フルサイズの一眼レフデジカメが年齢とともにきつくなってきた鈴木です。
年末に今まで使っていた「Canon PowerShot G7 X Mark II」が壊れてしまい、一眼レフのデジカメを普段使っていたのですが、さすがに重い!
EOS5D Mark IVというカメラなんですけど、レンズ合計で約1.5kgもあるんですよ。
もうスマホのカメラでも良いかな~とは思うんですけど、やはりデジカメの光学式のズームレンズと大きなセンサーサイズは魅力的・・・
ということで「Canon PowerShot G7 X Mark II」の後継機種である「Canon PowerShot G7 X Mark III」(Mark IIIはMark3の意味)を購入しました。
実際に使ってみて、前モデルからかなり進歩していて、かなり使えるデジカメになっていました。
スマホのカメラに満足出来ない人で普段使いのコンデジとしてはかなりおすすめのデジカメです。
実際に使った感想を含め「Canon PowerShot G7 X Mark III」はどういうカメラか詳しく説明していきます。
「Canon PowerShot G7 X Mark III」(Mark IIIはMark3の意味)を購入しました。
キヤノン デジタルカメラ PowerShot G7 X Mark III (BK) PSG7XMARKIIIBK ブラック
実際に使ってみて、前モデルからかなり進歩していて、かなり使えるデジカメになっていました。
スマホのカメラに満足出来ない人で普段使いのコンデジとしてはかなりおすすめのデジカメです。
Canon PowerShot G7 X Mark3をおすすめする人
既に書いていますが、スマホのカメラには満足出来ないから、高画質な写真も撮影出来て、4K動画も撮影出来て、普段持ち運べる、ポケットやショルダーバッグに入る簡単に入れることが出来る小型のデジカメを探している人におすすめのデジカメです。
大きなiPhone(iPhone8 Plus)と一緒に撮影したものです。厚みこそ倍くらいありますが、横・縦の大きさは小さいことがわかります。
重さも実測で305g(メモリカード・バッテリー・ストラップ込み)となっており、iPhone8Plusにカバーを取り付けた時と40gほどしか変わりません。
PowerShot G9 X Mark IIと悩む人へ
同じキヤノンでPowerShot G7 X Mark IIIよりも軽くより小さい高画質なデジカメとしては「PowerShot G9 X Mark II」というものがあるのですが、女性なら「PowerShot G9 X Mark II」の方が良いかもしれません。
「PowerShot G9 X Mark II」は、約206gなので100gほど更に軽くなります。
また手が小さい人だとPowerShot G7 X Mark IIIだとシャッターボタンやズームのレバーの位置が微妙に届きにくいかもしれません。
ただしズームが4.2倍から3倍に下がり、広角側が28mmとなるので狭いところでの撮影はやや向かなくなります。
僕もどちらを購入するか悩んだのですが、ズームは諦めたとしても広角28mmは使い勝手が悪いと思い、広角24mmである「PowerShot G7 X Mark III」を選びました。
わずか4mmの差ですが、カラオケルーム等の狭い場所で撮影する時により広く撮影するのに役立ちます。
僕の場合、ホテルに泊まった時の写真撮影で部屋全体を撮影する時により広角な方が便利なので、「PowerShot G7 X Mark III」にしました。
Canon PowerShot G7 X Mark IIIの特徴と何が出来るか
スペックは公式サイトでも見てもらえば書かれているので、ここに書く必要性は無いと思うので省きます。
スペックが気になる方は公式サイトを見てください。
PowerShot G7 Xシリーズ、全てを使ってきた立場からPowerShot G7 X Mark IIIの特徴を説明します。
チルト液晶が便利
液晶が180度回転するので自撮りにも便利です。
地面スレスレのローアングルの時は液晶を90度にして撮影出来るので下から見上げる迫力ある写真を撮ることも出来ます。
前に人が居て撮りたいものが撮りにくい場合、手を上げて撮影することもあるかと思います。
その時は液晶が45度の角度まで斜めに下げられるので万歳をしたような体制でも画面を見ながら撮影することも出来ます。
USB充電対応になった!しかしPDのみ
USB Type-Cによるモバイルバッテリー等での充電が可能になりました。
ただし一般的なモバイルバッテリーやパソコンからUSBケーブルでつないで充電することは出来ません。
PD(Power Delivery)対応のモバイルバッテリーで無ければ充電出来ないという不便さが盛り込まれてしまいました。
PD(USB PD)とは最大100Wの電力を送れるUSBを使った電源供給の新しい規格です。
例えば上記のようなPower Delivery対応と書かれたモバイルバッテリーであれば充電は可能です。
純正バッテリーが安いところでも6000円くらいはするので、それに比べたらPD対応のモバイルバッテリーを購入することで充電出来るのは嬉しいことです。
ただし充電中は撮影出来ないのでバッテリーが切れてもすぐに撮影したい!という方は予備バッテリーを購入した方が便利かもしれません。
*給電は可能です。
なお純正品で無いバッテリーもamazon等で販売されていますが、僕は2個購入して使っていましたが、最初は問題ないものの、長く使っていると純正のバッテリーよりもバッテリーが減っていくのが早くなり、最後は数枚でバッテリー切れということになりました。
長い目で見るのなら、純正バッテリーを購入されることをおすすめします。
動画機能が強化、マイク端子も
他のメーカーが高性能な上位モデルのデジカメには4K動画の撮影機能をつけていたのに、キヤノンだけついていなかったのですが、PowerShot G7 X Mark IIIは4K動画の撮影が出来るようになりました。
それに伴い音質もあげようとしたのか、外部マイクを取り付けることが出来るマイクの外部入力端子が取り付けられました。
またアプリと連動してスマホによる動画のライブ配信も可能です。
ストロボでのバウンス撮影も可能
ストロボを直接あてて撮影するとメガネに反射したり、明暗がはっきり出過ぎたりして、イメージ通りの写真にならないことがありますよね。
もう少しフラッシュを抑えて撮影したい、そんな時は天井に向けてフラッシュを炊いて光を拡散させて撮影するバウンス撮影というものがあります。
指でフラッシュを上に向けて撮影することでバウンス撮影が可能になるのがPowerShot G7 X Mark IIIの良いところです。
光量が足りなくて少し暗くなることもありますが、RAW撮影をしておけば後から明るくすることも可能なので、それほど問題ではありません。
PowerShot G7X 旧モデルからの買い替え検討の方へ
今までCanon PowerShot G7 X シリーズは全て使ってきました。だからこそわかる魅力がCanon PowerShot G7 X Mark IIIにはあります。
例えば上部のボタン・ダイヤルにはスピン加工が施されていて指が滑りにくい工夫がされています。
意外とこのスピン加工は手に馴染んで滑り止めになるんです。
初代PowerShot G7 X から続くこのスピン加工、旧PowerShot G7 Xシリーズからの買い替えを考えている方もきっと満足の行くものだと思います。
上から
- Canon PowerShot G7 X(初代)
- Canon PowerShot G7 X Mark II
- Canon PowerShot G7 X Mark III
となっていますが、上部の操作でよく使うボタン・ダイヤルはほぼ同じ場所にあるので、操作の違和感もありません。
バッテリーも同じNB-13Lなので、古いバッテリーは予備バッテリーとしても使うことが出来ます。
Canon PowerShot G7 X シリーズの欠点
今回、僕はCanon PowerShot G7 X Mark IIからの買い替えになりますが、PowerShot G7 X シリーズの欠点は改善されていないようです。
その欠点とは正面の衝撃に弱いことです。
レンズ側から落としてしまうとまず壊れます。
レンズのシャッター部分が意外と弱いのがCanon PowerShot G7 X シリーズの欠点です。
もし可能であればレンズの周りにラバークッション等を張っておくと良いかもしれません。
Canon PowerShot G7 X 初代もCanon PowerShot G7 X Mark IIもレンズ側から落としてしまい、壊れて使えなくなっています。
出来ればキヤノンさんにはレンズ部分をもう少し丈夫に作ってもらえれば嬉しいんですけどね。
もちろん落として壊すのは自分の責任ですが、他にもいろいろなデジカメを使ってきた立場からすると非常に弱いように感じています。
しかし、それを補うほどの操作性・性能がCanon PowerShot G7 X Mark IIIにはあり、気に入っています。
Canon PowerShot G7 X Mark3で実際に撮影した写真
まだ購入したばかりで少ないですが、実際に撮影したものをいくつか。
パソコンであればクリックで拡大出来ます。
小さいガチャガチャの動物たち、一眼だと小さいものを撮るとどうしても端の部分がボケてしまいますが、コンデジだと被写体深度が自然と深くなるので小さいものをくっきりと写したい物撮りの時には便利です。
また炭で出来た熊を食う鮭、黒ばかりですがきちんと立体的に撮影出来ています。
ガラスを加工して作られたコアラの置物、こちらもクッキリと撮影出来ています。
雪の上に乗ったショベルカー、雪の部分も白飛びすることなく陰影がはっきりと写っていました。
チルト液晶のメリットを活かして地面ギリギリにカメラを持って路上にいる鳩を撮影、ズームを使って行えばかなり背景をぼかした撮影も可能です。
夜景は手持ちでオートで撮影、その割には綺麗に撮れていると思います。
上記の2枚の写真も手持ちでオートで撮影したものです。ノイズもブログ等で見る分には目立たず綺麗に撮影出来ていると言えます。
もちろん一眼レフと比べてしまうと差は出るものの、ブログやSNSに投稿する写真であれば全く問題ない範囲です。
何よりもスマホのカメラでは表現が難しいところまできちんと撮影出来ます。
Canon PowerShot G7 X Mark3はどこで購入するか?
amazonや楽天等でももちろん購入出来ますし、ビックカメラやヨドバシカメラ等でも販売されています。
ただビックカメラだと10万円前後(2020年1月16日現在)して非常に高いのが難点
キヤノン デジタルカメラ PowerShot G7 X Mark III (BK) PSG7XMARKIIIBK ブラック
10万円出すのならミラーレスのレンズセットが購入出来てしまい、性能と価格を比べてしまうと割高に感じてしまいます。
買うなら9万円未満で無ければちょっと買いたくない・・・というのが本音です。
価格.comで調べると最安値は81000円くらいなんですけど、あまり知らない店では購入したくないし、出来れば故障した時に近くに店舗があって持ち込めるお店が良い・・・ということで購入したのは、キタムラです。
今見ると(2020年1月20日現在)、約92000円なんですけど、キタムラってメルマガ特価とか週末特価でたまにびっくりする価格でカメラとかレンズを出している時があるんですよ。
でメルマガ特価(メルマガ会員のみ、登録は会員登録すれば誰でも登録出来る)で85000円(税込)で出ていたので予約して購入しました。
キタムラなら全国どこでも店舗があって修理で持ち込めるので、その点は非常に安心です。
キヤノンは以前まで大都市にはサービスセンターがあったんですけど、徐々に閉鎖していて持ち込める場所が減っているんですよね。
僕が住んでいる札幌も以前はありましたが今は無くなりました。
そういうこともあって、全国展開しているキタムラは安心感がありキタムラで購入した訳です。
キタムラ、おすすめです。
以上、Canon PowerShot G7 X Mark3についてでした。
でも発売が2019年8月でそれから価格が思った以上に落ちてなくてちょっとびっくりしています。もう少し値崩れすると思っていたんですけどね。
コメント
検索でこちらのページを見つけました!
実際ずっとG7Xシリーズをお使いになっていて
積層センサーの画質アップって感じられますか?
MarkⅡで十分に高画質だったので、高速化以外
それほど実感出来ないものでしょうか?
コンデジ派さん
コメントありがとうございます。
画質は今のところ、特にアップしたというイメージは今のところありません。
ひょっとしたら初期不良を引いた可能性が出てきており、その影響かもしれませんが。
またピントは以前よりも合いにくくなっているように感じています。
ただ高速化で撮影の幅は出ています。
暗いところで高速連射したものをHDR合成することで、明るくすることが出来るのが何気に便利です。