北海道の非常事態宣言が解除されてとりあえず良かったなと思う鈴木です。
非常事態宣言が解除される前の3月18日、札幌駅に久しぶりに様子を見に行ったのですが、スーツケースを持っている人の数は本当に少なく、人は以前よりも少ないもののほぼ日常の風景に戻っていました。
でも、異様な光景を見て、観光は凄く危機的な状況にあると思ったものです。
札幌駅のコインロッカーがほぼ使われていない
少し異様な光景というのはコインロッカー
さっぽろ雪まつりの時は空いているのを探すのが大変な状況になりますし、閑散期である12月の初旬頃でも、半分以上は使われているのですが、使われているコインロッカーはほとんど無い状況
普段は使われていないコインロッカーを探すのですが、この日は使われているコインロッカーを探す方が大変な状況という全く逆の状況に。
コインロッカーの鍵が綺麗に均等に並ぶ様をまさか見ることが出来るなんて、夢にも思っていませんでした。
コインロッカーを使うのは観光客が多い訳ですが、つまりコインロッカーを使っている人がほとんどいないということは観光で訪れている人がほとんどいないという状況な訳で。
日本人が多くなった狸小路
大通公園とすすきのの間にあるアーケード型の商店街である狸小路
以前は歩いている人の半数以上、多い時には8割以上が外国人だったのですが、今はほぼ日本人ばかり
だからインバウンドに特化したお店が多かったのですが、日本人向けにシフトをしているように感じることが多くなりました。
以前はドラッグストアの呼び込みは中国語だったのが、ここ最近は呼び込みを見かけることもなく、寂しい雰囲気が立ち込めるようになっています。
ただその一方で行列も出来ています。
行列はパチンコ屋と薬局・ドラッグストア
ドラッグストアには並ぶ人はマスクを購入するため。
パチンコ屋はなぜか入場制限をしていて、凄く並ぶ人がいる状況。
遊びに行く場所が少なくなっているとは言え、異様と思うのか、遊ぶところが少ないから気軽に遊べるところに集まると思うべきか、それとも・・・
二条市場も外国人が消えた
さっぽろテレビ塔からも近い二条市場、以前はここも半数以上が外国人で溢れていた観光市場だったのですが、今は外国人を見かけることはほぼありません。
こんなニュースもありました。
3月の売上は例年の1割程度になる見通しということで、経済に与える影響も大きいだろうなと推測出来ます。
ただ上記のYahoo!ニュースの記事についたコメントを見ていると辛辣な意見が多いんですよね。
インバウンドばかりを狙っていて価格が非常に高くなっていて、地元の人は誰もここで買わなくなったから自業自得だというもの。
北海道の観光バス会社が悲鳴をあげているという記事でもインバウンドばかりで周りの迷惑を考えずに営業していたせいだ!という意見が多くなっていました。
確かにそういう部分は多いと思うのですが、巡り巡って経済が滞れば自分にかえって来る訳で、北海道自体がやばくなるだけで、自業自得だ!で済ませてしまうのは怖いです。
悲観的なことばかり言っていても意味が無いので、もう少し大きな目で出来ることを今やるしかないような~と思う今日このごろです。
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