札幌に来て大通公園付近を歩いている時に、白い大きな馬が馬車を引いて歩いているのを見たことも多いのではないでしょうか?
現在、札幌市に住んでいますが引っ越すための家探しに来た時にその馬車を見ていつか乗ってみたい!とずっと思っていたのですが、ついに乗って来ました!
で乗った感想ですが、これ札幌市中心街を観光したい人には本当におすすめです!さっぽろテレビ塔、札幌市時計台、赤れんが庁舎と札幌中心街にある有名な名所を歩いている時とは違う角度で1度に見ることが出来る優れた観光馬車です。
札幌観光幌馬車について
札幌観光幌馬車とは、「株式会社 札幌観光幌馬車」が運営している札幌の中心街を回る観光馬車のことです、2018年から経営が変更になるそうです)。
大通公園の4丁目(大通西4丁目)を出発して、札幌市時計台、赤れんが庁舎の前を通り、約40分かけて(馬の銀太くんの休憩や名所での撮影タイムの15~20分ほどを含む)周ります。
今年2017年で40年続いている観光馬車で市街地を馬車で見て周れるのはここ札幌市だけということです。
大通公園の5丁目は札幌駅からすすきの駅までを結ぶ地下街で歩いてくる時の地下街の上にあるところなので、初めての札幌観光でも迷いにくい場所と言えます。
例年4月下旬から11月3日(土日が重なれば若干伸びる)までが営業日で冬季はお休みとなります。10時・11時・13時・14時・15時の1日5回ですが、天気・気候によっては午前だけ・午後だけということもありますし、中止になることもあります。これは馬車を引く馬の銀太くんを気遣っての対応となっています。営業しているかどうか分からない時は電話で確認するのが良いそうです。
馬車は2階建てになっています。1階は風が避けられますが、2階はオープンなので10月後半の寒くなってからだと少々寒いかもしれません。ただ2階席がやっぱりおすすめ!普段見られない高さから札幌市内を見ることが出来ますから。
札幌幌馬車の料金
札幌幌馬車の料金は、下記の通りです。
区分 | 1階席 | 2階席 |
---|---|---|
大人 | 2100円 | 2500円 |
小学生 | 1100円 | 1300円 |
幼児 | 600円 | 700円 |
2階席の方が高めになっていますが、それだけの価値ある価格だと言えます。
ばんえい馬の銀太君について
馬車を引く馬の名前は「銀太くん」、2017年で15歳になったそうです。馬の15歳は人間でいう60歳ほどということで若くはありませんが、白い大きな身体で大人しい性格で地元の人にも人気のある馬です。
馬の種類はばんえい馬という昔から北海道で重たい荷物を運ぶ時に使われてきた馬です。銀太くんは当初、ばんえい競馬の馬としてデビューしましたが大人しい性格が災いしてすぐに引退、馬肉になる運命だったのを直前に救われ、幌馬車の馬として活躍することになったそうです。馬車を引く渡部さんが馬車に乗っている時に解説してくれました。
また馬の種類としてはフランス原産のペルシュロンという馬ということで大きいものでは体重1トンを超えるそうです。世紀末覇者が乗っていそうな馬ですね。
札幌観光幌馬車のコース
さっぽろテレビ塔がよく見える大通公園の4丁目前を出発。実際のルートは下記の地図を参考にしてください。
大通公園4丁目から時計台まで
大通公園4丁目を出発してまずは、時計台前まで移動します。
時計台の前で5分ほどの休憩タイム
御者(馬車を運転している人かな?)の渡部さんに言えばここで銀太くんと一緒に写真も撮ってくれます。
大通公園4丁目から時計台までのタイムラプスムービーが下記です。15秒ほどに短縮してある動画となっています。
遅いと思っていた馬車ですが、実際に乗ってみると割りとスピードも感じられます。それに2階席だと目線が高いため、札幌市に住んでる方でも新鮮な感じで街を見られるでしょう。
時計台前から赤れんが庁舎まで
時計台で5分ほど休んだ後は、赤れんが庁舎まで向かいます。
僕が乗ったのは11月2日、ちょうどテレビの取材もあって、テレビ局の人がずっとついてきていました。
赤れんが庁舎が見えてきます。道の真ん中から高い角度で迫りくる赤れんが庁舎を見られるのはこの馬車だけだと思います。
ちょうど赤レンガ庁舎の前(と言っても赤れんがテラスの道を挟んでですが)で赤信号になったのでゆっくりと見ることが出来ました。
そして札幌駅方面へと少し進み、赤れんが庁舎の前に進みます。
赤れんが庁舎の少し手前に停車して10分くらいの休憩
希望をすれば銀太君を撫でさせてくれます。なお撫でる位置によっては銀太君も不快に思うのできちんと言われたところだけを撫でるようにしてくださいね。
そして赤レンガ庁舎の前を出発、
時計台から赤レンガ庁舎までのタイムラプスムービーが下記になります。
赤レンガ庁舎から大通公園4丁目まで
赤レンガ庁舎から出発地点である大通公園4丁目まで、最後の区間です。
札幌市の中央警察署前を通り
大通美術館の前を通り
大通公園を横切ります。
しばらく進んだところで左折をします。
正面に見えるビルとビルの連絡通路は札幌三越のものです。
そして再び大通公園4丁目に
テレビ局のクルーも撮影に一生懸命、僕も撮影に一生懸命(笑)
そして到着
赤れんが庁舎から大通公園4丁目までのタイムラプスムービーが下記のものです。
札幌幌馬車に乗った感想
札幌幌馬車は札幌で40年間運営されていて、地元の方に非常に愛されている馬車です。銀太君が通ると小さいお子さんは手を振り、大人はスマホで撮影をする光景がよく見られます。
それだけ愛されていて人気の馬と馬車ですから実際に乗ると凄く注目されているように思いますが、乗っている人を意識して見ている人は少なく、観光に集中することが出来て、本当に楽しい時間を過ごせる馬車だと思いました。
札幌に観光に来た際は是非とも乗って欲しい馬車です。運転?している渡部さんの話だと札幌市の方や観光で札幌に来られている方で乗車する方は割りと少なく、札幌に引っ越してきて銀太君を見て乗る人が実際には多いということでした。
まるで僕ですねww
札幌の観光名所であるテレビ塔、時計台、赤れんが庁舎を違う目線で見て周りたい!という方には本当におすすめの馬車です。機会があれば是非!
公式サイト
>>札幌観光幌馬車<<
札幌幌馬車の疑問点
幌馬車に乗る前に僕が疑問に思っていたことがいくつかあったのですが、実際に乗って解決したことです。
銀太君の排泄はどうしてるの?
銀太くんは馬です。排泄行為を人間のように長時間我慢することは出来ないはず。で、実際どうしているのかな?と思っていたのですが乗ってみて分かりました。
大の方だと銀太くんがしたくなった感じを渡部さんが受けるとタモを出して回収していました。
モザイクを入れてあります。
なるほど、だから道にも落ちてない訳ですね。
小の方はバケツを置いて受け止めていました。なるほど
銀太君はお昼ご飯は食べないの?
朝11時の回の後は13時、つまり12時の回はありませんが、それは休憩時間でお昼を食べているから。
美味しそうに食べています。渡部さんも一緒に腰掛けてお弁当を食べていました。銀太君だけ置いて食べに行く訳には行きませんからね。
銀太くんは夜はどこにいるの?
銀太君は夜はどこで過ごしているのかな?と思っていましたが、乗って教えてくれました。毎朝、北広島の住処から車に載せられて来ているそうです。結構大変だな~。
冬の間も北広島で過ごすそうです。
また銀太くんの体力も残り数年しか無理だろうということで、数年後に引退が決まっていますが引退後はのどかに暮らすそうです。
2017年11月5日 2017年度営業終了&渡部さん引退
2017年11月5日をもって2017年度の営業は終わりました。また経営者の交代を受けて馬車を引く渡部さんも引退ということで、多くのファンやマスコミが来ていました。
ファン?の方から花束をもらう渡部さん
そして最終日の運行に出発!
どこか淋しさを感じる銀太君。そして渡部さん、お疲れ様でした!
2018年からは渡部さんが運転?しなくなる訳ですが、札幌に来た際は是非、乗ってくださいね!
本当におすすめです。
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