北海道の生活を満喫している鈴木です。
僕の奥さんは突然、変なことを言い出すことがあります。
過去に言い出したことは
「ワカサギ釣りがしたい」「雪に埋もれたい」「白鳥が見たい」「鮎をつかみたい」etc
今回言い出したのは「流氷の海で泳ぎたい」
詳しく何をしたいのか紐解き、旅行の予定をたてるのが僕のお役目
詳しく聞くと、オホーツクは斜里町ウトロで流氷ウォークという体験ツアーがあり、天候が良い時ならウェットスーツを着て海の中に入ることも出来るらしいということで、体験ツアーを予約してウトロまで流氷ウォークに参加するために行ってきました。
これが実際に行ってみるとめっちゃ楽しいんですよ!行ってよかった!奥さんえらい!
流氷ウォークの注意点、服装やカメラについて詳しく説明していきます。
知床・斜里町ウトロの流氷ウォークとは?
2月から3月、知床周辺の海が流氷で満たされ更に凍ってしまうことで海の上を歩くことが出来るようになります。この流氷の上を歩くことが流氷ウォークです。安全のためにガイドツアー・インストラクターがつき防寒も兼ねたウェットスーツを来て歩きます。
知床と言えば冬になるとオホーツク海から流れてくる流氷が有名です。流氷を見に世界中の人が訪れます。
流氷を砕きながら進む流氷砕氷船が特に有名ですが、最近は流氷の上を歩く流氷ウォークが人気となっています。
そして完全に海が凍ってしまっている場合は、体験ツアー主催のツアー会社が凍った海を事前に割っておいてくれて海の中に入れるようにしてくれています。
海が凍らない年で、流氷が流れている時は岸の近くを歩くだけとなることもあります。
でも1週間前は凍ってなくても1週間後には凍っている場合もあり、まさに天候次第ということはあります。
実際に僕が参加した流氷ウォークについて説明していきます。
ゴジラ岩観光の流氷ウォーク
参加したのはウトロで夏は知床半島を周る観光船を、冬は流氷ウォークをメインに開催しているゴジラ岩観光の流氷ウォークです。
「じゃらん」で予約しておいて参加しました。
ゴジラ岩観光 詳細
- 住所:〒099-4355 北海道斜里郡斜里町ウトロ東51
- TEL:0152-24-3231
- 営業時間:8:00~17:00(最盛期は19:00まで)
- 定休日:年末年始・日曜日(シーズン中は不定休)
- 駐車場:あり(ツアー参加者は無料)
- 公式サイト:ゴジラ岩観光
公式サイトからも予約出来ますが、じゃらんの「遊び・体験予約」でしばしばお得なクーポンを配布しているので、じゃらんで予約した方がクーポンやポイントがたまる分お得になっています。
申し込む前にお得になるクーポンは無いかチェックしてくださいね!
流氷ウォークの集合場所は、上記の写真のお店です。
店内に入るとウェットスーツ(ドライスーツ)が大量に置かれています。
店内に入ったらカウンターで受付をして指示に従い、ウェットスーツ(ドライスーツ)へと着替えます。
流氷ウォークの参加条件
流氷の上、氷の上を歩く関係上、危険はゼロでは無いため健康な人ということが条件になりますが、下記の条件もあります。
- 130cm以上の小学生
- 自己管理の出来る方
- ハイキング程度の体力がある方(徒歩で数キロくらいは歩ける体力)
また極端な肥満の方の場合、ウェットスーツが無いため断られる場合があります。
申し込む際に年齢・性別・身長・体重・足のサイズを入力する欄がありますが、これはウェットスーツを用意する関係上必要なこととなっています。
流氷ウォークに参加する時の服装は?
流氷ウォークではウェットスーツ(ドライスーツ)を衣服の上から来ます。ウェットスーツが着やすいように上下ジャージ等の動きやすい服装が望ましくなっています。
防寒も兼ねたウェットスーツなので、下は厚着で無くても大丈夫です。全く風を通さないので寒くはありません。
むしろ上下ジャージ+靴下という服装で大丈夫です。身体を伸ばしにくい服装だと身動きが取りにくくなるので、伸びる素材の服の方が良いと思いました。
上記の写真は実際に僕と奥さんがウェットスーツを来ている状態です。
僕は下は普通にチノパン、上は発熱素材のハイネックのシャツを来ていました。
奥さんは、下はジーパンで上は薄手のセーターでした。
寒そうに見えるかもしれませんが、晴れた時に氷の上を歩いていると汗ばむことすらあります。
ただ結構きつくパツパツなので見た目以上に着ると圧迫感はあります。
流氷ウォークにカメラは持っていける?
防水のカメラやスマホ(防水ケースに入れている場合も可)であれば持参することは可能です。防水で無い場合はスタッフが預かってくれます。
防水機能の無いデジカメやスマホ(防水ケースに入れてないスマホ)は、スタッフが防水バックに入れて預かってくれます。そして現地で撮影したい時に渡してくれます。
ただし、何が知床の自然の中であり責任は負えないということで破損や紛失、水没があったとしても責任はとってもらえません。
あくまでも持っていく場合も、預かってもらう場合も自己責任ということになります。
また一眼レフ等の高価なカメラの持ち込みは断れます。
今回僕は防水デジカメを持っていたので持ち込みました。
流氷遊ウォークの実際
ゴジラ岩観光の流氷ウォークは正式には流氷遊ウォークと言います。
集合場所でウェットスーツに着替えてマイクロバスに乗って移動します。貴重品は当然お店で預かってもらいます。
駐車場に到着したらスタッフの指示に従い海へと向かいます。
凍りつく真冬のオホーツクの海へ!
凍てつく海!でもウェットスーツで全く寒くありません。
スタッフの方に案内されついていきます。事前に危険な場所はチェックしているので、大幅にコースを外れることが無いようにしてくださいと説明されます。
振り返ると知床半島の山々が綺麗に見えました。
知床なので吹雪く時もあり、そういう時は中止になることもあります。
今回は晴れて本当に良かった!
ところどころ、流氷がぶつかり合って海面の上に飛び出しているところもあり、座って写真を撮ったりも。
流氷の上に乗って写真を撮ったりも。なお海が凍ってない時は流氷の上には立てません。危険ですから。
流氷にもたれかかって息も絶え絶えを演出してみたり。
完全に海が凍っている場合はスタッフの方が事前に穴を開けておいてくれて、海の中に入れるようにしてくれます。
ウェットスーツがかなり浮くので海の中でまっすぐ立つのはちょっと難しくなっています。
なお写真の中央は奥さんですが左の方はスタッフの方です。
もちろん僕も入ってみました。
めちゃくちゃ冷たい!と思うかもしれませんが、これは冷たくないしそれほど寒くも無いんですよ。
ウェットスーツがかなり厚手なので意外と暖かいんです。
もちろん首の辺りに海水がかかるとめちゃくちゃ冷たいですが、かからないように注意をすれば気にすることもなく。
そしてウェットスーツは非常に浮くのでプカプカと気持ちよく海の上で漂っていられます。
小さい穴もあって1人でぼ~っと温泉に入ったような気分で過ごしました。
若い学生と思われるグループもいたのですが、元気よく海の中に飛び込んでいました。
なお運がめちゃくちゃ良いとクリオネとかエビとか魚を見ることも出来るそうです。
流氷の海の中に入りながら目の前の流氷や知床の山々を見ながら楽しい時間を過ごしました。
2月や3月に知床に来るのなら是非、体験してみてください。めっちゃ楽しい思い出になりますよ。
そして約1時間の流氷ウォークを楽しみました。
ゴジラ岩観光の流氷ウォークの流れと料金
流氷ウォークにかかる時間は全部で2時間くらい、料金は1人6000円です。
ゴジラ岩観光の流氷ウォークは1日3回です。
- 10:00出発
- 13:30出発
- 15:30出発
集合時間の概ね30分前に集合して着替えに10~20分くらい、その後予約者全員が揃うのを待って移動します。
ただ最近は外国人観光客が増えており、時間にルーズな人もいるので、少し待って来ない場合は先に出発してしまうこともあります。
他の人の迷惑になるので、時間ギリギリにつくようなことが無いようにしてください。
バスに乗って移動に10分くらい
そして流氷ウォークは1時間前後ですが、その時の気象状況によっては短縮されることもあります。
流氷ウォークを終えてバスに乗って戻ってきて着替えてで30分弱くらい。
なので全体で2時間くらいの時間です。
- ゴジラ岩観光到着・着替え=20分
- 移動=10分
- 流氷ウォーク=60分
- 移動=10分
- 着替え=20分
知床には流氷ウォーク以外にも楽しい体験ツアーがあります。
流氷ウォークを含めた知床の体験ツアーは下記じゃらんから申し込むことが出来ます。
申し込む前にお得になるクーポンは無いかチェックしてくださいね!
知床のおすすめのホテル
今回、流氷ウォークに参加するために泊まったホテルは「ホテル季風クラブ知床」というホテルです。
源泉かけ流しの貸切露天風呂もあり、料理も美味しいおすすめ出来るホテルです。ゴジラ岩観光までは車で10分もかからない距離ですよ。
夜は凍てつく寒い中の露天風呂は本当に気持ち良かった~!!!
宿泊体験記は下記記事をご覧ください。
流氷ウォークは楽しんでいる間は良いのですが、終わって気が抜けると意外と疲れているものなので、前泊後泊をして温泉に入って疲れを癒やすのが良いですよ。
僕は後泊しなくて、おかげで高速道路のサービスエリアで3時間くらい寝てしまいました。
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