温泉ソムリエの鈴木です。
湯布院の「御宿 さくら亭」に宿泊した後に湯布院の町を散策してきました。更に人力車にも乗っていろいろと湯布院の説明も聞き、湯布院グルメも堪能してきて非常に満足度の高い散策となりました。
実際に湯布院の町を散策してよかったところを紹介していきます。
ところで、湯布院?由布院?違いは?
その前に由布院と書いてあるところもあるし、湯布院と書いてあるところもあるけど、どっちが正しいのか?と思う方も多いですよね。
元々は由布院でしたが、昭和30年に由布院町と湯平町が合併して湯布院町となったので湯平町を含む場合は湯布院、含まない場合は由布院となるようですが、時代の流れとともに特にそれほど気にすることも無くなったそうです。
昔からある駅名は「由布院駅」ですが、最近出来たところは湯布院と名付けているところも多く、温泉のイメージを強くしたいところなんかは湯布院を使っているように思います。
由布市の市役所の住所は「大分県由布市湯布院町川上3738番地1」となっています。
湯布院の駐車場は少し遠いところがおすすめ
湯布院を散策するのなら由布院駅からの「駅前・由布見通り」を経由して、白滝川から始まる「湯の坪街道・たけもと通り」を通り、金鱗湖通りを経て金鱗湖まで歩くというのが最も観光客が多い通りであり、見どころも数多くあります。
今回、「湯の坪街道・たけもと通り」の途中(湯布院中央児童公園)から金鱗湖へと散策することにしました。理由は駐車場の問題。金鱗湖付近には駐車場が結構あるのですが道が細く観光客も多いので慣れないレンタカーで行くのを避けた格好です。また今回は平日なので金鱗湖辺りにも駐車は出来ますが土日になると観光バスも来てかなり混雑して駐車場も満車になることがあるので、車で行く場合は少し離れた駐車場に停めることをお勧めします。
今回停めたのはタイムズ湯布院第3という駐車場です。その前にはタイムズ湯布院という広めの駐車場もあります。
今回駐車したタイムズ湯布院第3駐車場。すぐ前にも広いタイムズ駐車場があります。ここから左側に見える建物の脇に小路があり、、「湯の坪街道・たけもと通り」に向かうことが出来ます。
参考
タイムズカープラス(カーシェアリングのサービス)もあるので、ここを起点にして郊外にある温泉を回るのも楽しいと思います。
湯布院 湯の坪街道・たけもと通り を散策
この辺りから金鱗湖にかけてお土産屋さんやオシャレなカフェ、博物館等が数多くあり全部見て回ろうとすると丸1日かかります。
木工製品を多く取り扱うお店が上記の写真、木製の置物を探しているのならおすすめです。
スヌーピー茶屋なんてものもありました。
この日はあいにくの天気で時折雨が舞う状態。でもすぐに止んだりして長くは降り続いていなかったのがまだ良かったところ。こういう観光地で夏だと浴衣を着て歩いている人もいて良い雰囲気になります。
ただたまに雨が強く降る時もありお店の軒下で雨宿りさせてもらうこともありました。
いろいろなお店があり、見ているだけでも楽しい通りです。
ジャズとようかん(羊羹) 湯布院CREEKSでジャズ羊羹を購入
湯布院の町を散策していて、奥さんがここを見たい!と最初に言ったお店が「ジャズようかん 湯布院CREEKS」というお店でした。
ジャズと羊羹?なんじゃそりゃ?と僕も気になったので店内へ。
僕とは縁遠いオシャレなお店。TシャツやCD等が販売されています。
ただし入り口から入ったところでは羊羹が販売されていました。
ピアノを模った羊羹でなんか急に欲しくなり購入してしまいました。下記の写真は購入して自宅で食べる際に撮影したものです。
綺麗なピアノの鍵盤
間に入っているのは無花果(イチジク)です。
結構ボリュームがあり夫婦2人で食べるのに3日かかりました。味は黒糖の風味に無花果のフレバーが加わり、少し変わった味わいの羊羹ですが、これが結構癖になる味で非常に美味しいスイーツでした。
金鱗湖ストリートから金鱗湖、天祖神社へ
湯の坪街道・たけもと通りも間もなく終わるというところで、金鱗湖通りへ
この通りにもいろいろなお店があり楽しむことが出来ます。
そして金鱗湖へ
金鱗湖は湖という大きさはなく実際には池といったところ。1周するにしても徒歩で30分もあれば余裕で回れます。
金鱗湖を見ながら金鱗湖に佇む神社、天祖神社へ。
神社の裏側には金鱗湖があり、湖の中に鳥居がありました。
湯布院の共同浴場と下ん湯
湯布院は温泉が非常に多く湧き出る地域。その湯量を利用して昔から地元の人のみが入れる共同浴場が数多くあります。ただ共同浴場は一般の観光客は入ることが出来ません。その中で観光客が入れる数少ない共同浴場が金鱗湖にはあります。それが下ん湯(したんゆ)です。
金鱗湖からは下ん湯の屋根が見えます。夏場は草木が周りを覆っているので温泉から金鱗湖を見ることは難しいのですが、冬場になると草木が枯れて湖を見ることが出来ます。なお下記の下ん湯の写真は今回旅行したものではなく2010年6月に訪問した時のものです。話を聞く限り、中は全く変わってないそうです。
見た目で入りにくい門構えです、入浴料は200円
- 営業時間:10:00~22:00
- 定休日:なし
- 駐車場:なし
- トイレの有無:なし
しかも、ここ混浴です。
こちらが露天風呂、屋根が半分あります。
こちらが内湯、左上にすのこがあり、その上に棚があるのが分かると思いますがここが脱衣所、女性にはかなりきつい脱衣所になっています。
内湯から露天風呂を眺めたところ。温泉はもちろん源泉かけ流し。
金鱗湖散策で温泉も楽しみたいのならおすすめですが女性は入りにくいので注意してくださいね。
混浴じゃなくて気軽に日帰り温泉を楽しみたいということであれば事前に予約出来る日帰り入浴施設もありますよ。
マルクシャガールゆふいん金鱗湖美術館とカフェテラス ラ・リューシュ(CAFE LA RUCHE)
金鱗湖のほとりにあるカフェでおすすめなのが、「マルクシャガールゆふいん金鱗湖美術館」に併設されている「カフェテラス ラ・リューシュ(CAFE LA RUCHE)」です。
金鱗湖のほとりにあり、テラス席や窓側の席からは金鱗湖を眺めながらゆっくりと時間を過ごすことが出来ます。歩き疲れた時に休むのにも最適。オリジナルのケーキやスイーツがありどれも美味しいのが更に良いところ。
今回食べたミルクアイス
奥さんはパウンドケーキとアイスコーヒー。
あれ?上の写真のアイスコーヒーのグラス、バースがおかしくない?と思うかもしれませんがおかしくありません。
グラスそのものが斜めに傾いているんです。こういう面白いグラスも良いですよね。
ここで休んでまた来た道を戻っていきます。
湯布院 金賞コロッケが美味しかった
湯布院に行ったら是非、食べて欲しいのがコロッケ。メインストリートにも数件、コロッケ屋さんがあります。
今回立ち寄ったのは小さなお店の「湯布院 金賞コロッケ」というお店。
この日、一番列を作っているお店でした。
奥さんと1個ずつ購入して半分にして食べ合いました。これがね本当に美味しいんですよ。揚げたてのコロッケって元々ものすごく美味しいじゃないですか。で更に美味しいのがこのコロッケ。もちろん旅先で食べているという効果もあると思いますが、お世辞抜きにしてもまた食べたくなるコロッケでした。
湯布院スイーツ「由布院 Milch(ミルヒ)」でケーゼクーヘンを食べる
いよいよ湯布院散策も終盤。今回湯布院に行くにあたって奥さんが絶対に立ち寄りたい!と行ったのが由布院 Milch(ミルヒ)です。ミルヒはドイツ語で日本語にすると牛乳(ミルク)となります。
由布院の中でも人気のスイーツのお店です。
特に人気なのがケーゼクーヘンというスイーツです。
2個購入して奥さんと1個ずつ食べました。
ケーゼグーヘンのケーゼはチーズを意味して、クーヘンはケーキを意味します。つまりチーズケーキのこと。ミルヒのケーゼクーヘンはものすごくトロっとした食感と濃厚な味わいが売りのスイーツです。
これがね、めっちゃ美味しいんですよ、口に入れると幸せがドーンと押し寄せます。
ロレンクーヘン(ロールケーキ)もいただきました。こちらも非常に美味
プリンも購入。こちらは自宅で食べました。とろける食感とほろ苦いキャラメルがマッチして、胃袋がもっと欲しがるプリンでした。
お店の横にもミルヒ。こちらはソフトクリームやコーヒー等のドリンクを販売しています。
人力車で湯布院を散策
金鱗湖から戻る途中、人力車のお兄さんにナンパされました 人力車はどうですか?と声をかけられました。いろいろと説明していただき、未だかつて人力車に乗ったことが無かったので、せっかくだから乗ることに。
今回、初めて知ったのですが、人力車って法人化された会社で運営されているんですね。てっきり個人事業主かと思っていました。また転勤もあるとのこと。
今回乗った人力車の会社の公式サイトは下記を参照してください
今回は30分2人で9000円のコースでお願いしました。
最初に金鱗湖の周りを案内してくれました。下ん湯の前も通ります。
天祖神社の横を通り
通常の散策では来ることも滅多に無い佛山寺も案内して説明をしてくれました。
裏道の案内も
広がる田園風景。バブル期に湯布院に目をつけた観光関係の企業が土地の買収でかなりの金額をつけた時期もあるそうですが、バブル期に買いたいと言ってきた企業に対し、湯布院の地主の方々はホテル等が乱立してこの景色が無くなることを嫌い、誰も売ることが無かったとのこと。良い話です。バブル期に売っていたら今の湯布院は無かったかもしれませんね。
湯布院の旅館で御三家と呼ばれる亀の井別荘の塀。
良いポイントではカメラやスマホを渡して撮影もしてくれます。
人力車にも名前がついていて今回乗った人力車の名前は「虎鈴」と書いて「トラベル」という名前とのこと。夜露死苦風のネーミングがまた面白いです。
今回、人力車で案内してくれたのは中川優作さん、イケメンで陽気で説明上手、話し上手な方で非常に楽しい時間を過ごすことが出来ました。人力車に乗る時に「ゆうちゃんって呼んでください」ということでしたので、ゆうちゃん、本当に楽しかったです。ありがとうございました。
実際に人力車に乗った感想は、もっといろいろな観光地で乗っておけば良かった!ということ。いろいろな説明も聞けるし、歩くスピードより少し速い程度で写真を撮ることも出来るし、その土地をしっかりと案内して欲しいのなら人力車はおすすめです。
土日祝日を中心に待つこともあるので、待ちたく無いのであれば事前に予約されることをおすすめします。
じゃらんで簡単に予約出来ますよ。
なお予約する前にお得なクーポンが無いかチェックしてくださいね。
人力車以外にも湯布院には馬車も走っているので馬車の利用も面白そうです。
あと人力車に乗っていて良いな~と思ったのが着物を着て乗っている人がいたこと。
人力車のゆうちゃんに聞いたら、ほとんどが着物レンタルだということでした。由布院という街で着物を着て人力車に乗る、すっごく想い出に残る旅になりそうですよね。
徒歩で散策するのは結構距離があって大変そう。説明してくれる人がいる人力車は良さそうだけど、ちょっと高いかな・・・という人もいますよね。
レンタルサイクルを借りてまわるという手もあります。
徒歩でも自転車でも人力車でも、楽しみ方は人それぞれ。
自分にあった方法で湯布院の街を楽しんでくださいね。
湯布院を散策した感想
概ね4時間くらい湯布院の町を散策した訳ですが、非常に楽しい散策でした。メインストリートだけでも楽しいのですが人力車で案内されたあまり観光客が来ない場所も湯布院ならではの良さが散りばめられており、今度はゆっくりと丸1日かけて巡りたいと思いました。
またスイーツ等の食べ歩きも楽しいのが良いところ。食べ歩きではなく落ち着いて食べたい時にもオシャレなカフェから老舗のお店までいろいろとあります。
非常に人気の観光地だけに土日は凄い人ですが、平日ならそれほど混み合うこともなくゆっくりと見ることが出来るので出来れば平日に行くことをおすすめします(難しいと思いますが)。
また行きたい観光地の一つです。
参考
今回、湯布院散策をする際に泊まった宿のことも書いています。良ければご覧ください。
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