先日、ASUS JAPANさんのお招きで台湾に行ってきました!
それが凄く良かったんですよ。詳細は下記記事をご覧ください。
- http://tel03.com/event/zenfan-computex2016/
- http://tel03.com/travel-sim/chunghwa-telecom/
- http://tel03.com/travel-sim/taiwan-akiba/
- http://tel03.com/event/asus-honsha/
それはさておき、上記は格安SIMやSIMフリースマホをメインにしたブログなのですが、上記のブログで使っている小技を今回はご紹介します。
ただしいキーワードがPVを取れる訳では無い
僕は元々ASUSというメーカーが好きだったので、SIMフリースマホで普段使いしているものはZenFoneシリーズばかりなんですね。
それはさておき、ZenFoneというSIMフリースマホであれば「ZenFone 2」が人気だったわけで最近だと「ZenFone 3」が話題になっています。
でこのZenFone 2やZenFone 3の記事を書く場合にタイトルに「ZenFone 2」とか「ZenFone 3」というキーワードを含めると思いますが多分、多くの人はPVが取れないと思います。
なぜならガジェット系のニュースサイト(Engadget Japaneseやアスキー)と競合するのだから当然元々ドメインが強いサイトに勝てる見込みなんて非常に低いです。
ならどう勝負するか、僕のガジェット系ブログ「モバイルガジェット東京03」を見てもらえばわかりますが「ZenFone 2」は「ZenFone2」と記載しているんですね。
意味がわからない?
- ZenFone 2
- ZenFone2
正式な名称の表記はZenFoneの後に半角スペースが入って2ですが、僕は半角スペース無しで書いています。
これ単に間違えてそう書いていると思っている方もいたかもしれませんがわざとです。
何でこんなことをしたかと言えば理由は2つ
- 「ZenFone 2」よりも「ZenFone2」で検索する人が多い
- 正式名称だと人気ニュースサイトと強豪する
からです。
それと検索する人のことを考えてみてください。ZenFone 2のことを知りたい人はわざわざスペースを入れるのかどうか?ということを。検索する人のことを考えたら僕なら下記のようなことを考えます
- ZenFone 2と検索する人は、恐らくそれなりに詳しい人が多い
- ZenFone2と検索する人は、ZenFone2というものは知っているけど詳しく知りたいから検索する
- 頭の中で覚えた単語を入力する場合、その単語にスペースが必要かどうかなんて考えない
メインキーワードに悩んだらGoogleトレンドで確認をする
Googleトレンドで「ZenFone 2」と「ZenFone2」で検索ボリュームを見てみましょう。
ZenFone2(スペース無し)とZenFone 2(スペースあり・正式表記)だと倍くらい検索ボリュームが異なります。
どちらがPVが取れるのかもうわかりますよね。
ZenFone3でも同じです。
他にもこれは結構使えます。全く分野の違う医療関係、例えば糖尿病のサイトを作る時に絶対に出てくる言葉「インスリン」、でも以前は「インシュリン」とよく言われていました。これどちらが検索ボリュームが多いかと言えば「インスリン」です。
もう何倍違うかと言えば6~7倍も検索ボリュームが違うんですね。なお敢えてインシュリンという言葉を使う場合もあります。
今のGoogleはそんなに馬鹿なの?
「インスリン」と「インシュリン」だと言葉も違うからそういう結果になると思うかもしれませんよね。
でもZenFone2のように半角スペースが途中に入るか入らないかだけでそんなに検索順位って違うものなの?って思いますよね。今のGoogleの検索はより賢くなってきているのだから半角スペースくらいなら解析して検索結果に反映すると思うかもしれませんね。
でも実際のところ半角スペースが有る無しだけでかなり検索順位は変わります。
本当かよ!と思うかもしれないので具体例を見せますね。
上記はGRCというツールで登録したサイト(URL・他人のものでもOK)で狙っているキーワードの検索順位が今何位なのか調べるものが出来るものです(Google・Yahoo・Bingに対応)。実際に僕の運営しているモバイルガジェット東京03における「ZenFone2」と「ZenFone 2」の検索順位は「ZenFon2」であれば4位と検索結果の1ページ目に表示されている訳ですが、ZenFone 2だと11位や21位なので検索結果の2ページ目や3ページ目になってしまいほとんど検索結果から来てくれる人はいない訳です。
もっと具体的な例を出します。
「ZenFone3 Ultra」と「ZenFone 3 Ultra」だと物凄く顕著ですよね。
- 「ZenFone3 Ultra」:Googleの検索結果2位~4位
- 「ZenFone 3 Ultra」:Googleの検索結果101位以下(圏外)
「ZenFone3」と「ZenFone 3」もそうです。
- 「ZenFone3」:Googleの検索結果は割りと上位
- 「ZenFone 3」:Googleの検索結果101位以下(圏外)
何でこんなことが起こるのかと言えば正確なことは僕にもわかりません。ただし言語化出来ないもののGoogleの形態素解析の傾向から何となくですが理由は見えてきています。この先この形態素解析がどこまで進化するのかが結構重要だとは思うのですが(加えてRankBrainも)。
まとめ
今回のまとめです。
- 正しいキーワードで常に人は検索するとは限らない
- 正しくないキーワードで検索する人の方が多い場合もある
- 検索ボリュームを確認してからキーワードは決めた方が良い
- 半角の有る無しで全く検索順位が変わってくることもある
- 競合との兼ね合いを見て正しいキーワードで攻めるのかそれとも正しくないキーワードで攻めるのか決めた方が良い
- 検索する人はどういう気持でどういうキーワードで検索するのか考えるべき
- Googleの形態素解析の傾向を見ると概ね理由が見えてくるけどまだ言語化出来るレベルでは無い
なお今回はGoogleトレンドの使い方でわざと触れていない部分があります。そこまで話すとちょっと僕が行っているあるテクニックというか考え方がバレてしまうので省略しました。
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