小樽は好きでここ最近は1ヶ月に1回は訪れている鈴木です。
小樽にはもう20回近く訪れていましたが、ずっと見忘れていた小樽市鰊御殿をようやく見学してきました。
岬の上に建つ小樽市鰊御殿からの景色は素晴らしく、見学も出来てる建物内は歴史を感じさせてくれる作りで1度は訪れて欲しい観光スポットです。
特に2階の客間の雰囲気と風景は一見の価値あり!
写真を多めに小樽市鰊御殿を紹介していきます。
小樽市鰊御殿の外観と風景
まずは小樽市鰊御殿までの風景、小樽市鰊御殿からの風景、外観を見てください。
小樽市鰊御殿のアプローチ
小樽駅方面から小樽市鰊御殿のある祝津に来た時に見える鰊御殿とその上に建つ日和山灯台、晴れた日には美しい建物と赤と白の灯台が美しく見えます。
まっすぐ進むと行き止まりのようになっていますが、左折することが出来ますが、非常に細い道で車同士はすれ違えないので車が来ていないことを確認して進むようにして下さい。
坂道を少し上っていくと鰊御殿が綺麗に見えてきます。
途中まで上ると駐車場がありますが、土日だと満車で停められないこともあります。
その場合は、おたる水族館の駐車場に駐車して歩いてくるようになります。おたる水族館の駐車場は普通車で1日600円です。
この駐車場付近からの景色が下記の写真の通り
札幌市方面に続く山々が綺麗に見られるスポットになっています。
なおここで反対側も絶対に見逃さないように。
おたる水族館の海獣ショーのコーナーが一望出来ます。
美しい積丹ブルーの海が広がっています。
高倍率の望遠ズームがついたデジカメならトド等の海獣を撮影することも出来ます。
実際に高倍率のデジカメで撮影したトド
ペンギンも見られました。
いつまでも水族館を見ていたいのですが、今日の目的は鰊御殿、先へと進みます。
なお小樽駅から鰊御殿までは約6km、歩いてくるのにはきつい距離ですが、小樽駅付近で電動アシストサイクルを借りてここまで来る人も割といます。
電動アシストサイクルで来る場合、30分もかからずに来れる距離であり、途中小樽運河を見たり、小樽市総合博物館等の観光スポットもあるので、天気が良い日なら電動アシストサイクルを借りて来るのもおすすめです。
鰊御殿の目の前まで来るとY字に分かれていますが、まずは右側へ。
この辺りから振り返ると赤岩峠と呼ばれる山とその下に建つホテルノイシュロス小樽が見えます。
鰊御殿の前を通っていくと少し道から外れたところに記念碑があります。
この記念碑の前からの風景も美しいんです!
小樽の海が目の前に開けます。
水富稲荷神社と小樽の海の絶景
記念碑の後ろには鳥居が見えます。
水富稲荷神社です。
小祠があるので、ここで参拝をするのも良いのではないでしょうか?
そしてこの小祠の後ろからの景色が素晴らしいんです。
柵があるので柵から出ないように前に進みます。
積丹ブルーの海が広がります。
少し下がって左側を見ると断崖絶壁の風景が見られます。
凄く海が澄んでいて海中まで見ることが出来ました。
岩場はあまり大きく見えませんが実はかなり大きいです。写真の左側に釣りをしている人がいるのがわかるでしょうか?
人と比べると割と大きな岩場だということがわかります。
でも、釣り人はどうやってあそこまで行ったのか不思議なんですけどね。立入り禁止のはずだから。
なお神社の鳥居の横にも記念碑があります。
鰊御殿由来記と書かれていて、どういう経緯でここに鰊御殿があるのか説明されています。
ではいよいよ鰊御殿の中へ
小樽市鰊御殿の内部
虫に食われたのか?沢山の穴があいている「鰊御殿」と刻まれた看板があるところが入口ではなく、その横にあるもう1つが入口です。
上記の扉をゆっくりと開けて中へと入ります。
中に入ると圧倒的な天井の高さと歴史を感じられる内部で一瞬、驚きます。
中に入るとすぐ左側(上記写真だと右側)に受付があるので入場料を支払います。
- 大人:300円
- 高校生:150円
- 小中学生:無料
となっています。
受付にはこんな宣伝が!
ゴールデンカムイに登場したことで、聖地巡礼と訪れる人も多いようです。
もちろん僕は全巻持っています。
受付の隣のスペースではお土産も販売されています。
入って右側にあるとても広いスペース、The 日本家屋という感じのスペースで、夏に訪れた祖母の家を思い出させてくれました。もちろんこんなに広くは無いのですが。
ちょうど日本遺産認定記念パネル展が実施されていました。
鰊御殿がある日和山が登録されています。
昔の姿を再現したように作られていて明治・大正時代の歴史を振り返られるようになっています。
こういう日本家屋って本当に落ち着けるので好きなんですよね。
昔の衣装を借りて記念撮影も出来るようになっていました。
2階に上がれるように急な階段があったので上ってみることに。
階段は急なのでゆっくりと上ってください。天井も低いので身長の高い人だと頭をぶつけるかもしれないので注意してください。
そして上がってみると広い客間が。
ここに泊まれたら良いな~って思いながらしばらく風景を楽しんでいました。
窓から外を見ると、こんな風景が広がっています。
ここでゆっくりと海を見ながら過ごすのも良さそうです。
再び1階へ降りてきて反対側を見学
ニシン漁で使われいた道具や当時の写真も展示されています。
当時のニシン漁を描いた絵も展示されていました。
天井にも目を向けてください。梁(はり)が美しくはられた天井は日本の伝統家屋そのものです。
小樽市鰊御殿について
ここまで鰊御殿からの風景や内部を見てもらいましたが、鰊御殿とは何か?と言えばニシン漁の元締めが建てた屋敷で、ニシン漁で雇われた人々とともに生活していました。
ただし雇われた人はとても狭い部屋で雑魚寝のように寝ていたそうです。
1人1畳にも満たないところで寝て最大で120人がこの鰊御殿で暮らしていたとか。
ただしこの建物はここで建てられた訳ではなく、積丹の泊村というところで1891年(明治24年)から7年かけて建築されたそうで、それを1958年(昭和30年)に移築復元したそうです。
移築後、小樽市に寄贈され1960年(昭和35年)に北海道有形文化財鰊漁場建築として指定されました。
元々、泊村でこの建物を建てたのは青森県からの移住者であった田中福松さんというかたということです。
明治から大正にかけて北海道の日本海側はニシン漁でとても活気づいていたそうで、小樽だけでなく留萌にかけて鰊御殿と呼ばれる建物は複数存在しています。
中でも小平町にある旧花田家番屋は有名で、国の登録有形文化財にも指定されています。
小樽市鰊御殿の詳細とアクセス方法・行き方
- 住所:〒047-0047 北海道小樽市祝津3丁目228
- 電話番号:0134-22-1038
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:9:00~17:00(10月中旬からは16時まで)
- 定休日:冬季は閉鎖(概ね11月下旬から4月上旬まで)
- 入場料:大人300円・高校生150円、中学生以下は無料
- 駐車場:あり(ただし5~6台程度)
- マップコード:493 842 219*64
- 公式サイト:小樽市 小樽市鰊御殿
小樽市鰊御殿へのアクセス方法・行き方
小樽駅から中央バス「おたる水族館行き」に乗車、終点の1つ手前「祝津」で降りて徒歩7分くらい
もしくは小樽海上観光船「あおばと」で祝津港で降りて徒歩15分くらい
小樽海上観光船「あおばと」については下記記事をご覧ください。
本文にも書いていますが、晴れていれば小樽駅付近のレンタサイクルで電動アシストサイクルを借りてここまで来るというのもおすすめです。
レンタサイクルはじゃらんでも予約出来ます。
小樽駅前で借りる場合、割引はありませんが、じゃらんで借りればポイントがつく分お得です。
予約の前にお得なクーポンが無いかチェックしてくださいね。
以上、小樽鰊御殿についてでした。
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