アフィリエイトの究極は、ASPと広告主、アフィリエイター、実際にアフィリエイト広告をクリックして購入やサービスを申し込むユーザー、4者の関係がWin-Win-Win-Winになることだと思っている鈴木です。
ただ中には広告主のことを無視しているアフィリエイターがいることも事実です。もちろん広告主側やASP側に問題がある場合もあることも事実です。ユーザー側にも悪意を持って行う人がいるのも事実です。
でも、それぞれが少しずつ気を使えばもっとアフィリエイトは幸せになると思うんですよね。
広告主的な立場でもあった
僕は今、アフィリエイトによる収益でほぼ暮らしているアフィリエイターです。
でもサラリーマン時代は広告主的な立場でもあったんですね。
とあるECのアクセス解析を担当しており、そこで広告の効果を測定していることもありました。その時にもう少しアフィリエイターが気を使ってくれればな~ということが何度かありました。
キャンペーンコードは削除してあげて欲しい
例えば下記のようなURLを見たことがある人は多いのではないでしょうか?
ttp://suzukidesu.com/kokuchi20170128off/?utm_source=blog&utm_campaign=off&utm_medium=content&utm_term=damedasi&utm_content=ad
?マークの後にutm_source=◯◯といった文字列があるURLです。
これはキャンペーンコード(キャンペーンパラメーター)と言って、広告や何かの施策を計測する時によく使われるもので、?以下のURLを削っても同じページが表示されます。
なぜこういうキャンペーンコードを入れるかと言えば広告の効果や施策の効果を計測するために行うものです。例えばテキストタイプのメルマガであればメルマガ内のURLがどれだけクリックされたかアクセス解析ツールを使って計測したい場合にはよく使われます。
アフィリエイターの中では提携している広告主のサイトのメルマガを読んでアフィリエイト記事のネタにしている場合もありますよね。
でもこの時にマイリンク機能やリンクビルダー機能を使ってキャンペーンコードを含んだままアフィリエイト用のリンクを生成されてしまうと、広告効果を計測している立場からすると本当はアフィリエイト広告による収益だったのに、メルマガの効果でカウントしてしまうことがあるんです。
実際に僕が広告効果を検証していた時に、どうしてもデータに整合性が無くて、何でだろう?と悩んだことがありました。よくよく調べたら某ASPのリンクビルダーでキャンペーンコードを含めたURLでアフィリエイトリンクが作られていたんですね。
これ、キャンペーン用の部分を消したURLでリンクを生成してくれたら、本当に楽なんだけどな・・・ということになった訳です。
もちろんこれは広告主側の要望であって本来はアフィリエイターに対して要望することでは無いと思いますが、少しだけ広告主に気を使ってあげることでひょっとしたら広告主と良い関係になっていくかもしれません。そしてアフィリエイターと広告主としてWin-Winの関係に発展していく可能性もあります。
広告主とASPの関係も重要
サラリーマン時代、上記のようなことがあってASPに
「アフィリエイターの方々にキャンペーンタグを外してからリンク生成を行ってもらうように出来ませんか?」
と相談したことがあります。その時のASPの担当は「それは出来ませんね」で終わったんですね。
でもそこで「完全には無理ですが、注意事項として書かれてみてはいかがでしょうか?また連絡事項としてメルマガで流しますね」と答えてくれれば広告主とASPの関係もより良好になっていくと思います。
「それは出来ませんね」だけで終わってしまったら、そのASPはあまり真剣に広告主のことを考えてくれてないな・・って思うかもしれません。だから少し条件が悪くても他のASPに移ってしまう可能性もあるかもしれません。
煽って稼ぐ時代も終わりつつある
最近はブログ形式のアフィリエイトで継続的に稼ぐ人も増えていますよね。
ブログの場合は個性を押し出していることもあって、ブログを書いている人が信頼出来るからその人が紹介している商品は安心して購入出来ると思う人も増えているように思います。
でも、ただ煽って買わないと損!というような書き方で実は大したこと無い、役に立たない商品を販売していたらブロガーのイメージは悪くなるし購入した人にとってもメリットはありません。
稼げれば良いと記事を書くブロガーもいるのですが、それだとWin-Winの関係にはなっていかないことはわかりますよね。
何もアフィリエイトだけの話でも無い
ここまでASPと広告主、アフィリエイター、実際にアフィリエイト広告をクリックして購入やサービスを申し込むユーザー、4者の関係を書いてきましたが、これなにもアフィリエイトだけに限った話では無いですよね。
アフィリエイトの場合は上記のような関係図になってそれぞれが少しずつ関係を良好にすることを考えてくれればWin-Winな関係になっていきます。
でも最近話題となっているキュレーションメディアはこんな感じでしょうか。
クリエイター側を完全に無視していたためにクリエイター側を中心に批判が行われている訳です(ライターはメディアの中に含めて考えています)。
クリエイター側にも還元するという仕組みを打ち出しているメディアもありますが以前の分はどうなるのか?長年に渡って盗用しつづけてきたことに対する恨みを持っている人もいるでしょう。
その恨みをリセットするのは今しか無いと思う訳で、クリエイターに対して遡ってきちんと還元出来れば、キュレーションメディアも生まれ変われると思うんですけどね。
そうで無ければキュレーションメディアは滅びるしか無いと感じています。
エコシステムが出来ない業界は今後、滅んでいくと思います。ネットで可視化されるように今後はますますなっていくのですから悪い噂はすぐに広まります。
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