ほぼ毎朝、札幌・大通公園に散歩に行っている鈴木です。
大通公園に行くといつも見かけるのが、スズメ・鳩、そしてカラスです。
忌み嫌われるカラス、よく見るとつぶらな瞳が可愛い時もあるのですが、ネットで「札幌 お大通公園 カラス」等で検索するとカラスに襲われた!という情報が割とあるのですが、まだ一度も襲われたことはありません。
年間で300日以上大通公園に訪れて1度もカラスに襲われたことの無い僕が大通公園のカラスについて説明します。
大通公園ではカラスに襲われる?
大通公園でカラスが人を襲ったというのは調べてみるとわかりますが事実です。
実際に僕自身は威嚇はされたことはありますし、実際に人に突撃していくカラスは何度か見たことがあります。
ただ威嚇したり人を襲うのって時期が決まっています。
例年、早い時期で5月下旬くらいから、通常で6月から7月中旬くらいまでです。
この時期はカラスの繁殖期から雛が巣から飛び立つ時期でカラスが非常に神経質になっている時期だから人を襲います。
カラスの雛が巣から飛び立つ時期になるとまだ上手く飛べない雛が地面に落ちてヨチヨチ歩きをしているそうなのですが、その時に雛の近くを通ると攻撃的になると言われています。
カラスの爪は割と鋭く、雛に近づくとこの爪で頭を掴みに来ることも。
実際に、頭を攻撃されている人(男性)を見かけたことは1度だけ6月にあります。
知らずに近づいてしまったんでしょうね。
だから、この5月中旬くらいから7月中旬くらいの間、巣があるであろう木の下に近づかなければ、滅多に襲われることはありません。
参考までに札幌市が出しているカラスに関する広報誌のPDFがあるので1度読んでおくと勉強になります。
大通公園にいるカラスは2種類
大通公園にいるカラスは2種類です。
ハシブトガラスとハシボソガラスです。
身体が大きくクチバシが大きいのがハシブトガラスで、身体が少し小さくクチバシが細いのがハシボソガラスですが、少し見ただけだとわかりません。
写真はハシブトガラスです。
おでこが出ているのもハシブトガラスの特徴なのですが、大通公園にいるほとんどのカラスはハシブトガラスのように思います。
本来街中に住むのがハシブトガラス、田園地帯や山の近くに住むのがハシボソガラスということですが、札幌は山や田園が街に近いため、両方のカラスが大通公園には住んでいるそうです。
ひょっとしたら上記の写真のカラスはおでこがスラっとしているのでハシボソガラスかもしれませんが、見分けが今ひとつつかないんですよね。
鳴き声も違うようなのですが、なんか一緒のようにも聞こえます。
足環のついたカラス
先日、大通公園のベンチに腰掛けてカラスを見ていたのですが、超望遠ズームのついたカメラで撮影していたら、足環のついたカラスを見かけました。
足首を見ると赤い足環がついています。
もっとズームにして更にトリミングして見てみるとC92と記されているのがわかります。
ネットで調べてみたのですが、どこの団体がつけたものか判明せず。
東海大学が以前札幌及び北広島市で足環をカラスにつけたことは見つけたのですが、足環の種類が違うようです。
人を恐れない大通公園のカラス
ベンチに座ってカラスを撮影していたら、ベンチの横にカラスが止まることもよくある話で、本当に人間を恐れていないんですよね、カラスって。
実際にカラスを撮影していたらベンチの横に止まりました。
爪が本当に凶悪な印象ですが、鳥ってどれもこんな感じなんですよね。
ただたまに観測しているとそれなりに愛着が湧いてくるから面白いものです。
クチバシに食べカスを大量につけて澄ました顔をしているカラスを見ると最近は、少し可愛いと思うようになりました。
札幌の大通公園に来て時間があるのなら、カラスウォッチングもおすすめです。いや本当に暇なら。
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