温泉ソムリエの鈴木です。
知床で流氷ウォークがしたいと奥さんが言い出したので、それなら知床で宿を予約しなきゃということで探して見つけたのがホテル季風クラブ知床です。
ホテル季風クラブ知床は源泉かけ流しの貸切露天風呂があり、ちょっと変わった食事も食べられるホテルです。
実際に泊まった感想を含めて写真を多めに宿泊体験記を書いていきます。結論から言うとおすすめのホテルです。流氷ウォークの前泊・後泊にもおすすめです。
ホテル季風クラブ知床の温泉
温泉ソムリエらしく、温泉の紹介から。
ホテル季風クラブ知床は源泉かけ流しの温泉となっており、男女別の内湯と貸切露天風呂があります。
ホテル季風クラブ知床の男女別の内湯
館内にある男女別の内湯の入口です。
内湯は男女別となっていてそれほど大きな湯船ではなく3~4人も入ればいっぱいになる大きさですが、ホテルが15部屋で基本2人用の部屋なので、規模的にはこれくらいで十分な広さです。
若干色がついた泉質はナトリウム-塩化物-炭酸水素塩泉、ph6.7と優しい感じのするお湯です。
洗い場は4つあります。
部屋にはドライヤーはありませんが、脱衣場にはドライヤーが置かれています。
ホテル季風クラブ知床の貸切露天風呂
ホテル季風クラブ知床を選んだ理由の1つが貸切露天風呂があること。
やっぱり旅行に来たら仲良く奥さんと一緒に入りたいということで選びました。
離れにあるので、一旦外に出て歩いていきます。
泊まったのは真冬の2月、物凄く寒い中の移動です。
貸切露天風呂は2つあり、チェックイン時に時間を決めるようになっています。
時間になったらロビーにいって鍵を借りて向かう仕組みです。
知床らしく「熊の湯」という名前がついています。
湯船は2人なら余裕で入れる広さ
こんこんと注がれるお湯でのんびりと入ることが出来ました。
入っている時、ちょうど雪がやんで空も晴れて月が見えて雪見露天風呂・月見露天風呂と2つが楽しめたのが嬉しかったところです。
温泉分析表です。クリックで拡大します。
ただ真冬の知床の露天風呂、脱衣場から湯船に向かうまでがめちゃくちゃ寒い!!
関東や北陸、東北の雪見露天風呂には何度も入っていますが、次元が違うくらい寒いです。
だからこそお湯に入った時の温かさが身にしみます。それが北海道の冬場の温泉の楽しみ方でもあるのかな?と思いました。
ホテル季風クラブ知床の館内・ロビー
ホテル季風クラブ知床はそれほど大きくは無いホテルです。部屋数は15部屋で半分近くが2人用の部屋となっています。
感じとして家族経営の小さなホテルといった感じです。
ロビーは広く知床に関する書籍が置いてあって寛げるようになっていました。
ロビーの一角には暖炉があり本当に木がくべられて燃やされています。
長靴が近くに置かれ、乾かされているのは定番ですね。
2階へと上がる階段は吹き抜けとなっており目の前がオホーツク海です。
ぬくもりのある木の階段を上って2階へ行くと、アトリエ風のロビーがあります。
知床の動物の写真が展示され、お土産や陶器等も販売されています。
ホテル季風クラブ知床の客室・部屋
今回泊まった部屋は10畳(畳は8畳分)の和室です。
窓からは流氷で埋め尽くされたオホーツク海が見えました。電線が無ければもっと良いんだけどな~と思うのは致し方ないことですね。
テレビは20型と小さめですが、ゆっくりと温泉に入って過ごすことを考えれば十分な大きさです。
浴衣とタオルが用意されています。
廊下と部屋の間にあるスペースに洗面台があります。
アメニティ関連のローションやシャンプー、コンディショナーはPOLAでした。
小さいホテルですが、シャンプーとコンディショナーが別なのが評価が高くなるところ。
部屋のトイレはバスと一緒のユニットですが、バスは温泉があるので使わないから僕は気になりません。きちんとウォシュレットもついていたし。
オホーツク海と流氷を見ながら過ごせる部屋で気に入りました。
チェックインに合わせて暖房を入れておいてくれたので暖かく過ごせます。
お茶菓子を食べながらくつろぎました。
Wi-Fiもあります。
この辺りだと遅いだろうな~と思っていましたがフレッツ光提供エリアで、10Mbpsくらいは出ていて快適でした。
ホテル季風クラブ知床の食事
やっぱり宿の食事は非常に楽しみ、ここは事前にオイルフォンデュなるものが名物ということを知っていたので期待に胸が膨らみます。
食事は食事処でいただきます。掘りごたつ式の机です。
なお身体が悪い人用にテーブル席の部屋もありますが、基本は混雑状況で割り振られます。
オイルフォンデュが美味しい夕食
こちらが夕食(全部ではありません)。
お刺身あり(タコが美味しかった!)
ホクホクの魚のソテーあり
ホタテありと地元の魚介類が多くなっているのも嬉しいところです。
そしてこちらがオイルフォンデュの素材
オイルフォンデュって何?と思いますよね。自分で揚げる天ぷらのことです。
中央にある天ぷらの衣をつけて自分で揚げていただきます。
揚げ加減はきちんと宿の方が説明してくれます。
塩をつけていただきます。素材が良いので天つゆよりは塩の方がたしかに合います。
稚貝の味噌汁も美味しかった~。
ボリュームはあるとは言えませんが、ボリュームよりも質を求める人には美味しく楽しくいただけます。
ホテル季風クラブ知床の朝食
ホテル季風クラブ知床の朝食は特注の木のお盆が売りの1つとのこと。
サラダボールも木で出来ているのも特徴の1つです。
シンプルですが素材にこだわった朝食となっていました。
ホテル季風クラブ知床の詳細とアクセス方法
- 住所:〒099-4355 北海道斜里郡斜里町ウトロ東318
- 電話番号:0152-24-3541
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 交通手段:車がおすすめ
- 価格帯:1泊2食付き2名/室 1名10000円~
- 駐車場:あり(無料)
- マップコード:757 570 028*87
- チェックイン:15:00~(プランにより変動あり)
- チェックアウト:~10:00(プランにより変動あり)
- 公式サイト:ホテル季風クラブ知床
ホテル季風クラブ知床へのアクセス方法
知床までのアクセスがかなり大変なのですが、札幌からだと車で約400km・6時間くらいです。
道外からだと下記の空港からレンタカーを借りて来るのが良いでしょう。
- 女満別空港から92㎞、車で2時間30分ほど
- 中標津空港から100㎞、車で2時間40分ほど
ウトロバスターミナルまでなら要予約で送迎もあります。
公共交通機関で来るのであればJR斜里駅からバスでウトロバスターミナルまで来て、送迎をお願いするのが良いですよ。
全体的に満足度の高いホテルでした。
流氷ウォークを行っているゴジラ観光までは車で5~10分くらいで到着するので、流氷ウォークのための前泊や後泊におすすめです。
宿の前の道に出てみたオホーツク海、流氷が押し寄せ海がかなり凍って雪が積もって真っ白となった海です。
前方に見えるのはプユニ岬です。プユニ岬からの眺めも素晴らしいですよ!
以上、ホテル季風クラブ知床についてでした。
コメント