なんか気分的にひさしぶりにブログ論的なことを書きたくなった鈴木です。
こちらの記事を読みました。
>>キュレーションサイトの劣化版みたいな記事はもう書くな。検索上位に来る記事の書き方2018年版
人気のアフィリエイター、クロネコ屋さんの記事なのですが、読んで全くその通りだな~っと。
特に
「キュレーションサイトの劣化版みたいな記事が多いな…」
というところはアフィリエイトや収益化を目指したブログを書いていこうと始めたばかり人に多いことなんですよね。
でクロネコ屋さんが書いていない部分で気になっている点を少々
キュレーションの劣化ならAIでも書けるし、APIで作れる
以前、ブログ飯で有名な染谷さんが
「これからAIがどんどん進化してきてネットに溢れてる情報だけならAIでも書けるようになる。」
というようなことを言っていたんですけど、まさにその通りなんですよね。
それにまとめ記事の大半は今後いっそうAPIで引っ張ってきた題材だけで簡単に作れてしまうようにもなっていきます。
最近は市区町村でも結構データを開放しており、この手のプログラムが分かる人なら簡単にデータを利用してコンテンツを作りやすくなっています。
(APIを使ったアフィリエイトサイトはかなり以前からありましたし、2010年くらいまではAPIで構築したアフィリエイトサイトでかなり稼げていたということは知っていますが、その時代以上に最近はAPIの提供を市区町村がより積極的に開放しはじめているということです)
そんな機械やプログラムで簡単に出来てしまうキュレーションメディアの劣化版のような記事を書いていたところで、そもそも検索にすらヒットしない記事の量産に成りかねない状態なんですよね。
APIで引っ張って作った内容に、ライターが少し脚色を入れれば、もうキュレーション用のコンテンツなんて今でも簡単に作れるんですよ。
そんなキュレーションサイトの劣化版のような記事がドメインパワーが強かったりGoogleに贔屓されている大手サイトに勝てる訳がそもそも無いんですよね。
あなたが記事を書く理由が必要
で、検索上位に来たければAIやAPIでは作り出せないコンテンツを書いて差別化するしか無いんですよ。
一番簡単な差別化出来る記事は何かと言えば体験談です。
自分が体験したからこそ、自分の視点で書くことが出来るので初心者にも取り組みやすいものです。
でも体験談だけでブログやサイトを更新し続けるのは難しいといえば難しいですよね。
だから自分自身の視点がここで必要になってくるんです。
その視点とは自分自身の経験してきたことや体験してきたことで得られたコンテクストです。
コンテクストを元にあなたが記事を書く理由を考えなければいけないと最近思う訳です。
コンテクストが無いのなら今から作ればいい
よく雑記ブログが良いとか専門ブログ(サイト)とか良いとか意見がありますが、僕は専門ブログ(サイト)派です。
その理由は1年2年専門ブログやサイトを運営していくと自然とそのジャンルに詳しくなってコンテクストが生まれてくるからです。
そしてそのコンテクストは他のジャンルにも応用が効くんですね。
僕は15年以上、小売業で働いてきたのですがそのコンテクストをもってクレジットカードのブログを書いています。
小売業で得た経験がまさにコンテクストとしてクレジットカードの記事を書くのに適していたんです。そしてそのコンテクストを持った人間しか書けない記事というのはあって、それが記事を書く理由にもなっていくんですね。
また昔から温泉が好きでそのコンテクストをもって旅行関係のサイトもいくつか運営しています。
別にどんなジャンルでも良いんですよ。
何年かかけて続けてきたジャンルならそのジャンルに対して自信が持てるから、その自信もコンテクストになっていきます。
コンテクストの意味
ぶっちゃけコンテクストという意味は知っていたけど感覚的に意味がよくわからなかったのですが、ここ数ヶ月でようやくコンテクストの意味が分かってきました(どんだけ遅いんだよと自分の中でツッコんでいます)。
自分の中で言葉の意味がしっくりくるまで僕はけっこう時間がかかるんです。
コンテクストでググると強調スニペットで表示されている内容は下記のもの
コンテクスト(英: Context)あるいはコンテキストとは、文脈や背景となる分野によってさまざまな用例がある言葉であるが、一般的に文脈(ぶんみゃく)と訳されることが多い。 文脈により「脈絡」、「状況」、「前後関係」、「背景」などとも訳される。
で、コンテクストの意味が分かるようになったきっかけは引っ越して札幌に来たから。
環境を変えると意味は分かっていても何となくしか分からなかったものが見えてくるってことがあります。
何で分かったかと言えばせっかく札幌に来たのだから札幌に関するミニサイトでも作ろうかな?と考え、サイト設計をしていた時に
「そういえば札幌の人はこういう時に、どうするのかな?」と思うところがいくつも出てきて、結局僕自身が札幌に住んでいなかったから札幌に住んでいた人なら普通に持ってるコンテクストが僕にはすっぽり抜けていたんだな~ということに気がついたんですね。
で、結局僕が考えていたミニサイトの計画は、僕には札幌に住んでいた人なら普通に持っているコンテクストが無いということで作るのをやめました。
まあ、あと2~3年札幌に住めば作れると思うけど、今は作れないんです。
代わりに札幌に住んでいる人には無いコンテクストを僕は持っている訳で(愛知県で20年生きてきて東北でも10年、関東でも10年住んだというコンテクスト)、じゃあ関東にいたというコンテクストを持って札幌に旅行に来る人に向けて書くミニサイトなら作れるなということに気づく訳です。
ということで当初計画したミニサイトの内容が変化してくる訳です。
ということで、キュレーションメディアの劣化記事を書く前にきちんと自分のコンテクストを理解して、自分が書くべき記事は何なのか考えてみることをおすすめします。
クロネコ屋さんが書いていた例で
実は、僕は生まれつき顔が濃くて学生時代はモテませんでした。
という顔が濃くてモテないというのもきちんとしたコンテクストです。
コンテクストが無い場合はペルソナをきちんと作ってペルソナ像をきちんと考えに考えることで見えてくることもありますよ。
アフィリエイト初心者で文章を書くのがまだ苦手だという人は体験談から
そして次にコンテクストという強みを活かした記事を書く、
慣れてきたら次はペルソナをきちんと考えた記事を書いていく、
という流れで記事を書いていけば結構文章って上達するんじゃないかな~、多分
キュレーションメディアの劣化記事を書き続けるよりは、
体験談→コンテクストに基づいた記事→ペルソナに沿った記事
という流れで記事を書く方がきっと良い記事が書けると思いますよ。
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