10月23日、今年札幌で恐らく最初に積雪となった日、北海道でここ数年人気となった美瑛に行ってきました。
折角美瑛に行くのだから2泊していろいろと美瑛の景色を見てこようと思い温泉宿を探しているとじゃらんで1泊2食5000円(税別・2名以上で宿泊時)という格安プランを出している温泉ホテルを2つ発見。これ両方に泊まって比べてみたら面白いな、ということで実際にそれぞれの温泉ホテルに1泊ずつしてきました。
後で知ったのですが同じ系列の温泉ホテルなんですけど、結構違いがあって面白かったのでどんな違いがあったか説明していきます。
なお1泊2食付き5000円はずっと行っているプランでは無いと思うのでご了承ください。
美瑛で宿泊した温泉ホテル
今回宿泊した温泉ホテルは下記の通り
- 10月23日・湯元 白金温泉ホテル
- 10月24日・大雪山白金観光ホテル
1泊2食付きで5000円だから本当に期待せずに行ってきました。
湯元 白金温泉ホテル
人気の観光地 青い池まで車で5分くらいで到着出来る距離にある温泉ホテルです。
美瑛川のすぐ横に位置しており、ロケーション的には良いホテルです。
大雪山白金観光ホテル
白金温泉ホテルとは道を挟んですぐ近くにある温泉ホテルです。だからこのホテルからも青い池まで車で5分くらいで到着します。
ロケーション的には白金温泉ホテルには劣るものの部屋から十勝岳や美瑛岳が見渡せるようになっています。
ロケーションでの勝敗
ロケーションだけで選ぶのであれば、個人的には白金温泉ホテルがおすすめです。
ただ好みもあるので雄大な山を見たい!という方であれば白金観光ホテルの方が良いと思います。
上記は白金観光ホテルで泊まった部屋から撮影した景色です。白金温泉ホテルはあいにく川側の部屋ではなかったのであまり展望がよくありませんでしたが川側であれば下記のような風景が見られると思います。
温泉の湯質が若干異なる
てっきり同じ源泉かと思っていたら源泉が異なるため若干異なる湯質になっています。
湯元 白金温泉ホテル
白金温泉ホテルは褐色の鉄臭のする温泉
鉄の匂い(血の匂いに近い)が苦手な方だとちょっとキツイ温泉かもしれません。うちの奥さんは金属アレルギーなのであまり好きな温泉では無いと言っていましたが、僕は気にならないだけでなく結構好きな湯質です。
大雪山白金観光ホテル
白金観光ホテルの温泉は透明感のある褐色のお湯で鉄臭は無く、白金温泉ホテルよりも優しい感じのする温泉になっていました。
肌が弱い人や金属アレルギーな人はこちらの温泉の方が良いかもしれませんが、癖の強い温泉が好きな人だと物足りないかもしれません。
湯質の勝敗
これは完全に好みの問題なのでどちらが上ということもありません。また褐色が濃い方が良い温泉とも限りません。濃い褐色の温泉でもポンプを変更してフィルターを良いものに変更すると薄い褐色になったりほぼ透明なお湯になったりすることもあるので一概には色だけでは何とも言えませんし。
ただ癖の強い温泉が好きな人は白金温泉ホテル、さっぱりしたお湯で金属臭が苦手な人は白金観光ホテルが良いといえるでしょう。
なお温泉はいろいろな理由で突然湯質が変化することがありますので、その点は理解してください。
温泉の雰囲気や男女入れ替えについて
温泉からの景観や雰囲気も結構重要なポイントですよね。また夜と朝で男女の浴室が入れ替わって両方入れるのが良いということもあります。
湯元 白金温泉ホテルの温泉
白金温泉ホテルは男女の浴室の入れ替えがありません。理由は奥さんから聞きました。女湯から立って乗り出すと男湯が見えてしまうそうです。つまり入れ替えると女湯が見えてしまうから。
これは地方の温泉宿やホテルだと割りとある話でこういう状況だと致し方ないかな?と。
上記は男湯の内湯、結構広く10人以上は余裕で入れます。沸かし湯だけもあるのですがこの日はボイラーの不調のためお湯がはられていませんでした。もっとも沸かし湯に興味が無いのでなくても僕の場合全く気になりませんが。
夜はこんな感じ。少しくらい照明で落ち着いて入れます。
開放感のある作りで結構好きな露天風呂です。ただ内湯から露天風呂までちょっと距離があり冬だと凍えます。
夜は夜で雰囲気のある良い露天風呂です。ただ女湯は男湯に比べて露天風呂は狭いそうです。
大雪山白金観光ホテルの温泉
白金観光ホテルは朝と夜で男女の入れ替えがあります。両方を楽しみたい人には良いと思います。
この日、夜に入った方は広くて10人以上が余裕で入れる広さの内湯でした。
露天風呂は縦長(横長?)で真ん中で区切られていて熱めのお湯とぬるめのお湯になっているのが良いところ。
朝に入った方の内湯は夜に入った方と比べるとやや狭く10人くらいでいっぱいかな?という感じの大きさでした。
露天風呂は夜に入った方よりも広く、横長度(縦長度)が更に大きくなっています。こちらもぬる湯と熱湯とあって良い感じです。
木々が見えて森林浴気分で味わえます。
温泉の雰囲気の勝敗
これも好みによりますが、露天風呂は白金温泉ホテルの方が個人的には好みでおすすめです。男女入れ替えで両方の湯船を楽しめる白金観光ホテルも良いのですが、開放感が白金温泉ホテルの方があって露天風呂を楽しめるように思います。ただ女性だと落ち着いて入れるのは男湯も見えない白金観光ホテルの方が良いかもしれません。
食事内容
1泊2食付きで5000円ですから食事には全く期待していませんでしたが、それにしては良い食事内容でした。なお共に食事会場でいただきます。
白金温泉ホテルの食事
白金温泉ホテルの夕食は上記の通り。1泊2食付きで5000円だからと期待していませんでしたがお刺身もあり、天ぷらもあり、鍋もあり、茶碗蒸しもありと1泊2食付き1万円でもおかしくない内容の食事です。
お刺身はサーモンと甘エビとタコ
もずく酢
茶碗蒸し
餡かけ饅頭(甘くない方の)
焼き魚
天ぷらはエビが2本ついています。
鍋
これだけついていて大満足。天ぷらも冷めていませんでした。
ただ座敷なので座るのが苦手な高齢者には不向きかもしれません。
1万円以上のプランの場合はテーブル席になるようです。
朝食はバイキング形式でどのプランでも共通のようでした。
パイナップル以外、派手さはありませんが普通のバイキング形式の朝食で満足です。
大雪山白金観光ホテルの食事
白金観光ホテルの食事も1泊2食5000円にしては良いものの、白金温泉ホテルの食事よりは劣る感じでした。
鍋は肉の量はこちらの方が多かったのですがそれ以外は・・・
天ぷらあ冷めていました。
お刺身はタコの代わりにしめ鯖
茶碗蒸しは変わらず
蕎麦もついてきていました。
朝食はこちらもバイキング形式です。
朝食に関しては白金温泉ホテルと遜色ありませんでした。
食事の勝敗
既に書いている通り、夕食が白金温泉ホテルが値段の割に非常によくて食事に関しては完全に白金温泉ホテルの勝ちです。これは奥さんも同意見。
食事を優先するなら白金温泉ホテルです。
部屋の良さ
泊まった感じとして建物は白金温泉ホテルの方が新しく感じました。
湯元 白金温泉ホテルの部屋
部屋は確か8畳くらいで2人で泊まる分には十分な広さ。掃除も行き届いておりトイレとバスが分かれているのも良かったです。トイレもウォシュレット付きでした。
ただ1泊2食のプランは本来別館に宿泊ですがこの日は本館に宿泊になったのでひょっとしたら宿泊する時によっては違う部屋になるかもしれません。
大雪山白金観光ホテルの部屋
部屋は同じ8畳くらいでした。ただこちらの方が古く照明も暗い感じに思いました。
トイレ・バスはユニットで少し狭く、ウォシュレットもありませんでした。
この時期、便座が冷たいのはちょっときついです。
部屋の勝敗
完全に白金温泉ホテルの方が上です。
それと白金観光ホテルはウォーターハンマー現象で結構うるさいです。
致し方ないことですが、白金温泉ホテルは特にウォーターハンマー現象もなく静かで眠りやすかったです。
接客について
これは最初から結論を書くと、白金温泉ホテルの方が優れていました。理由は白金観光ホテルの部屋までの案内係の女性が未だかつて無いくらいに無愛想なんです。いくら安いプランでもこれは無いというくらいに無愛想でびっくりしました。
宿泊するなら白金温泉ホテルがおすすめ
結論から書くと宿泊するなら白金温泉ホテルがおすすめです。もちろん白金観光ホテルにも良さはありますが1泊だけなら白金温泉ホテルの方が良い想い出になると思います。これは奥さんも同意見で特に食事と部屋と接客は白金温泉ホテルの方がよくて、また泊まりに来ても良いねという話になりました。
以上、美瑛の白金温泉、2箇所に宿泊した比較でした。
なお共にじゃらんで予約しています。
コメント
1コ前でコメントしてたぽん酢です。
よかったら ニセコのグリーンリーフおススメです。
全館禁煙になってしまったけど。
スキーは嫌いだけど、
「朝メシ食うために泊まりたい」と言って
「朝飯食うために3万も使うかよ」(交通費込)と言われて再訪できてませんが、
特に目立っていいところというより、
プラマイでいい印象が残る宿です。
景色もいいし。
観光特化してるから、人当たりはいいと思われます。
ぽん酢さん、コメントありがとうございます。
グリーンリーフ(ザ・グリーンリーフニセコビレッジ)のサイト、見てきました。
落ち着いて良さそうなところですね。
機会があれば泊まりたいと思います。
情報ありがとうございました。