坂道の上からまっすぐに伸びる道が好きな鈴木です。
北海道で坂道と言えば函館や小樽、もしくは斜里町にある「天に続く道」のようにまっすぐに続く道が人気ですが、札幌には坂道で観光ガイドに掲載されるようなところはほぼありません。
でも、札幌で坂道のスポットで紹介するとしたら「かつら坂」
札幌の人でもこの近くに住んでいないと知らない人の方が多いのですが、札幌観光に来た時に時間があれば是非立ち寄って欲しい場所です。
山の手1条通り・かつら坂について
山の手1条通り・かつら坂をGoogle Mapで検索しても出てきません。
それだけ無名な場所です。
北海道神宮の北側を通る「北1条・宮の沢通(北1条通)」を北西に走っていくと札幌市中央区から札幌市西区に入りますが、中央区と西区の境目となっているのが「山の手一条通り」であり、かつら坂です。
上記の看板が信号機の近くに設置してあって、この道が西区と中央区を分けているんだな~というのがわかるところです。
この山の手1条通りと北1条通をの交差点から見たかつら坂が上記の写真、ゆるい坂に見えますが、実際に通ってみると意外と急な坂道であることがわかります。
坂を上り始めるとすぐにお寺があります。浄国寺というお寺で昭和8年(1933年)に創建されたそうです。
このお寺の塀を横にずっと上がっていきます。約400メートルある坂道で、メタボな僕にはかなり疲れる坂道です。
でも、こんな坂道、日本でちょっと坂道の多い街なら、どこにでもあると思いますよね。
そう、これくらいの坂なら少し探せば見つかります。
でも坂道の一番上から見ると少し違うんです。
かつら坂の一番上から見る札幌の景色
ぜ~は~ぜ~は~しながら、長い坂道を上り終えて振り返った時の景色がこちら
約1.7km続く道が一望出来るようになっています。
1.7kmくらいまっすぐな道というのは日本中にはいくつもありますが、その道をすべて見渡せるところというのは、中々ありません。
もちろん天に続く道・パノラマロード江差・ジェットコースターの道のようにもっと長く見渡せる場所は北海道にはいくつかありますが、札幌だとここくらいしかありません。
上記3スポットの坂道に比べればスケールは小さいものの、北海道以外だと中々無い坂道ではないでしょうか?
前回訪れた時は8月で坂道を上る時に滝のような汗をかいたのは懐かしくも無い想い出
冬はどうなんだろう?思って先日、見てきました。
冬は冬でまた異なる景色に見えるのが面白いところです。
もっと雪が積もった直後に行けばまた違う景色になるでしょう。でも、坂道を上り切る自信がありません(苦笑)。
でも夏場だと遥か遠くに見える山は見えないのですが、冬だと晴れていればかなり遠くの山まで見渡せるようになります。
ちょっと行ってみたいと思うのではないでしょうか?
というか思ってくれると嬉しいです。
かつら坂の詳細とアクセス方法
Google Mapにも登録されていない道でしたが、先程登録申請したら登録されていました。
- 住所:〒063-0001 北海道札幌市西区山の手1条13
- 電話番号:なし
- 営業時間:24時間
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:9 485 617*04
かつら坂へのアクセス方法
車で行くのが便利な場所なのですが、住宅街であり道幅もそれほど広く無いので、公共交通機関で行かれることをおすすめします。
特に冬場だと札幌の坂道に慣れた人でなければ非常に危険な坂道なのでレンタカーで行くなんてことは無いようにしてください。
公共交通機関の場合、地下鉄東西線「西28丁目駅」からJR北海道バス「循環 西20」もしくは「循環 西21」のバスに乗車、「宮の森4条10丁目」バス停で下車。
かつら坂まではバス停から徒歩1分弱ですが、かつら坂の一番上までは坂道で約400メートル、徒歩7~10分ほどの距離となっています。
バスは循環バスのため、「循環 西20」「循環 西21」のどちらのバスに乗ってもたどり着くので、早く来たバスに乗車しても大丈夫です。
かつら坂へ行くのなら、大倉山展望台経由で
もっともかつら坂に何かあるか?と言われると景色しか無いですし、北海道の有名な坂道と比べてしまうと正直なところ、見劣りします。
でも札幌の有名な観光スポットである大倉山展望台から夏場なら徒歩15分くらいでたどり着けます。
坂道の下りで行けるので、それほどきつくもありません。
今回、冬場にかつら坂から大倉山展望台まで歩いてみましたが、それほど大変ではありませんでした。下り坂だけの大倉山展望台からなら、より楽だと思います。
かつら坂を下ったところの交差点に「BARNES」という札幌でも人気のソフトクリーム屋さんがあるので、夏場ならそこで休憩してバスに乗って北海道神宮へ行くというのもおすすめです。
以上、かつら坂についてでした。
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