雪と光のコラボレーションがとても好きな鈴木です。
毎年2月の第2土曜日・日曜日に福島県は会津若松市の鶴ケ城で開催される「会津絵ろうそく祭り~ゆきほたる~」に行ってきました。
お城に積もった雪とそれを彩るロウソクの灯りは、とても幻想的で素晴らしい景色でした。
写真を多めに「会津絵ろうそく祭り~ゆきほたる~」について実際の様子を写真多めに、そして会津若松のおすすめの宿泊施設を紹介します。
会津絵ろうそく祭り~ゆきほたる~について
「会津絵ろうそく祭り~ゆきほたる~」って何?と思う人もいるかと思いますが、会津若松の鶴ヶ城で毎年2月初旬頃に行われる一種の雪まつりです。
鶴ヶ城の周りに絵が描かれたロウソクを立て、ライトアップを行うイベントです。
ロウソクの灯火で通路が照らされ、幻想的な風景を見るために多くの人が訪れます。
まだ始まって20数年の比較的最近のお祭りですが、感動的な美しさが見られます。
なお「会津絵ろうそく祭り~ゆきほたる~」の会場である鶴ヶ城ですが、国の史跡には「若松城」で登録されていることはご存知でしょうか?
お城の案内板は「鶴ケ城」になっていますが。
鶴ケ城・若松城・会津城・会津若松城・黒川城といろいろな呼ばれ方をするお城ですが、今回は鶴ケ城で統一しておきます。
会津絵ろうそく祭りに車なら早めに!駐車場は後から混雑
割りと混み合うかと思いきや、17時ちょっと前に鶴ケ城に到着しましたが、停めた三の丸駐車場はそれほど混雑している訳ではなく、すんなりと駐車出来ました。
また周りの雪深い割には渋滞もほぼなく、スムーズに行く事が出来ました。
ちなみに、駐車料金は1時間100円となっていました。
帰りもスムーズに出られましたので、駐車場については、それほど意識しなくても問題ないかと思います。
ただし時期によってはかなりの雪(今回はかなりの雪でした)で、凍結も一部していたので、雪道に慣れていない方は素直に公共交通機関を利用した方が良いでしょう。
臨時のバスも出ています。
なお、混雑はそれほどしていませんでしたが、もちろん満車にはなるので、17時以前には到着しておくことをおすすめします。18時近くになると満車にはなります。
鶴ケ城・会津絵ろうそくまつり~ゆきほたる~の会場へ
駐車場に車を停めてお城の中へ。
この時期の会津は時折吹雪くこともあるので、非常に寒いです。防寒対策は万全にしておきましょう。
白いお城が雪で更に白くなりとても幻想的な雰囲気に。
イベントとしては、17:30~21:00となっていますが、それ以前からも入場する事は出来ます。しかし、まだ周りが明るいので18時くらいからが見頃です。
城内に入ってまずは軽く散歩。
徐々に暗くなっていく周り。そして灯されるロウソク
1本ずつ人の手によって灯されていきます。
丁寧に、風よけの紙が燃えないように確認しながら点火されていきます。
そして暗くなっていき紙の筒から照らし出されるロウソクの灯りが会場を徐々に幻想的な雰囲気へと変化させていきます。
夜間登閣(お城に登る)も実施・鶴ヶ城博物館へ
このイベントに合わせてこの日は、夜間登閣も行われます。鶴ケ城は内部が博物館になっており、通常は8:30~17:00まで見る事が出来ます。
この日は18:00から再び中に入る事が出来るので登ってみました。結構階段を登っていくので大変です。
最初はかなり混み合うので並んで待つか少し時間をおいてから(18時30分くらいかな)登るのが良いと思います。
今回は20分くらい前から並びかなり先頭グループだったこともあり、スムーズに登ることが出来ました。
そして最上階からはこんな眺めが!
赤べこに「福」の字かな?
高い位置からしか解らない絵が絵ろうそくで描かれています。
反対側からはライトアップされた桜の木が。
鶴ケ城は桜の名所としても有名ですが、この時期に当然桜なんて咲いていませんが、積もった雪にライトがあたり、まるで桜が咲いているかのような光景でした。
会津絵ろうそくまつり~ゆきほたる~絵ろうそくの景色
そもそも「絵ろうそく」って何?と思われる方もいるかと思います。ロウソクに絵が描かれたものです。
会場にあるロウソクの入った筒の中を見てみましょう。
1本1本、違う絵柄が描かれています。
もっとも、実際に灯されるロウソクの一部は普通のロウソクが使われていましたが。
お土産として絵ロウソクも販売されています。
会津絵ろうそくまつり~ゆきほたる~ 会場の様子
お城から降りてきて会場を散策します。
寒く感じるはずの雪景色ですがロウソクの灯りが暖かくさせてくれます。
夜空に浮かび上がった鶴ケ城とロウソクの灯り
やっぱり鶴ヶ城はとても綺麗なお城です。
この年は雪が非常に多かったのですが、福島県に5年ほど住んでいた時、ほとんど雪が無い年もあったので、雪があるかないかは、年によって異なります。
あまり人が写っていないので空いているかと思われるかもしれませんが結構人はいますよ。
写真を撮りながら、その美しい景色をしばらく眺めていました。
絵ろうそくまつり・城内の通りも美しく灯籠でライトアップ
城内の通り・道も灯籠で綺麗にライトアップされています。
いろいろな種類の灯籠があります。
ロウソクの灯りなので、ゆらゆらとしていて余計に幻想的に見えるのが、また良いところです。
バレンタイン仕様のハート型も。
神社があって参道にも。これが非常に綺麗な光景となっていまいた。
中でも綺麗だったのは、地元の中学生が作った灯籠
時折、中学生や保護者が来てメンテナンスをしていきます。
よく作ったと思います。
ほとんどの道の横に灯籠が置かれており、寒いけど見た目は暖かく感じるように演出されていました。
来る時はまだ早い時間なので灯りはついていませんでしたが、帰りは写真のように綺麗に照らされています。
もっとも通りのものは100均ショップで売られているようなザルの籠を使っていますけど、写真で見る限りは綺麗に見えますよね。
寒い冬だけど、心暖まる光景を見る事が出来ました。また行きたいイベントです。
2020年「会津絵ろうそくまつり~ゆきほたる~」開催日
2020年の「会津絵ろうそく祭り~ゆきほたる~」は
- 2月7日(金)
- 2月8日(土)
の2日間開催されます。
17:30頃から21時までの開演時間となってます。
「会津絵ろうそく祭り~ゆきほたる~」鶴ケ城 会場の詳細
- 住所:〒965-0873 福島県会津若松市追手町1−1
- 電話番号:0242-27-4005
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:17:30頃~21:00
- 入場料:無料
- 駐車場:あり(以前は1時間100円でした)
- マップコード:97 261 149*23
- 公式サイト:会津絵ろうそくまつり~ゆきほたる~
駐車場は年々混雑しているようなので、バスで向かうのが良いようです。
宿泊は会津東山温泉へ
会津若松市は福島県の中でも人口が比較的多い市なのでホテルはそれなりにありますが、冬の東北なら出来れば温泉で暖まりたいですよね。
今回、このイベントを見に行く前にこの夜宿泊する宿にチェックインしてから行ったのですが、選んだ宿は東山温泉の温泉宿。
東山温泉の東山温泉駅(バス専用の駅)からこのイベントに合わせてバスが出ていますので、先に宿にチェックインしてから行くのが良いのではないでしょうか?
ただ、夕食の時間を重なってしまうので、夕食なしのプランで予約するのが良いかなと。
東山温泉 くつろぎ宿 新滝
今回、僕は夕食なしプランで「くつろぎ宿 新滝」という宿に泊まりました。
リラックス出来る色調の部屋
プランによっては川沿いの貸切露天風呂にも入れます。
東山温泉 向瀧
もし2泊するのなら会津東山温泉でこの時期一番おすすめの宿だけど、予約が難しいのが「向瀧」です。
冬は雪見灯籠として日本庭園にロウソクの灯りが灯され、これまた非常に幻想的な風景となります。
温泉も源泉かけ流しで非常に温まりますよ。
合わせて行きたい福島会津地方の冬イベント
同じ頃に開催される福島会津地方の冬のイベントで是非立ち寄って欲しいのが、「大内宿 雪まつり」です。
こちらも幻想的な雪と灯籠のイベントです。
詳しくは下記記事をご覧ください。
またイベントではありませんが、この時期の福島で見られる自然の造形美「しぶき氷」もおすすめです。
会津から郡山方面に向かい途中にある猪苗代湖で見ることが出来ます。
この時期の猪苗代湖は白鳥も見ることが出来ます。
冬の会津・福島は楽しめるイベントや自然が豊富です。
是非、「会津絵ろうそく祭り~ゆきほたる~」を見に行ってくださいね。
以上、会津絵ろうそく祭りについてでした。
コメント