我が家の愛車のカーナビがお亡くなりになりました。正確にはHDDカーナビのHDDがお亡くなりに。でも遠出をする時はカーナビが便利。修理に出すか悩んだのですが、Androidタブレットをカーナビの代わりに使えないかな?ということで試してみました。
結果は、これは良い!!カーナビの代わりに見事に使えるようになりました。ただし問題点もあったので良かった点、悪かった点を含めて紹介していきます。
カーナビ代わりに使ったタブレットはASUS ZenPad8.0
今回使ったタブレットは、ASUSのZenPad8.0(Z380KL)という8インチサイズのタブレットです。SIMフリーのタブレットで格安SIMを入れて使っています。なおSIMフリーのタブレットでも音声通話機能を持っているのでファブレットというかスマホというか、そういう使い方も出来るタブレットです。
ASUS タブレット ZenPad8 Z380KL ブラック Android / 8inch / Qualcomm Snapdragon / 1GB / 8GB / LTE対応 ...
このタブレットのレビューは僕が別に運営しているガジェット専門のブログに書いているので良ければ見てください。
>>ASUS ZenPad8.0(Z380KL)の開封の儀と使った感想&レビュー、SIMカードの入れ方
このタブレットには、U-mobileのUSEN MUSIC SIMというデータ容量無制限のSIMカードを入れています。
U-mobileのUSEN MUSIC SIMはdocomo回線を使っていてデータ容量無制限で使える格安SIMです。
通信速度は速い!とは言えないけどSNSをしたり、今回のようにカーナビとして使う分には全く問題ありません。
音楽も聴き放題になるので、車の中でいろんな音楽を聴きたい方にはおすすめです。
タブレットの固定に使ったタブレットホルダー「EC-151」
タブレットをカーナビとして使う上で車に固定するためにはタブレットホルダーが必要になります。amazonで見てみるといろいろなものが出てくるのですが実際に試してみないと分からないということで安いものをまずは購入して試すことにしました。
それが「星光産業 タブレットホルダー EC-151」というものです。
1700円ほどで購入出来ます。
8インチまでのタブレットに対応しているということで選びました。
アーム部分、可動部が3箇所あるのでいろいろな角度に調整することが出来ます。
アームを固定するための台座。裏面に3M製の強力な両面テープがついています。
こちらがタブレットを挟むためのホルダーとなります。
タブレットをカーナビとして使うためのタブレットホルダーの取り付け方
特に難しいものではなく説明書通りに行っていけば誰でも取付けられます。と書いては不親切なので写真付きで紹介していきます。
説明書はこんな感じです。
取付けについての注意事項も含めてきちんと描かれています。
説明書にも書かれていますがもう少し写真付きで紹介します。
まずは台座を車に取付けます。この時にタブレットがどこに来ると見やすいのか、どこに来ると前が見辛くなって危険かをきちんと考えて位置を決定します。また取り付ける前にきちんと設置するとこを綺麗に拭いておきます。今回は台所洗剤を少しだけつけて拭いた後に水拭きして洗剤が残らないようにして更に乾拭きをしました。
きちんと拭かないと手で触った時の油脂が残っていたりホコリが残っていたり、綺麗に貼りつかないのでここが一番重要なところです。しっかりと拭いてから取付けてください。
続いてアームとタブレットホルダーを取り付ける際、ホルダー側にアームをはめ込むのですが少しきついので結構力を込めてはめ込む必要性があります。プラスティック部分が割れるんじゃないかと不安に思うかもしれませんが、割れるようには当然作ってないので大丈夫です。
あとはアームを台座に固定して完成!10分もかからずに設置完了です。
設置して早速片道1時間くらいのドライブに出かけてきましたが外れることなく、特にカタカタと揺れることなく使えました。
カーナビアプリはナビタイム ドライブサポーター
タブレットをカーナビとして使う場合、当然カーナビアプリが必要になります。Google Mapでも大丈夫なのですが、Google Mapって結構重いんですよ、データを沢山使うというか。そこで今回はカーナビアプリで定評のあるナビタイムのドライブサポーターを使うことにしました。
月額300円(税別)の費用がかかりますが、2ヶ月間の無料試用期間があります。
カーナビの地図はどんどん古くなっていきますが、このアプリの地図は常に最新版となるというメリットがあります。
タブレットをカーナビにして実際に使ってみた感想
実際にアプリ「ドライブサポーター」をインストールしてドライブに出かけてきました。片道1時間くらい、距離にして25kmほど離れた場所へです。
途中、上記の写真のように上に高速道路がある道路を通りました。するとGPSがへっぽこなのか全然違うところを案内することも。これはアプリが問題なのではなく、タブレット側のGPS機能に依存することなので致し方ないかなと。上に何も無い道ではきちんと案内をしてくれました。
タブレットなので当然画面を触って操作しますが、地図上で簡単に目的地を選択出来るので非常に便利です。こればかりはカーナビのタッチパネル式のものよりも使いやすいと思いました。
また「ドライブサポーター」は音声案内が素晴らしい!
目的地をセットすると予想到着時間を音声案内してくれるカーナビはいくらでもありますが、面白いのが目的地の到着予想時間の天気予報まで案内してくれること。他にも全てのガソリンスタンドではありませんが、ガソリンスタンドのレギュラーガソリンの価格まで表示してくれます。
高速道路でも問題なし
高速道路でも地図表示が遅れるということは一切なく、常に現在地を示していて使うことが出来ました。
またタブレットでインターネットに繋がっているということはすぐにいろいろな情報を呼び出せるということ。遠出をして飲食店情報を調べたりそんなこともタブレットなら出来ます。カーナビだと購入直後は出来るかもしれませんが情報が古くなるので結局1年後には役立たないデータになってしまうこともありますから。
カーナビに使ったタブレットのデータ使用量
格安SIMだとデータ使用量が気になるところだと思います。概ね1時間で7MBくらいのデータを使いました。
今回は片道25kmほど往復で50kmで時間にして2時間弱ほど。一般道で向かいましたが使ったデータ容量は13.4MBほどとなっています。2時間弱で13.4MBなので1時間7MBくらいかなと。
10時間としても70MBくらいになると思いますのでそれほどデータを消費する訳ではありませんでした。
USEN MUSIC SIMなら音楽も聞けてデータ容量も気にせず使える
先にも書きましたがタブレットに入れているSIMカードはユーモバイルのUSEN MUSIC SIMというものです。音声通話SIMで更にUSENのチャンネルのほとんどを聞くことが出来る格安SIMです。更にデータ容量無制限。
なので最新の音楽を聞きたいという方にも非常におすすめです。音声入力端子のあるカーナビならタブレットとカーナビを繋げて高音質で音楽を聞くことも可能になります。
また走っている時に誰から電話がかかってきたのかも確認出来るので、Bluetoothの通話対応のイヤホンをしていればそのままワンタッチで通話しながら運転も可能になります。
何よりもデータ容量無制限なので気にせずカーナビアプリを使っていられる点は安心です。
なお、以前USEN MUSIC SIMは高速道路でも音切れすることなく使えるか試したことがあるのですが、音切れすることなく使えました。時速100kmでもきちんとデータ通信は出来るしデータ通信速度も安定してます。
なおUSEN MUSIC SIMはドコモ回線を使った格安SIMですが、データ容量無制限のSIMカードの中では僕の経験上、データ通信速度はもっとも速く安定しています。
ドコモ回線の格安SIMなので通信エリアの面積カバー率はかなり高くなっていて車で普段走るところならまず問題なく使えると思います。
タブレットをカーナビ使用時の問題点はバッテリーの消耗
ASUSのZenPad8.0を使う上でメリットしか無いように思ったのですが1つだけ欠点がありました。それはバッテリーの消耗が激しいこと。
GPS機能を常に使い画面もONの状態で常に走り続ける訳ですからバッテリーの消耗はかなり早いです。ポケモンGOをしている方は多いと思いますが同じくらいバッテリーを消耗します。でも解決方法はあります。ポケモンGOの場合は携帯性を優先するため、また充電に必要なコンセントが無いためモバイルバッテリーを使うことになりますが、カーナビは車で使います。ということはシガーソケットがあるということ。
シガーソケット用のバッテリーチャージャーを購入すれば問題ありません。
例えばこんなもの
Anker PowerDrive Speed 2 (Quick Charge 3.0 & Power IQ対応 39W 2ポート カーチャージャー) 【Quick Char...
僕の場合、USBだけだと不安なのでコンセントタイプのものを使っています。
デジカメとかにも充電することがあるのでコンセントタイプのものを使っていますが、スマホやタブレットのみということであればUSBタイプのものだけで良いかもしれませんね。
カーナビが壊れたら、タブレットをカーナビにしよう
カーナビが壊れた場合、Androidタブレットをカーナビとして使えるか?
結論、使えます!
もちろんカーナビが故障した場合、修理に出す・新しいものに交換するという選択肢はあります。でもあと1年くらいで車を買い換えるというのであれば有償修理の場合であればタブレットをカーナビとして使うというのが良いのではないでしょうか?
今回僕も最初はカーナビを買い換えようと思ったのですが、今の車は予定ではあと1年で買い換えるのでカーナビを購入するまでも無いと思ったのでタブレットをカーナビにすることにしました。
タブレットがカーナビになるか考えている方の参考になれば幸いです。
以下、追記
事前に自宅で目的地を登録出来るのも便利
これを書いている30分後から4泊5日の旅行に行くのですが、カーナビに複数の目的地を登録するのって結構な手間ですよね。車の中で登録するのが面倒臭い。
でもタブレットなら車から持ってきて目的地を自宅でゆっくりと登録出来るのが便利です!いろいろな設定を行う上で車の中ではなく自宅のパソコンの前に座って検索しながら行きたいところをタブレットに登録していくと自分だけの目的地集や行きたいところマップも出来上がる訳です。
この作業、意外と楽しい
カーナビを自宅に持ち込めれば楽だろうな~と思ったことがある方もいると思います。僕が以前そうでしたから。それが出来るタブレットでカーナビは非常に便利です。
コメント