全国700ヶ所ほどの温泉に入っている温泉ソムリエの鈴木です。
大晦日と元旦はのんびりと温泉宿で過ごしたい・・・でも初日の出も見たい!ということで12月31日に伊豆は伊東にある「伊東温泉 ホテル伊東パウエル」に宿泊してきました!
伊東温泉 ホテル伊東パウエルは、全室オーシャンビューの部屋で海も日の出も見ることが出来る温泉宿です。
伊東駅からもほど近くアクセスもよく気軽に泊まれます。
伊東温泉とホテル伊東パウエルについて
伊東温泉は、開湯が平安時代とされている歴史ある温泉街です。
源泉数は約780あると言われており、単純泉・塩化物泉が多くなっています。
ホテル伊東パウエルは、伊東温泉街の中でも比較的北に位置しており見た目は古く感じられるビルのようなホテルです。
しかし、全室オーシャンビューで伊豆の海を見渡せる景色は素晴らしい温泉ホテルとなっています。
家族でも、カップルでも、また一人でも宿泊しやすくなっており、比較的コスパの良いホテルです。
ホテル伊東パウエルの外観とホテルの中
ホテルの前の道が国道135号線です。
ホテルの前に駐車場は無く、少し歩いたところにあります。
車で向かう場合、一旦ホテルの前に車を停めて荷物をおろして、移動させることになります。
今回はホテルの方が駐車場まで車を移動させてくれました。らくちん。
ただし、チェックイン後に車で出かける人や早朝に出発する場合は駐車場まで自分で行かないといけないため、自分で駐車しなくてはいけません。
写真中央のスペースが荷物をおろすために一時停車する場所です。
大晦日から元旦にかけての宿泊でしたが、元旦に入り口の写真を撮ろうとしたらメッセージがきちんと「明けましておめでとうございます」になっていました。
芸が細かい
ロビーは広く、椅子やテーブルも沢山置かれていました。これはチェックアウト後に車を入り口まで持ってきてもらう時に待機するためだと思います。
ロビーに置かれた正月用のディスプレイ。
温泉卓球にカラオケルーム
温泉宿らしく卓球台もありました。有料です。
卓球台の横にはカラオケルームも。
ちょっと以前まで何で温泉宿にまで来てカラオケなんてしないといけないんだ?と思っていましたが、仲間で来た時には割りと良いサービスであるということに気が付きました。
カップルや夫婦2人で来た時は部屋でまったりしたいという考えしかなくてカラオケなんて要らないよね!と思っていましたよ。
ホテル伊東パウエルで宿泊した部屋
今回宿泊した部屋はベッドルームと和室のある部屋。
中に入るとベッドルームがあって、その奥に和室がありました。
ベッドの横にサイドテーブルが無いのが少々不便でした。
眼鏡を普段している僕にしてはやはりサイドテーブルは欲しいところ。
また最近はスマホを目覚まし時計代わりにする人も増えているのでスマホを置くためにサイドテーブルはあった方が良いですね。
ベッドは柔らかすぎず硬すぎず、ちょうどいい感じでした。
なお和室に布団を自分で敷いて寝ることも出来ます。ベッドが嫌いな人にも良いでしょう。
ベッドの前に32型の液晶テレビと応接セット。
ここでテレビを見ながらのんびりするのもよし!
紅白歌合戦を夜に少し見ながら嫁とお酒を飲みながらまったりしました。
部屋に冷蔵庫があるのも嬉しいですね。
和室は6畳の広さ。
バルコニーがついていて、海と伊東の街並みが綺麗に見えました。
バルコニーからの眺め
海方面の景色
伊東駅方面の景色
すぐ前にマクドナルドがあり夜23時まで営業しているので夜に小腹が空いたら利用しちゃうかも。
でも旅先に来てまでマクドナルドは食べたいとは思わないけど家族連れで子どもが食べたい!とねだる時もあるので近くにあるのは良いかもしれませんね。
部屋にはトイレ一体型のユニットバスがあります。
部屋のお風呂には入らないのでどうでも良いのですが、トイレがシャワートイレになっているのは嬉しいところでした。
ホテル伊東パウエルの温泉は男女別の内湯と露天風呂
ホテル伊東パウエルの温泉は男女別の内湯と内湯に併設された露天風呂があります。
露天風呂からは海を見ながらゆっくりと入ることが出来るようになっています。
夜中に男女のお風呂が入れ替わるので両方の温泉に入るのは嬉しいところ。
その代わり夜中には温泉に入れないのが残念なところでした。
脱衣所
上記の写真は翌朝に入ったお風呂の脱衣所です。
割と広く10人以上が同時に着替えても余裕のある広さでした。
ドライヤーも置いてあります。
宿泊日当日の脱衣所も似たような感じです。
コインロッカーは無いので貴重品は持っていかないようにしてください。
内湯
宿泊日当日に入った男性用の内湯です。
8人くらいは入れる広さですが、この規模なら10人以上は楽に入れる広さは欲しいところ。
でも湯量を考えたらこれ以上は広く出来ないのかもしれません。
奥に露天風呂へと通じる出入り口がありました。
こちらが翌日入れ替えになった内湯。宿泊日当日の男性用の内湯よりもやや広くなっています。
お湯を注ぐところが大理石になっていました。
露天風呂は海と一体に見える?
そして露天風呂へ!
内湯から出て階段を上って露天風呂にたどり着きます。
こちらが翌朝に入った露天風呂。
天井の端に見える島や半島が何か描かれていました。
お湯はやや熱く感じます。
42度にはなっていましたが、もう少しありそうな。
そして宿泊日当日に入った露天風呂が下記の写真です。
立っていると海とテトラポットが見えますが湯船に入るとまるで海と一体化したような感じになれます。
写真で見るとまるで温泉と海がつながっているような感じに見えますよね。
人気のインフィニティ露天風呂とも言えます。
少し立ち上がってみると海が近いのがよくわかります。
ここの温泉は循環ろ過ですが、加水は無いということで循環ろ過にしてはそれほど悪くは無い湯質でした。
たまに塩素臭はするのもの耐えられる範囲。身体もそれほど塩素臭くなることはありませんでした。
phは6.6と中性(やや酸性)となっており、比較的肌には優しい温泉になっています。
「潮騒の湯」というそうです。加水をしていないのは評価出来ますね。
なお、お風呂は上記の案内では15時~24時・5時30分~10時までとなっていますが、朝は日の出からとなっています。
お風呂から出たところにウォーターサーバーもありました。
でもこの場所って火災報知器の前・・・
信頼を無くすのでこの場所はやめた方が良いですね。
ホテル伊東パウエルの食事
宿泊したのが大晦日ということもあり大晦日ならではの料理と元旦ならではの料理を味わうことが出来ました。
夕食(12月31日)
食事は2階の食事処でいただきました。
おしながき
箸付け「蟹の白和え 唐寿美」 蟹のほぐし身を白和えにしてカラスミを添えたものです。これは凄く美味しかった!
酒菜「からし葉昆布 さんま八幡巻 葉付金柑 柚子大根千枚漬け」
お造り「寒鰤 鮪 ボタン海老 伊勢海老」
寒鰤はあまり好きでは無いのですが、ここのは全く生臭さが無く非常に美味しくいただけました。伊勢海老のお刺身はプリプリ!
温物「海老餃子 紅梅蒟蒻 しめじだ茸」
海老餃子はプリプリのエビが入っていて非常に美味しかったですよ。
凌ぎ「年越し蕎麦」
やっぱり31日に食べたいものと言えば年越し蕎麦。期待通り出してくれました。
揚物「福の竜田揚げ」
ふきのとう・ふぐの竜田揚げです。福と書いているのは縁起を担いでいるためでしょう。
台の物「豚ヒレの陶板焼き」
焼いたら固くなってしまう・・・と思いましたが、この豚ヒレ肉は非常に柔らかくてよかったですよ。でもどこの豚肉なんだろう?
食事「白米」・止椀「寒蜆の味噌汁」
やっぱりご飯は食べたくなりますよね。そして味噌汁も。赤味噌の味噌汁は愛知県出身の僕には嬉しいところ。
甘味「クラッシクフロマージュ 苺(和三盆)」
割りと美味しかったかな。
食事の内容は割りと良いものの、もう少し伊豆らしさがあっても良いのかな~とは思いました。
例えば豚肉は伊豆らしさを感じられません。伊豆の名物豚肉ならわかるのですが。
でも全体的に美味しかったですよ。
奥さんと一緒に地元ならではのつぶつぶみかん入りのリキュールを使ったお酒をソーダ割りでいただきました。
これが非常に美味しい!お土産で購入しようと思いましたが販売していないとのことで残念でした。
接客は基本的に丁寧なのですが、食事会場の一部で教育が出来てないな~とは思いました。
恐らくは年末年始だけに臨時で雇ったパートさんかと思いますが、料理を席の反対から渡す、身体の前で手を伸ばして料理を置く等、基本的にしてはいけないことをやっていました。
またお客さんをあまり見ていないのかデザートをずっと待っていたのですが持ってくる気配が無く、声をかけてようやく持ってきてくれました。
このエリアのお客さんはあなたが担当というように決めてもう少しきめ細かいサービスをしても良いのでは?と。
また最後に席を立った時に「デザート食べましたか?」と聞かれたのですが器をみて判断出来るのに・・・ということで慣れていない人が多い印象がやや残念でした。
でもお正月だからしょうがないかな。
朝食はバイキング(1月1日朝食)
朝食は同じところでバイキング形式でいただきました。
ここで少し変わっているのが干物があること。
席に用意された鉄板で焼いていただきます。
やっぱり伊豆ときたら朝食には干物が欲しいところですよね。
お神酒で良いのかな?
りんごジュースにオレンジジュース、牛乳、珈琲もありました。
ご飯とお粥以外にも当然パンも。
お正月らしくお節メニューもありました。
当然、お雑煮も!
黒豆や伊達巻、紅白のかまぼこ、お節もあるのが嬉しいところ。
ふ~、お腹いっぱい。
ホテル伊東パウエルのバルコニーから初日の出を見る
相模湾に面した伊豆と言えば、やはり初日の出にも期待!ということで早起きして初日の出も堪能しました。
ただし残念なことにこの季節、このホテルからは海から昇る初日の出は見れないこと。
それでも半島から昇る初日の出を見ることが出来ました。
徐々に明るくなる伊東の街
徐々に空が明るくなってきます。そして・・・
半島の上から初日の出が!!!!
部屋のバルコニーから海を見ながらこれだけの初日の出が見られれば充分!
なお、水平線からの日の出は2月10日頃から11月下旬頃まで見れるそうです。
お正月の前後12月と1月だけが水平線から登る太陽が見られないそうです。
ホテル伊東パウエルの元旦
1月1日、このホテルでは恒例の餅つき大会があるとのこと。せっかくなので見に行きました。
動画でお楽しみください。
ここで見ていると・・・
「では、見ているお客さんにもついてもらいましょう」ということで。僕は写真を撮っていたいからぼ~っと見ていると、何故か僕に向けて手招き。
え?僕ですか?それは勘弁してください・・・・とも言えず、つくことに。
とりあえず、俺、落ち着け!いや餅つけ!ということで餅つきにチャレンジ。
前日にかなり歩いており、足腰筋肉痛なんですけど・・・ということも言えず、ひたすらつきました。へっぴり腰です(^_^;)
おまけに奥さんが動画まで撮っているし・・・それは非公開。
多分、餅つきをしたい人は手を元気よく挙げれば出来ると思いますよ。
餅つきの後は当然、お餅をいただきます。
きなこに大根おろしにあんこ
出来立て&自分でついた餅(ほとんどついてない)は本当に美味しい!柔らかくて温かくて最高です!
ホテル伊東パウエルに実際に泊まった感想と評判・口コミ
じゃらん及び楽天トラベルの口コミ総合評価は5点中4点と割りと良い評価。
実際に泊まった感覚としては価格を考慮して大体それぐらいだと思います。
料理は普通という評価が多い中、プランによっては好評なものもあるようです。
温泉は展望が良いということで割りと高評価。
接客は良いものが基本的に多いようですが、繁忙期等でやはりやや悪い評価が出ているようです。
繁忙期に悪い評価が出るということは臨時のパートへの教育があまりよく出来ていないということだと思いますが、接客に慣れていない人を使うケースがやはり地方だと多いのかな?と感じました。
じゃらんも楽天トラベルも設備・部屋・清潔感関係が低い傾向にありますが、これはホテルそのものが古いということもあると思います。
伊豆の伊東というのは都内から1泊2日で行くのに便利な距離なので、比較的宿泊料は高めなのですが、ホテル伊東パウエルは比較的安めの価格設定なので、価格から見れば決して悪いところでは無いと言えます。
ホテル伊東パウエル・基本情報とアクセス方法
ホテル伊東パウエルの基本情報です。
個人評価 32点/50点満点(あくまでも主観です)
- 温泉名:伊東ホテル
- 施設名:ホテル伊東パウエル
- 住所:〒414-0002 静岡県伊東市湯川4-2-15
- 電話:0557-36-6181
- 宿泊日:2015年12月31日から1泊
- 費用:1人25000円ほど(年末なので高くなっています)
- 公式サイト:ホテル伊東パウエル(公式予約特典あり)
- 予約サイト:じゃらんで予約
伊東温泉 ホテル伊東パウエルへのアクセス
ホテル伊東パウエルは、伊豆の海側のメインストリートである国道135号線に面して建っています。
車でのアクセスが一番楽ですが公共交通機関でも割りと行きやすい場所になっています。
電車ならJR伊東線の「伊東駅」で下車。そこから距離にして650m~700mなので徒歩10分弱で到着します。
伊東駅へは東京駅から各「踊り子号」で100分ほど。
特急券の必要無い東海道本線「熱海駅」乗り換えで行ったとしても乗り換えが上手く行けば2時間半~3時間くらいで到着出来ます。
電車賃も東海道本線経由で東京駅からなら片道2310円(2020年1月25日現在)で行くことが出来ます。
お得に泊まれるおすすめのホテルです。
以上、ホテル伊東パウエルについてでした。
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