温泉ソムリエの鈴木です。
8月1日、杖立温泉 ひぜんや和風別館 大自然に宿泊してきたのですが、せっかくだから杖立温泉街を歩き、杖立温泉の共同浴場の1つ、元湯を堪能してきました。杖立温泉は昭和情緒が残る温泉街で非常に楽しい散策でした。
昭和チックな温泉街、杖立温泉
杖立温泉観光協会のサイトを見ると
昭和の薫りが今も煙る。
杖立温泉はお湯が自慢の温泉街
と紹介されています。まさにこの表現が杖立温泉街の特徴だと実際に歩いてみて思いました。
泊まった宿のすぐ横に「東林瑠璃堂薬師通り」という小路があり、ここから温泉街散策をスタートしました。
階段の小路を降りていくと小さな手水舎(ちょうずや)が見えてきます。
やや苔むした手水舎。その先に東林瑠璃堂という弘法大師ゆかりのお堂がありました。
このすぐ下には共同浴場である薬師湯があります。
今回は人が入っていたので撮影入浴はパスして先に進みましたが、入浴料は無料(ただし200円の寄付金を入れること)で地元民で無くても入ることが出来ます。
少し先に上記の写真のように細い小路もありました。
少し進むと休憩出来る場所があり、この柵からは杖立川を見ることが出来ます。
休憩所?の前にあるのが白水荘という温泉宿、その1階に「Ura」というレトロモダンなカフェがありました。
この日は夕方に散策していたため、杖立プリンは売り切れでしたが早い時間であればこのお店ならではの杖立プリンも食べることが出来ます。
更に奥に進んでいきます。
龍頭水という湧き水がありその横にお地蔵様が祀られていました。その横を見ると杖立温泉街の名所の1つ「紅葉橋」(もみじばし)があります。
屋根付きの橋ですが、これは後ほど説明。
橋の脇を更に下に進みます。
本当に寂れた感じのする建物が並んでいて昭和チックな雰囲気を醸し出しています。
ここにチャボ?が数羽歩いていました。
対岸にもチャボが歩いていて、このあたりはチャボが放し飼いされているようです。
上を見上げると紅葉橋。
そして更に降りていくと杖立川に出ます。
そして振り返ると元湯が
杖立温泉 元湯
杖立温泉の共同浴場の1つである「元湯」は川のすぐ脇にある混浴の露天風呂です。女性だと入るのにかなりの勇気が必要な温泉ですが、オッサンの僕だと気楽に入れますww
誰も入って無かったので撮影させていただき、200円の寄付金を入れて入浴させてもらいました。
お湯はかなり熱めで45度以上あったと思いますが、やせ我慢して入ります。
熱すぎてどんな温泉かよく分からずあがりました(合掌)。ただ目の前が川で川のせせらぎを聞きながら入れる貴重な由緒ある温泉です。
入る時は入浴マナーを守って入ってくださいね!
杖立温泉 紅葉橋(もみじばし)は恋愛成就で人気のスポット
紅葉橋の入り口まで戻り、紅葉橋を渡ります。
橋の天井や柵にに多くの鯉の形をした絵馬じゃなくて絵鯉がぶら下がっています。
杖立温泉が一番混み合うのは4月から5月上旬の時期、この時期は川に鯉のぼりがいくつも舞うようになります。「杖立 鯉のぼり祭り」が開催されるからです。そして鯉と恋をかけて絵鯉に願い事を書いて吊るすと恋が叶うということで若い人を中心に多くの絵鯉が吊るされるようになっています。
橋の上からはもちろん杖立川を見ることも出来ますし、元湯も見れます。
温泉旅館が立ち並ぶ川沿い
紅葉橋を渡り終え、温泉旅館が立ち並ぶ川沿いを歩きました。
振り返ると紅葉橋と元湯が見えます。
中には営業しているのかしていないのかよく分からない宿もあります。
少し歩くと杖立橋という橋に出ます。橋のすぐ脇に蒸し場がありました。
温泉の湯気を使って食べ物を蒸すことが出来ます、ルールをきちんと守れば誰でも使って良いそうです。
この橋の前には背戸屋通り(せどやとおり)と呼ばれる細い小路がありました。
少し中の方を歩いてみましたが細い小路が続いていて旅館や飲食店等が並んでいて、良い雰囲気となっていました。こういう温泉街、好きです。
そして杖立橋を渡ります。
橋を渡り終わったところの風景
どこからどこまでが小路でどこからどこまでが私道なのかよく分からない、そんな小路です。
そして泊まっている宿に戻りました。
温泉情緒が溢れる杖立温泉に行こう!
今回、初めて杖立温泉に行きましたが、昭和情緒がありそれがまた斬新な感じとなっており、また行きたい温泉街となりました。
上の暗い写真は明け方の温泉街の風景、いくつもの湯気が立ち上る様は本当に情緒あふれる景色でした。
杖立温泉を詳しく知りたい場合は、観光協会の公式サイトをご覧ください。

コメント