2月14日、秋田県湯沢市で400年の歴史を持つという「犬っこまつり」に行ってきました。ただ今年は本当に犬っこまつりにとって悲惨な年になってしまったな~と思いました。
というのも雪で犬の像を作ったりする訳ですが、前日から降り続いた雨のために溶けてしまっているんですよ。地元の方曰く「雪がどれだけ降ってもどうにかなるけど、雨だけはどうしようも無い」とのこと。
それでも湯沢市で一番のお祭りだけに観光客も地元の方も楽しんでいるようでした。
犬っこまつりについて
湯沢市のホームページから転載します。
犬っこまつりは、元和の昔より、約400年もの長い間続いたといわれる湯沢地方の民俗行事です。
そのころ、白昼堂々と人家を襲う「白討(はくとう)」という大盗賊がいましたが、湯沢の殿様がこれら一味を退治し、再びこのような悪党が現れないよう にと、米の粉で小さな犬っこや鶴亀を作らせ、旧小正月の晩に、これを家の入口や窓々にお供えして祈念させたのが、この犬っこまつりの始まりとされていま す。
約400年も続く民俗行事ということで歴史あるお祭りです。基本的に小正月に行われるイベントですが、2月の第2土曜日とその翌日と決まっています。恐らく隣の横手の「かまくら」や角館の「火振りかまくら」との兼ね合いから小正月の固定の日を避けたのかな?と思いますが実際にはわかりません。
こんな犬っこの飴や甘酒を雪で作ったお堂の中にお供えします。
写真はお土産として購入したものです。
2016年の犬っこまつり
先に書いた通り雨で雪で作られた犬っこが溶けたり、雪のお堂(灯籠?)が溶けて崩れてしまっていたりしましたが、それでも久しぶりに見た犬っこまつりは楽しかったです。
メイン会場へ続く商店街は通行止めされ屋台が立ち並びます。
湯沢市と言えば稲庭うどん、稲庭うどんと言えば佐藤養助商店ということで、佐藤養助商店のゆるキャラ「いなにワン」がいました。嫌いじゃないです、このゆるキャラ
それでも雪で出来た犬っこを見れて楽しく過ごせました。
めんこい秋田小町もいましたよ。
夜の部
一旦ホテルに戻り、夜にまた撮影に出かけました。
風と雨でロウソクの火を消しているところもあって例年よりは迫力にかけているもののこの悪天候の中頑張っているな~って思いました。
願わくのサクラということで桜の木に電飾をつけてライトアップ。
ここに行くまでの道に並べられたロウソクが幻想的で綺麗でした。
自然を相手にしたお祭り
以前、秋田県の横手市に住んでいた時も雪不足で開催が大変だったりした時もありました。今回は雨で残念なことに。ただ昔からのお祭りってやはり自然に大きく左右されるからこそ行われるお祭りだったのかな?と考えてしまいました。
今回は少し残念な光景でしたがまたいつか見に行きたいものです。
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