地方自治体(市区町村)や官公庁のホームページのリニューアル問題とGoogle依存問題

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ページが見つかりませんでした こあら的思考

1日に最低でもGoogleで検索を100回くらいはしている鈴木です。

地方の小さな観光スポットの情報を検索していると地方自治体のホームページに行き着くことも多いですが、Googleの検索結果からクリックしてみようとすると「リニューアルしました」と出て、見たいところが見られないことが非常に多くあります。

Webの技術はどんどん発展・向上しておりサイトリニューアルというのは当然のことです。

しかし問題は社会的インフラとなる地方自治体や官公庁のホームページはリニューアルした時にリダイレクト処理をしていないことが非常に多くなっていることです。

更にGoogleカスタム検索を利用しているため、サイト内検索も結局Googleの検索結果に依存するため、リニューアルからしばらくは役立たないものになっています。

この時代に自治体や官公庁のホームページはもう少し存在意義を考えて欲しいと思いました。

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Googleカスタム検索に依存する自治体

現在、札幌に住んでいるので札幌周辺の自治体や有名な市のホームページを少し調べてみました。

市町村 サイト内検索 トップページに
サイトマップのリンク
翻訳
札幌市 サイト内 あり 独自
江別市 Google カスタム検索 あり Google
千歳市 Google カスタム検索 あり Google
恵庭市 Google カスタム検索 なし Google
北広島市 Google カスタム検索 あり
石狩市 Google カスタム検索 あり Google
当別町 Google カスタム検索 あり Google
新篠津村 Google カスタム検索 あり Google
小樽市 Google カスタム検索 なし
夕張市 Google カスタム検索 あり Google
岩見沢市 Google カスタム検索 あり 発見出来ず
美唄市 Google カスタム検索 あり Google
芦別市 Google カスタム検索 なし(注) 発見出来ず
赤平市 Google カスタム検索 あり 発見出来ず
三笠市 Google カスタム検索 あり 英語のみ
滝川市 Google カスタム検索 あり 英中のみ
砂川市 Google カスタム検索 あり Google
歌志内市 Google カスタム検索 あり 発見出来ず
深川市 Google カスタム検索 あり Google
室蘭市 Google カスタム検索 あり Google
苫小牧市 Google カスタム検索 あり Google
登別市 Google カスタム検索 あり Google
伊達市 Google カスタム検索 あり Google
千葉市 サイト内 あり
横浜市 Google カスタム検索 あり
鎌倉市 Google カスタム検索 あり
名古屋市 Google カスタム検索 なし
仙台市 Google カスタム検索 あり
福岡市 Google カスタム検索 あり

ほとんどの自治体でGoogleカスタム検索を取り入れています。

確かに変なサイト内検索のエンジンを使ったりASP(アプリケーション サービス プロバイダ)を使うよりはGoogleカスタム検索の方が高性能なのですが、問題があります。

それはサイトをリニューアルしてから数ヶ月間は希望するコンテンツにたどり着けないことです。

Googleのインデックスまでの速度は遅くなっているとは感じませんがスコアリング(ランキング)までの反映が最近は非常に遅くなっているように感じています。

インデックスはGoogleがインターネット上のコンテンツを登録するまでで、そこから先はいろいろなアルゴリズムにそって検索結果の順位を決めていくのですが、この順位決定までのプロセスが最近、妙に遅いんですよね。

1ヶ月で切り替われば早い方で、数ヶ月404エラー(コンテンツが削除されたり移動したり等でコンテンツが存在しないことを返すエラーメッセージ)のページが1位だったり無くなったサイトのコンテンツが3ヶ月以上1位だったりなんてこともあります。

自治体ではありませんが「東京駅 時刻表」(検索ボリューム月間3万以上)と検索すると3月29日に閉鎖した「えきから時刻表」のサイトが検索結果1ページ目に1~4つも表示されてしまいます(人によって数は変化します)。

またリニューアルした際に新しいURLにリダイレクトしてくれていれば問題ありませんが、リダイレクトしないところが非常に多く(というかほぼしない)、困る人がいるのも事実です。

記憶に新しいところでは国税庁がサイトリニューアルにより炎上しかけました。

国税庁Webサイト、全URL変更で混乱 サイト内検索も役立たず、「無限ループ」状態に
国税庁のWebサイトがリニューアルされ、ほぼすべてのURLが変わった。旧URLはすべてトップページにリダイレクトされているが、トップページからサイト内検索を使っても旧URLが表示されるため、トップページに「無限ループ」してしまう状態だ。

ただ地方自治体はこんなことがあっても、どこ吹く風で、リニューアルしても全くリダイレクトなんてしないし、放置ということも多くなっています。

サイトマップが無い自治体もある

サイトマップという言葉にはいろいろな意味がありますが、ここではホームページ内の記事・コンテンツの一覧だと考えてください。

自治体や官公庁のホームページでは専門用語がそのまま使われていてどこに何の情報があるのか探すのに苦労することも多くあります。

例えば生涯学習はある自治体によっては「子育て・教育」のコーナーにありますが、別の自治体では「福祉」のコーナーにあることも。

だからどこに何があるのか一覧でわかるサイトマップがあれば、まだホームページのリニューアル後、サイト内検索がGoogleカスタム検索で使えない状態になっていたとしても、サイトマップから探し出すことが出来る人もいます。

しかしそもそもサイトマップが無い自治体のホームページもあり、自分が探したい情報がどこにあるのか全くわからない状態にしてしまっている自治体もあります。

Google翻訳を使い自治体ホームページ

最近はインバウンドという言葉が東京オリンピックを前に非常に使われるようになっています。

また日本で生活する外国人も増えています。

外国人の需要に対応すべく自治体のホームページも英語や中国語等の多言語化を推し進めていますが、翻訳する際にGoogleのサービスである「Google翻訳」を使っていることも非常に多くなっています。

Google翻訳は精度は向上しているものの、まだまだ変な翻訳をすることも多く、Google翻訳をそのまま使うのは非常に怖いと思います。

最近だと「いのしし」で翻訳すると「Good morining」と出たり、「はんぺん」で検索すると「Flower」と翻訳されたりする例があります。

はんぺんなら人が死ぬことはありませんが、「いのししが出たから気をつけて下さい」って地方の自治体ならアナウンスしそうですよね。

参考までに「いのししが出たから気をつけて下さい」をGoogle翻訳してみると「Please be careful because the health care came out」(直訳:健康管理が出ましたのでご注意ください)と出てしまい、意味がわからなくなっています。

自治体・官公庁のホームページは誰が使うのか考えて

自治体や官公庁のホームページは誰が使うのか、真剣に考えて作って欲しいと思いました。

もちろん最近の自治体はお金が無いところも多いのでホームページのリニューアルにお金をかけられないところも多いでしょう。

しかし自治体や官公庁のホームページは既にインフラと言っても良いと思います。また震災等の自然災害の時にはライフラインにもなります。だからこそ、何かあった後では遅いので細心の注意を払ってリニューアルをして欲しいと願います。

  • リニューアル時には出来る範囲でリダイレクト処理をする
  • サイトマップは必ず設置する
  • 重要なお知らせはGoogle翻訳に依存せず翻訳してもらう

翻訳にしても今なら英語・中国語・韓国語くらいで100~200文字くらいならクラウドソーシングサービスで数百円で可能です。

市区町村の中には、それくらいならボランティアで対応すると言ってくれる人もいるでしょう。

また大学や外国語学校と提携して行うという方法も考えられます。

自治体によっては有料リンクを設置しているところもありますから無償でリンクを張る変わりに翻訳をしてもらうことも可能でしょう。

自治体からリンクが欲しい会社なんて山程いる世の中ですから。

特に千歳市みたいに国際空港がある自治体でGoogle翻訳を使うって致命的だと思います。

現在でも千歳市の翻訳は標準では英語・中国語・韓国語・ロシア語・タイ語しか対応していないのですから、それくらいならきちんと翻訳出来る体制を維持しても良いのではないでしょうか?

何より、もしGoogleに問題が発生した時にサイト内検索を違うシステムに切り替える準備が出来ているのか、Google翻訳を違う仕組みに切り替える仕組みがあるのか、自治体や官公庁はもう1度考えて、サイト管理をして欲しいと思います。

きちんと利用者を見て、ホームページは作って欲しいですね。

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