福島県には5年半ほど住んでいたことがある鈴木です。
大内宿のある下郷町は温泉も多くよく通っていました。
南会津と言えば下郷町の大内宿が人気の観光地ですが、そこで行われる冬ならではの雪まつり「大内宿 雪まつり」に行ってきました。
雪の無い時期には何度も行っていますが、雪の積もった時期に行くのは初めて。
行った感想は、1度は見ておいて良かった!でした。
行こうか行くのをやめるか、悩んでいる方に実際、どんな様子だったのか写真を多めにどの辺りに宿泊するのが良いのかも含めて紹介します。
南会津 大内宿とは
大内宿を知らない方へ、まずは大内宿について説明しておきます。
Wikipediaでは下記のように説明されています。
大内宿(標準語・共通語:おおうちじゅく会津弁:おおちじゅく)は、福島県南会津郡下郷町大字大内にある旧宿場。重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。
南会津の山中にあり、全長約450mの往還の両側に、道に妻を向けた寄棟造の民家が建ち並ぶ。江戸時代には「半農半宿」の宿場であったが、現在でもその雰囲気をよく残し、田園の中の旧街道沿いに茅葺き民家の街割りが整然と並ぶ。
大内宿本陣跡には、下郷町町並み展示館がある。民宿や土産物屋、蕎麦屋などが多数立ち並ぶ。特に蕎麦に関しては、高遠そばの名で知られており、箸の代わりにネギを用いて蕎麦を食べる風習がある。
昔ながらの宿場町が再現された町並みを見る事が出来る素晴らしいスポットです。
雪の無い季節でも左右に並んだ宿場町の景色は日本の原風景とも言え、是非みて欲しい観光スポットです。
大内宿 雪まつりへ行く時の注意点
この大内宿で基本的に2月の第2土曜日・日曜日に開催されるのが「大内宿 雪まつり」です。期間中はさまざまなイベントが行われます。
僕が訪れた2015年は2月14日2月15日の2日間に行われました。
割りと人気のある雪まつりですが、雪深い時はいくまでの峠道が危険なため車で行く人もそれなりにはいるけど、渋滞にはならない程度となっています。
雪道に慣れていない人は自分の車で行かない方が無難です。
一番近い湯野上温泉駅からシャトルバスが出ているので、それを利用される事をお薦めします。
なお、渋滞にならないと言っても駐車場は第3駐車場まであって少し遅めに行くと一番遠い駐車場しか残っていないため、そこから大内宿までは10分ほどは歩かないといけません。
今回は17時くらいに行ったのですが、一番遠い駐車場しか空いてなくて歩きました。
また雪なのである程度は滑り止めのある靴で無ければ転ぶこともありますし、出来ればかかとまでは隠れる滑りにくい靴で行くことをおすすめします。
大内宿の雪の風景
大内宿について早速いろいろと撮影をしました。大内宿の様子を見てください。
日がくれるまではそれほど混雑はしていませんでしたが、徐々に人は増えてきます。
雪で作られた灯籠にロウソクが灯っています。
美人専用のかまくら、入ろうとしている女性はいませんでした。
みんな奥深いんだから(笑)
雪で作られた建物は本番までは入れないところが多くなっています。
ずっと奥に進んで、大内宿が一望出来る高台に登ります。
この時期、雪で滅茶苦茶滑るので、滑り止めのある靴で行かないと危険です。
そして、日が暮れてきて人もどんどん増えてきます。
大内宿 雪まつり・ロウソクの灯が綺麗な風景
日がくれていよいよ本番です!18時からが本番です。
なんとも綺麗な風景です。個人的にはまさに絶景!
この風景を見れただけでもここに来て良かったと思います。
なお、撮影している場所は昼くらいからカメラマンの場所取りが始まっているようで、あまりいい場所が空いていませんでした(/_;)
見る分には、隙間がそれなりにあるので普通に見れますよ。
ただイベントの時に陣取るのって、どうなんですかね?
みんな撮影したいのだから、一定時間撮影したら移動して次の人に場所を譲った方が良いと思うのですが。
参考までに雪の無い季節の昼間はこんな感じです。
まったく様相が違います。
松明を持って上半身裸の男衆が走り回ります。
寒そうでもあり松明の火が熱そうにも見えます。
大内宿 雪まつり・茅葺の屋根越しに見る冬の花火
18時15分からは花火も打ち上げられます。急いで高台から降りてきて撮影しました。滑って転んだのは内緒の話。
雪の積もった屋根の上から上がる花火も風情があって良いですね。
茅葺屋根に積もった雪が花火の色に染まり、またそれが幻想的で物凄く綺麗でした。
冬の花火は何度か見ていますが、こういう雰囲気のある場所で見るのは初めて。
良いものですね。これはまた観に行きたい!!
そして是非多くの人に見てもらいたい光景です。
大内宿 雪まつりの灯籠の灯りに照らされた宿場町を歩く
花火が終わるとほぼイベントは終了ですが、その後が撮影タイムに。みんな綺麗な風景を見たいのか、イベントが終わっても多くの人がいます。
ただバスで来ている人は時間があるので早く戻っていきます。
雪の中に並べられたろうそくがまた幻想的です。
本当に綺麗な風景で、撮影している人が大勢います。人をあまり写さないように撮影しようとするとかなり時間がかかります。
でも、せっかくだから撮影したい!と寒さに震えながら撮影をしていました。
徐々に身体が冷えてきて、底冷えしてきます。
遅くなると人が減ってくるので撮影のチャンスにもなります。
雪にろうそくの灯火って本当に美しいんですよ。
雪の中のろうそくの灯りを見て心は暖かくなりますが、身体はどんどん冷えてきます。
大内宿の分家玉屋さんで夕食&スイーツ
大内宿と言えば高遠蕎麦、特に三澤屋さんが有名ですが今回は夜遅い事もあり、開いているお店を探していたら大内宿の入り口に付近にある「分家玉屋」さんを発見。
立ち寄ることに。
普段は17時までの営業時間ですが、この時だけ時間を延長して行っているようです。
またスイーツがメインのお店です。
鳥せいろう飯が有名らしいです。写真は食べ終わった後に撮影。
古民家のお店で食事とスイーツ・カフェを楽しむ事が出来ます。
こういう古民家でカフェとか良いですよね。でも今回は夕食なので食事です。
僕は「とりせいろうめし」
奥さんは「蕎麦すいとん」を注文しました。
とりせいろうめし これは美味しかった!!せいろうで蒸したばかりで熱々です。
全部混ぜて食べるように説明をしてくれたので、混ぜて食べました。
こちらは蕎麦すいとん。冷えた身体にを暖めてくれます。
そして、魔が差しました。スイーツまで注文してしまいました(^_^;)
いつも魔がさすんですけどね。
ブルーベリーチーズケーキ
プリン
奥さんとそれぞれ1つずつ注文していますが、分けあって食べているので、いろいろと楽しめて良かったです。
- 住所:〒969-5207 福島県南会津郡下郷町大字大内権現上358
- TEL:0241-68-2948
- 公式サイト:分家玉屋
大内宿名物 三澤屋の高遠そばもおすすめ
大内宿と言えば、三澤屋の高遠そばが名物なので、早い時間に行って食べてみるのもおすすめです。
古い純和風の茅葺屋根の蕎麦屋さんです。
そして名物の高遠そば
ネギ1本を使ってネギを箸代わりにしながらかじりながら食べます・・・が、これが中々難しいのでもちろん箸もついてくるので、箸で食べても大丈夫です。
ネギをかじりながら薬味にして少し辛味のあるネギや大根おろしと一緒にいただきます。
- 住所:〒969-5207 福島県南会津郡下郷町大字大内山本26−1
- TEL:0241-68-2927
- 公式サイト:三澤屋
大内宿 雪まつりを見るのなら湯野上温泉がおすすめ
大内宿の最寄り駅は、湯野上温泉駅となります。
温泉が駅名につくという事は当然温泉宿も多くある地域です。
しっかり見ていると遅くなるので、湯野上温泉の宿に泊まれば楽しめます。
ただ夕食の時間と重なるので夕食無しのプランか早めの夕食か遅めの夕食にしてもらえるか確認した方が良いかもしれません。
もしくは二岐温泉や芦ノ牧温泉もおすすめです。
- 湯野上温泉:大内宿から車で15分くらい
- 二岐温泉:大内宿から車で35分くらい
- 芦ノ牧温泉:大内宿から車で25分くらい
湯野上温泉
大内宿から最も近い温泉街で20軒ほどの旅館・民宿があります。
今まで湯野上温泉の宿には3回宿泊、日帰り入浴も含めるとかなりの回数で入っていますが、ほとんどの宿が源泉かけ流しで温まる温泉です。
芦ノ牧温泉
大内宿から次に近いのが芦ノ牧温泉です。10件ほどの旅館・ホテルがあります。
上記の写真は大川荘という旅館の露天風呂で、ここはかなりおすすめです。
芦ノ牧温泉は湯野上温泉に比べ大型の旅館が多くなっています。
でも、どこも温泉は素晴らしくおすすめです。
小さいお子さんのいる方であれば小さな旅館の多い湯野上温泉より芦ノ牧温泉に宿泊した方が周りを気にしなくて良いかもしれません。
二岐温泉
大内宿からは離れますが、秘湯ムードを味わいたいのなら二岐温泉がおすすめです。
今でこそ秘湯という言葉は一般化しましたが、実は秘湯という言葉の発祥地は、二岐温泉なんです!
山の中に数件の温泉宿が点在しており、ゆっくりと秘湯を楽しみたい方におすすめです。
2021年度は2月13日・2月14日に開催→中止
毎年2月の第2土曜・日曜に開催されるので、2021年は2月13日14日に開催される予定でしたが中止となりました。
詳しくは、大内宿観光協会のホームページでご確認ください。
2021年 大内宿雪まつり日程(中止)
- 日時:2021年2月13日・2月14日 日没から20時頃まで
- 開催場所:福島県南会津郡下郷町大内
- TEL: 0241-68-3611(大内宿観光案内所)
以上、大内宿 雪まつりについてでした。
なお帰りには、猪苗代湖で白鳥鑑賞としぶき氷鑑賞がおすすめです。
また同じ時期に開催される会津の鶴ケ城の雪のイベント「会津絵ろうそくまつり ~ゆきほたる~」もおすすめです。
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