もう何を今さら?という感じもするのですが今年の4月に北海道 小樽に行った時に泊まった「運河の宿 おたる ふる川」が凄く良かったのでご紹介。
「運河の宿 おたる ふる川」は小樽運河が目の前で更に温泉もあって、小樽の街の散策にも便利な場所に食事も美味しくあってここに泊まって良かった~!!!!というお宿です。
「運河の宿 おたる ふる川」へのアクセス
JR函館本線の小樽駅から向かう場合は徒歩10~15分ほどとなっており荷物が多いのなら少しきついかなという距離。行きは坂道を降りていくのでまだ良いのですが、帰りは延々と坂道を上っていくことになるので荷物が多い場合はかなりきついと言えます。タクシーなら5分ほどで1メーターで到着するのでタクシーで向かうのが良いかと思います。
今回は新千歳空港からレンタカーを借りて向かったのですが、新千歳空港からレンタカーを借りて到着するまでは全行程で2時間から2時間半くらいです。
新千歳空港でレンタカーを借りて乗車するまでは20分~30分くらいは見ておいた方が良いのでレンタカーを借りてからなら2時間はかからない距離でした。公式サイトで見ると約90分となっていましたが、慣れない道だと思うのでもう少し時間がかかると思っていた方が良いと思います。
新千歳空港でレンタカーを借りた時の記事は下記参照
>>羽田空港から新千歳空港まで空の旅&レンタカーを借りる場所は遠い
駐車場は宿の前ではなく宿から徒歩1分ほど離れたところにあります。場所は分からなかったので一旦宿の前に車を停めて駐車場の場所を案内してもらいました。荷物はその時に1人分くらいなら運んでもらえます。
詳しくは地図を参考にしてください。
小樽運河でも人気のスポットである浅草橋が近くにあります。上の写真の右側に写っている橋です。
なお駐車場は1泊500円となります。
「運河の宿 おたる ふる川」の外観と足湯
「運河の宿 おたる ふる川」の外観は下記の写真の通りです。
上記の通り割りと大きなビルになっていますが入り口は和風で割りと雰囲気のある外観になっています。
また入り口の横には足湯もあって誰でも自由に使うことが出来ました。
天候が悪い時は中止になることもあるそうです。でも小樽の街を散策して少し疲れた時に足を休めたい!という時にはここの足湯は非常に良い場所にありますよ。
「運河の宿 おたる ふる川」のフロントや共有部
「運河の宿 おたる ふる川」の中に入るとフロントというよりは時代を感じさせてくれる帳場があります。
記帳するところの椅子は昔のトランクケース
こういうトランクケースの使い方って上手いですよね。このトランクケースの上に座って僕も記帳しました。
帳場の横には、使われているのか分かりませんが薪ストーブがあってその奥にはレンタルの浴衣も置いてありました。
反対側を見ると「光ラウンジ」というラウンジスペースがあります。
このラウンジスペースが凄く雰囲気が良いんですよ!クラッシク等の音楽が流れて静かに過ごせる空間になっています。
こんなランプで照らされていて落ち着く空間です。
いろいろな本も置いてあるので夜はここでゆっくりと寛ぎなら本を読むのも幸せな時間でした。珈琲やワインを無料で飲める時間帯があって夜はかなりの時間をここで過ごしました。
またこの奥に階段があって階段を上るとギャラリーがあってここは滅多に人が来なくて絵画と運河を見ながら更にゆっくりと落ち着けるスペースになっていました。
ステンドグラスが美しい
館内にはいろんなところにステンドグラスを使ったものが展示されており、ステンドグラスが好きな人ならそれらを見るだけでも楽しめるようになっていました。
写真に撮ったものは少ないのですが実際にはもっと沢山あります。
運河一望の部屋
今回泊まった部屋は運河沿いの部屋のプランで部屋からは小樽運河を一望出来る部屋でした。今回は6階の部屋601号室です。
部屋の窓から見た小樽運河。夜はライトアップされたレンガの倉庫を綺麗に見ることが出来ます。
ただ窓に灯りが反射して撮影そのものは上手くいきませんでした。唯一反射でずに撮れたのが上の写真です。
部屋は割りと広めのツインルーム。空気清浄機もありました。全室禁煙なので臭くもありません(タバコは光ラウンジの奥に喫煙ルームがありそこだけしかタバコは吸えないようになっていました)。
円形の窓の前に机と椅子が2脚、ここに座りながら小樽運河を堪能。
なぜか連れてきてしまったコアラも小樽運河を堪能中。
部屋に置かれたお茶菓子はかりんとう饅頭で、これがまた美味しくて。
泊まった部屋にはユニットバスも設置。
お風呂には入っていませんが部屋にシャワートイレがあるのは嬉しいところ。リンスインシャンプーではなくシャンプーとリンスが分かれているのも良いところ。
ベッドの灯りもステンドグラス。Wi-Fiもありました。
大きな鏡の化粧台は女性にも便利なのでは?当然ドライヤーもあります。
足指パッドやコエンザイムQ10の入ったフェイスマスクもあったり女性にも優しいアメニティがついていました。
小樽ならではの食事
温泉宿に泊まった時の楽しみの1つはやっぱり食事、北海道の小樽まで来たのならやっぱり美味しい小樽のものを食べたいと思いますよね。「運河の宿 おたる ふる川」の食事は地元の食材が豊富に使われ非常に満足の行くものでした。
夕食は小樽運河を見ながら
ここでの食事はやっぱり小樽運河を見ながら楽しみたいところ。食事処でいただきます。席は先着順もしくは予約したプランによって異なります。今回は先着順で良い席に座ることが出来て窓側の席に座って運河を見ながらゆっくりと食事を楽しむことが出来ました。
食事は18時からいただきましたがこの時期(4月後半)の小樽だとちょうど夕暮れ時。夕焼けに染まる小樽運河を見ながら食事はカップルなら雰囲気は最高です。
正面同士で向かい合って座るのではなく、隣同士で座って食事を楽しみます。
テーブルにあるライトはヒマラヤの岩塩のくり抜いて作ったもの。
「春の小樽へようこそ!ごゆっくりとお食事を楽しみくださいませ」というウェルカムカードが添えられていました。
今回の食事のお品書きです。かなり細かく説明されています。
先付は「なばな豆腐(とろろ・豆乳) ささげ、ズワイ蟹塩辛、トマト」
お造りは「岩内産 桜鱒、日高産 サメガレイ、噴火湾産 帆立、噴火湾産 牡丹海老」
噴火湾は内浦湾の別称です。
そしてこのお刺身がそれぞれ凄く美味しい!もちろんお刺身の内容は季節や天候によって変わると思いますがとても新鮮なお刺身をいただくことが出来ました。
更に後で出るご飯とは別にお刺身を巻き寿司として食べられるように酢飯と海苔と板状の鰹節?が出てきました。
これがやっぱり美味しいんですよ!ここで酢飯のおかわりをいただくと後のご飯が食べられないので要注意です。ある程度沢山食べられる方なら大丈夫ですよ。
焼物は「ルスツ産 もち豚肩ロースの低温調理 焼玉葱、紅鮭のお浸し、レモン、マスタードソース」
特にお肉が美味しかった!
低温で調理しているためか柔らかく味もしみていて非常に美味。
口代りは「栗麸の白和え 柚子、三つ葉、銀餡掛け」
栗麸って食べたこと無かったと思うのですが、結構美味しいですね。
煮物は「オホーツク産 蟹真薯(かにしんじょ)さらさ蒸し 大根、人参、スナックエンドウ、白髪葱」
蟹真薯もこれまた旨し
止肴は「帆立のムースと鮟肝ソース掛け レンコン、糸唐辛子、スプラウト」
帆立の風味が美味しいムースはおかわりしたくなりました。
御飯は「余市産 釜揚げしらすと高菜の炊き込みご飯 小揚げ、きざみ生姜【道産米 ななつぼし】」
余市産のしらすにななつぼしの組み合わせです。
これが口の中に入れると幸せなんですよ。少しのおこげがまた食欲を掻き立ててくれて。でも結構ボリュームがあって残してしまったのですが、おにぎりにして夜食にしてくれました。
香の物は「なた割大根、しば漬け」
味噌椀は「寿都産 岩もずく 豆腐 小葱 【道産 黒米・黒豆味噌と白味噌ブレンド】」
デザート(菓子)は「やわらかプリンと苺のシロップ掛け(玉子・牛乳・生クリーム・バニラビーンズ) ブルーベリー ホイップクリーム」
普通に美味しくいただけました。
朝食はバイキング
朝食はバイキング形式、この時は先着順となるので窓側のカウンター席には座れずテーブルでの食事となりました。カウンター席が良い場合は早めに食事処に向かうのが良いですよ。
バイキングの内容は割りと豪華。
和食メニューも洋食メニューもあります。
デザートというかフルーツが充実していました。
コーンポタージュも美味しく
やっぱり牛乳も飲んでしまいます。
いろいろと乗せすぎて見栄えしない状態・・・
嫁は綺麗に盛り付けて見た目も美味しくいただいていました。
温泉は桜を見ながら
ここは温泉もついている旅館です。1階と2階に温泉があるのですが、行った日は1階が男性で2階が女性用に。翌日は男女入れ替えで女性が1階、男性が2階となっていました。
1階のお風呂
脱衣所はこんな感じです。
男女入れ替わるので洗面台も充実していました。
嬉しいのはタオルが置いてあること。だから入浴のたびに新しいタオルを使うことが出来ます。
上記が内湯、雰囲気のある岩と木で出来た浴槽は非常に落ち着きます。窓も大きく庭があってゆったりと入れます。お湯の温度はこの時41度くらいだったかな。循環ろ過の温泉ですが、それほど塩素臭がすることもなくさっぱりとした湯質でした。
こちらが洗い場。
露天風呂は屋根がかなりせり出している半露天風呂風になっています。おそらく2階から覗けないようにするために張り出しているのだと思います。
みかんかな?柑橘系の果物が浮かんでいて良い香りの温泉でした。
温泉を出た後は2階の休憩室で一休み
ここには本やボードゲームが置かれていて休んだり遊ぶことが出来ました。
そして嬉しいのがフリーで飲めるドリンクと冷凍フルーツがあること。もちろん美味しくいただきました。
温泉を出た後に嫁とここで待ち合わせたのですが温泉から出てきた嫁が「桜が綺麗だったね」と訳の分からないことを言うんですよ。この時期、まだ桜は少し早いし桜なんて見えなかったんだけど。
でも2階の温泉からは桜が見えたと。翌朝、2階の温泉に入って納得。
2階の温泉
翌朝、男女入れ替えになった2階の温泉へ。
なんか丸い部屋?みたいなものがあります。
蒸し風呂があるんですよ、ここには。
暗く広くは無いのですが妙に落ち着ける空間になっていました。
そして面白いのがシャンプーやリンスの種類が豊富!
お好みでお使いくださいという心遣いが良いですね。
そして露天風呂はこんな感じです。
すだれがあるのは1階から見えないようにするためだと思います。でもすだれの奥に花が・・そう桜の花が咲いていたんですよ。
この辺りの桜はもう少し後。実際にこの辺りを歩きましたが桜の木はあっても蕾ばかり。でもここはひと足早く桜を見ることが出来ました。おそらく温泉用の庭に植えてあることで温泉の暖かさで少しだけ早く開花することになったのだと思います。
ゴールデンウィーク前の混雑する前に狙っていくのであれば桜は期待出来ないと思いながらもここで少しでも桜が見えたのは良かったな~。
泉質はph7.5の弱アルカリ性
クリックで拡大します。
「運河の宿 おたる ふる川」の口コミ、評判・評価
「運河の宿 おたる ふる川」の口コミ評価はじゃらんで見ると総合4.6点となっておりかなり高評価です。
僕も非常に満足度が高い宿だったのでこの評価には概ね賛同です。
じゃらんの口コミを見ると評価が低い傾向にあるのは部屋ですが、泊まる部屋によっても異なるのかな?と。小樽運河を見渡せる部屋なら満足度もかなり高くなると思います。
また禁煙なので部屋も臭くないし(ただ泊まった時は外壁工事が入っていてペンキの匂いはしていましが)、掃除もそれなりにされていました。
「運河の宿 おたる ふる川」の基本情報
「運河の宿 おたる ふる川」の基本情報です。
個人評価 40点/50点満点(あくまでも主観です)
- 温泉名:特になし(源泉名は運河の宿 おたる ふる川)
- 施設名:運河の宿 おたる ふる川
- 住所:〒047-0031 北海道小樽市色内1丁目2-15
- 電話:0134-29-2345
- 宿泊日:2016年4月24日から1泊
- 費用:1人21450円(2食付き)
- 公式サイト:運河の宿 おたる ふる川
- 予約サイト:じゃらんで予約
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