以前は小売業の会社に勤めていた鈴木です。
レストラン等の飲食店での無断予約キャンセルが問題視されています。
また最近だと宿泊の無断キャンセルも話題になりました。
これらは社会的な問題ですが、もう1つ合わせて小売店における無断キャンセルも問題視して欲しいのですが、あまり話題になっていません。
実は小売店における予約キャンセルも小さな店舗を中心に問題になっています。
小売店における予約キャンセルの問題について小売店で働いていた立場からどういうことか説明します。
パソコンショップ時代に困った注文の予約キャンセル
パソコンって純正品パーツ・純正品オプションとか昔はかなりありました。でも品揃えしているお店ってよほどの大型店で無ければありませんでした。
パソコンの純正品パーツとは、例えばノートパソコンで言えばバッテリーだったり外付けの光学ドライブだったり、少し前はメモリだったり、いろいろある訳です。
今でこそ、パソコンの純正品パーツ・オプションは作らないメーカーも増えて、他のメーカー(バッファローだったりI/Oデータだったり)を使ってねというところも増えてきています。
僕がパソコンショップの店員をしていたのは20年近く前ですが、当時はかなり純正品パーツ・オプションって多かったんです。
で、当時純正品パーツ・オプションを注文だけして、後からキャンセルしたり、キャンセル連絡すらせずに取りに来ない人がいたんです。
多分、今でも多いんじゃないですかね?
で、純正品パーツ・オプションって返品は大体不可なので、売れない商品がたまっていきます。
最終的には投げ売りしたり、廃棄したりするんですけど、そういう金額って馬鹿にならないんですよ。
売れる商品ならまだキャンセルされても普通に売れば良いんですけど、売れない商品を注文されてキャンセルされても困るだけなんです。
今はネットで簡単に購入出来るので、ネットから注文する人が増えたと思いますが、それでも小売店は売れないオプション品の注文キャンセルで困っているところもあると思います。
例えば家電量販店で言えば、空気清浄機のフィルター、何百種類もある中の滅多に売れないフィルターを注文されて、取りに来られない、連絡もつかないとなると本当に困るんですよね。
生鮮食品やケーキの無断キャンセル
年末年始になるとスーパーマーケット等でお寿司やお刺身のお造り、オードブルやケーキを予約する人も多いですよね。
これら生鮮食品・日保ちがあまりしない商品の無断キャンセルも小売店にとっては頭の痛い問題です。
実際にわずかですがいるんです、無断キャンセルする人は。
当日の早い時間にキャンセルしてもらえれば商品として売ることも出来るのですが、連絡が無いと売ることも出来ず、ただ廃棄するだけになります。
恐らく年末年始で無断キャンセルによる廃棄って、相当な量になっていると思うんです。
もし無断キャンセルする人が増えれば、どうなるか?と言えば事前に支払いをしてもらわないと予約を受けないという状態になっていきます。
後から高いとゴネる注文者
金額を告げて注文を受けたのに、中には後から高すぎるから値引きしろ!とゴネてくる人もいます。
でも、それを1度でも受けてしまうとまたそういう人はさらなる値引きを要求してくるので、僕は受けることはありませんでした。
後から安くしろって要求してきて、時間を散々使わせるって、もう営業妨害です。
いわゆるモンスタークレーマー問題です。
会社の方針で警察に通報することはありませんでしたが、今なら警察に通報しているでしょう。
キャンセルはしっかりと伝えよう
中には注文したことを忘れてしまう人もいるでしょう。
また急用・急病で連絡したくても出来ない場合もあるでしょう。
でも、連絡出来るのであれば確実に連絡をすべきですし、注文した店舗から連絡が来たのに無視をするということは絶対に無いようにして欲しいと思います。
また店から注文された商品が入荷したことを何度も電話で連絡しているけど、電話が繋がらなくて困ることもありました。
で2週間くらい電話をかけ続けても繋がらないので、1ヶ月ほど保管した後に売れる商品だから売ってしまったこともあるのですが、2ヶ月後に取りに来て他に販売したことを説明するとかなり怒っていく人もいました。
そういう面倒な人を相手にするのも本当に面倒なんですよね。
以上、小売店の注文キャンセルについてでした。
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