震のことを報道しているとFacebookで教えてもらいabemaTVを見ます。

その時

あれ?そういえば俺、ワンセグ付きのスマホもタブレットも持ってるじゃん・・・

ということに気づきワンセグ付きのスマホとタブレットを用意してテレビを観ることに成功しました。

電気はまだ復活していませんでしたが水道は出ていました。ガスは来ているようでしたが、電気が無いと使えないので意味なし。

その後、食材・水等の備蓄はあるもののサラダとかは無いので買い物ついでに出かけることに。

その時の様子が上記です。

信号が動いてないので遠くまで行くのは断念して近くのコンビニに。

セイコーマート最強!とかTwitterで見ていたので近くのセイコーマートに行ったのですが、閉店していました。

僕の地域ではこの時はセブンイレブンが頑張って営業していました。

コンビニの営業・品揃え関しては札幌市内でも結構地域差があったようです。

なおいつもより音が聞こえない、聞こえても救急車等のサイレンだけでしたが、普段は滅多に聞こえない札幌市時計台の鐘の音が聞こえたのが印象的でした。

2018年9月6日 ブラックアウト(停電)からの一部復活

電源無いのでスマホみながらぼ~っとしていたら電気がつきました。

早いところで14時くらいから停電から回復していたようです。

でテレビをつけたのですが、テレビの電源は入るけどアンテナレベルが上がらず見れない状態に。

テレビの故障かと思ったのですが、家にあるUSB電源供給タイプの室内アンテナをつけたら普通に見えるのでマンションのアンテナか他の原因でアンテナの調子が悪くて見れないということがわかりました。

参考までに我が家にあった室内アンテナは下記のものです。

サン電子 室内アンテナ アイボリーホワイト IDA-7CB-IW

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元々、奥さんのパソコンのテレビ用に購入したものです(TVチューナー付きのパソコン。

電源コード以外は床を垂らしたくないということで購入しています。

ようやく大きなテレビ(スマホやタブレットに比べれば)で地震のニュースを見ます。

そして電気が復活したことでガスも使えるようになり、お風呂の心配も無くなりました。

2018年9月6日 17時頃の大通公園付近の様子

停電も復活したし、少し散歩と買い物ついでにと出かけました。

北海道胆振東部地震 札幌市役所の様子

札幌市役所まで徒歩10分くらいで行けるので札幌市役所で何か市民向けの情報があるか確認に行ったのですが、携帯電話への充電コーナーが出来ており長蛇の列に。

北海道胆振東部地震 の時の大通公園の様子

大通公園は割と人が多くて、停電している地域の人が暗くなるまで過ごしているのかな?と思いました。

もちろん旅行者で行くあての無い人もいたと思います。

北海道胆振東部地震の時のさっぽろテレビ塔の様子

ただ、時計の電光表示板が表示されていないさっぽろテレビ塔はとても不安な気持ちになりました。

ほぼ毎日、札幌に来てから見ていたものなので。

いつも見ているものが見られないって、本当に不安になりますね。

2018年9月7日 地震発生2日目

朝起きて、ベランダから外を見ると目に入る範囲では信号が復活していたのでいつもの散歩として出かけることに。

僕のTwitterを見ている人はご存知かと思いますが、毎朝基本的には大通公園やその周辺を散歩しているので日課です。

北海道胆振東部地震の時の札幌駅の様子

JR札幌駅、改札は閉鎖され中には入れない状態に。

もちろんこの後ろには移動したくても出来ない人達が不安そうに電車の復旧を待っていました。

北海道胆振東部地震の時の札幌駅バスターミナルの様子

札幌駅のバスターミナル、バスは運休しています。

この時点では札幌市電(路面電車)も地下鉄も動いておらずガソリンスタンドも長蛇の列で移動手段はかなり限定されている状態でした。

午後になり札幌市電や地下鉄が動き出し、バスや電車も徐々に動き始めます。

なお札幌駅前のビックカメラはモバイルバッテリー等も販売してましたが品薄状態になっていました。みんな買いますからね。

2018年9月8日 地震発生3日目

食料の備蓄はあったものの、いい加減備蓄品だと飽きてくるので近くのスーパーに買い出しに行きました。

お肉や野菜は少ないものの買えない状態ではありませんでしたが、パンや牛乳等は全く無い状態でした。

ガラガラの棚が印象的でした。

近くにいた人が店員さんに「入荷のめどは?」と聞いているので聞いていたところ「生産のめどがまだたってない所が多いため、入荷はまだ読めない状況です。」と答えていました。

まあそうですよね。

僕の住んでいるところは停電からは復活したもののまだ北海道の半分で停電が続いており、特に生産拠点は札幌から離れたところが多く停電から復活していないところもあるから生産出来ない状態が続いているのでしょう。

2018年9月9日 地震発生4日目

ようやく牛乳が購入出来るようになりましたが、入荷数は少なく恐らくこの後1時間後には売り切れていたと思います。

ただ4日目辺りから徐々に商品が入荷しだしているというのは感じられました。

ただ千歳市に住んでいる友人の話を後から聞いたのですが、全く牛乳の入荷はまだ4日目時点でも無かったそうです。

2018年9月10日 地震発生5日目

物流量は少ないけど、牛乳・パン・卵がスーパーやコンビニの店頭に並ぶようになってきました。

もちろん、開店時間近くにいかないとすぐに無くなる状況でしたが、何も買えないという状況からは脱した感じがしました。

ただしこれも札幌とその一部近郊の話で、千歳市くらいになるとまだまだ牛乳やパン等が並ぶことは無かったそうです。

実際に並ぶようになったのは地震発生から7日目くらいからということでした。

北海道胆振東部地震から学んだ備えておくべきもの・備蓄品

今回の北海道胆振東部地震から学んだ備えておくべきもの、備蓄品を紹介していきます。

絶対に必要!モバイルバッテリー

モバイルバッテリーは絶対に添え萎えておくべきです。

今の時代、スマホがものすごく貴重な情報源になるし、安否確認にもなるので「スマホの電源が切れる=情報源が途絶える・安否も伝えられない」ということになるのでモバイルバッテリーは常に用意しておくべきだなと。

旅行でバッテリーなんて持ってくるのは手間という方でも今はかなり軽量化されたものもあるので1つは持っていた方が安心です。

またスマホなら懐中電灯代わりにもなります。

そして旅行中ならACアダプターを含む充電器も持っていた方が良いです。

今回、震災後に市役所や携帯ショップ、駅等で充電スペースがかなり作られましたが、用意されているのは携帯ショップ以外は、電源・コンセントのみです。

つまりACアダプター及びケーブルが無いと充電出来ないことになります。

ただ普段はモバイルバッテリーなんて使わない、充電を忘れているという人もいると思います。

そういう方向けにおすすめしたいのが、下記のモバイルバッテリーです。

急速充電器とモバイルバッテリーの1台2役で、普段は充電器としてそのまま使っていれば、いざという時には充電された状態になっています(たまに使って放電はさせることをおすすめします)。

カセットコンロとガスボンベ

次に紹介する食品も関係してくるのですが、ブラックアウトになるとガスも今は止まるところが多いので、カセットコンロとガスボンベは必ず用意しておくことをおすすめします。

地震当日の朝、ガスボンベで使うガスコンロがかなり重宝しました。

お湯は沸かせるからカップラーメンも食べられるし、冷凍してあった肉も調理出来した。

ガスボンベは3本ほど用意してあったのも安心でした(アウトドア用のガスコンロとボンベもあったのでより安心でした)。

アウトドア用コンロ

アウトドア用のコンロは上記の写真のものです。ここまで用意しておくことは無いですが、あったので安心は出来ました。

食料品と水

震災関連でいつも言われいるのですが、やっぱり食料と水は1週間分くらいは用意しておくことが大切だなと。

最低でも3日間は必要かと。

我が家は水や食品は念の為に1週間分は備えているので今回は特に焦ることはありませんでしたが、普段食べているもの・飲んでいるものが3日間とか食べられなくなるのは少々きつかったです。

なお我が家で揃えているのは、サトウのごはん5食入りを2つ

サトウのごはんは電子レンジだけでなく湯煎(お湯で温めること)でも食べられます。

そして、はごろも シーチキン70gの4つセットを2つ

醤油等は買い置きが1つあるので、ご飯とシーチキンがこれだけあれば3日間くらいの食料はどうにかなります。

インスタント食品 五目ご飯

他に上記のアルファ米「五目ご飯」

尾西食品 アルファ米 五目ごはん100g×5食

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インスタント食品

チキンラーメン5食入りはいつもあります。

日清 チキンラーメン 5食P

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そして、水

9本パックはAmazon限定ですが、これが2ケースあるとかなり安心です。1週間は飲水はこれでどうにかなりますから。

北海道地震で一番安定していた携帯キャリア

今回、地震発生直後、いろいろな携帯キャリア(MNO及びMVNO含め)で札幌市中央区のさっぽろテレビ塔付近で一番安定していたのはau及びau系でした。

ドコモはかなり重くなりましたし、ソフトバンクは一時的に通信出来ない状態というか不安定な状態になりましたが、au及びUQモバイルは比較的安定していて速度も極端に遅くなることはありませんでした。

ドコモ系は、MVNO含めドコモ本体も札幌では非常に遅いというか重たいので震災の時は余計に重くなります。

ソフトバンクは普段は快適ですが、今回の地震で一番不安定になったキャリアでした。

これは地域差も当然ありますが、札幌中心部の赤れんが庁舎・札幌市時計台・さっぽろテレビ塔に観光に来る人には参考になるかと。

3キャリア及びMVNO20回線以上契約している立場だから言えることです。

ただ震源地に近いところではauの基地局が少し影響を受けたようで、auが使えなかったという話は聴きました。

基地局がどこにあるか、それが影響するかは地震がどこで発生するかという運となるので、どこの携帯電話会社が絶対に良いとは言い切れない部分はあります。

格安SIMは地震の時に不安

格安SIMだと通じないとかそんなことはありません。

docomoやau、ソフトバンクの回線を使っているので、地震だからと言って格安SIMのみが使えなくなるということは滅多にありません。

滅多に無いということは、格安SIMだと使えなくなるという可能性があるということです。

難しい話になるので説明は省きますが、POIと呼ばれる通信設備が東京もしくは大阪のみにしか無い格安SIMだと、どちらかの都市が地震により壊滅的な被害を受けた時は使えなくなる可能性があります。

大手3キャリア、UQモバイル・Y!mobile、IIJmio、OCNモバイルOneは東京と大阪にPOIという設備があるので、東京もしくは大阪で壊滅的な地震が置きても使える可能性が高くなっています。

それ以外に格安SIMが不安になる理由は、一般的な格安SIMだと地震発生地域へのパケット無制限を行ってくれません。

今回の北海道胆振東部地震でパケット無制限を行ってくれたのは下記の会社です。

  • docomo
  • au
  • SoftBank
  • UQモバイル(チャージ容量無制限で無償)
  • Y!mobile(チャージ容量無制限で無償)
  • BIGLOBEモバイル(チャージ容量無制限で無償 BIGLOBEはauと同じKDDI)

格安SIMはどうだったか?

  • nuroモバイルが10GBを無料付与
  • DTI SIMは5GBを無償付与
  • IIJやNifMoは2GBを無償付与

停電が復活するまでスマホにワンセグが無ければ、スマホでインターネットテレビ(AbemaTV等)を見て情報を得られますが、パケットは使います。

パケットが無制限で無ければ気になって見れなくなってしまうので、震災地域はパケット無制限にしてくれる大手キャリアや大手キャリアのサブブランドの携帯電話会社を使っているのがおすすめです。

北海道地震で一番不安だったこと

僕は今、マンションに住んでいますが駐車場が格納式なんですよ。

1台分のスペースで3台の車が駐車できる昇降式の駐車場なのですが、停電で車が駐車場から出せない状態になってしまっていたこと。

上昇式駐車場

上記は僕が住んでいるマンションの駐車場ではありませんが、このように昇降式の駐車場だと停電になると上の段にある車は出せなくなります。

今の車は長距離を走ることを考えて購入したので、寝られるしUSBソケットもつけてあったので、スマホの充電もエンジンをかけておけば出来るようになっています。

またシガーソケット用のチャージャーも車に積んであるので低いアンペア数の家電製品(パソコンとか)なら使えます。

でも車を駐車場から出すことが出来なければ意味が無い訳で昇降式の駐車場も問題があると思いました。

車があるのに車で避難するということが停電中出来ないということは怖く感じました。

今、マンションを探している方は平面駐車場にしておいた方が安心ですよ。

それでも北海道は元気です

と以上、書いてきましたが、僕は元気です。

北海道も元気です(たぶん)。

是非北海道に遊びに来てくださいね。

北海道に旅行に来てくれることが、震災復興の手助けにもなります。

僕は東日本大震災から3年間は毎年、福島県に旅行に行っていました。旅行にいって福島の楽しさ・安全さを伝えたかったからです。

その頃はまだこの名前でブログをしていませんでしたが。

同じようにまだ地震の爪痕が残る北海道に遊びにきて震災復興の手助けをして下さいね。

北海道・札幌の生活
このブログを書いてる人

通称:鈴木こあら

散歩と旅行・温泉とカメラ、そしてブログ書きが好きで、奥さんが大好きなおっさん。
すべての都道府県で最低1箇所は温泉に入り、合計700箇所ほどの温泉に入った温泉ソムリエです。
出身は愛知県ですが、現在は北海道札幌から神奈川県鎌倉市に移住して生息しています。

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鈴木です。~鈴木利典 公式ブログ~

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